337話 他の戦艦の船体比率は?(1925照和)
密かに赤城の全幅も増やして安定度を増そうと思っている宇垣昌弘だったが、こんな疑問が出てきた。
『大丈夫だとは思うが、他の戦艦の全長と全幅の比率は大丈夫かな?』
と、、、
主砲発射時の命中率とか、色々と考えると、ちょっと確認したくなります。
特に金剛は巡洋戦艦だし。
まず、金剛級ですが、
全長は214.6m、最大幅は28.04mです。
主機はパーソンズ式タービン2基4軸 64,000馬力だったのが、すでに宇垣製タービンになり倍の出力になっています。おそらく13万馬力。
この金剛級ですが、コピーして全長222m、最大幅35mにして試作してみた結果、安定性がかなり高くなりコア達に聞いてみると凄く好評でした。
ものすごく小回りできるゴーレム戦艦には凄く相性が良いようです。
そして、舷側に機銃をずらっと並べる事もできますし。
これは幅広くした方が良さそうですね。
ロンドンでの軍縮条約でどうなるのか
様子見ですが、近代化改装といいつつ、大幅に魔改造しちゃいましょうか。
そして扶桑級ですが、基準排水量は29326〜29330トン。
全長は205.13mが近代化改装で212.75mに史実では増えました。
最大幅は28.65mが近代化改装にて33.8mに増えています。(史実)
現在は近代化改装前なので、あの極端に高い艦橋ではないです。
でも扶桑って近代化改装を終えた1年後に、また予算をかけて第二次近代化改装しているんですよね。
いや、バルジを取り付けたり、装甲を強化したり必要な事をやってはいるんですけど、、、
でも、頭上から落ちてくる250Kg爆弾にすら弱く不安を抱えていたと言います。
もう航空機の時代になった大東亜戦争には使えない戦艦と言われています。
この世界の扶桑は宇垣のおかげで馬力は倍増以上。
速力は軽く28ノットが出せますし、
装甲も材質が扶桑鋼なので格段に高くなってます。
(あれ?使える戦艦に改造しちゃった。、、、)
でも、新型戦艦が完成したらバトンを渡す方が良さそうですね。
伊勢型は扶桑に比べてずっと良いと言われていますが、やはり新型にバトンを渡しますか。
出来の悪い戦艦って資材や予算を食い潰してリソースを奪うってだけでダメダメなんですよね。
改装後に良い空母になった加賀みたいになってくれればお金をかけた価値も出てくるんですけど。
まぁ、訓練用の戦艦と思う事にしますか。
完成当初は世界初の3万トンオーバー戦艦って事で記録にもなりましたし。
扶桑は艦形及び舵の配置に不適切な点があったようで、操艦は日本戦艦で最も難しいとされ、直進を維持するだけで一苦労とも言われていました。
前進一杯から急転舵すると180度旋回したあたりで行き足が止まったという証言も残されています。
扶桑の主砲には金剛型の毘式36cm連装砲を参考に、国内で新たに設計・生産された四十一式36cm砲(45口径)が採用されていますが、金剛型に搭載された毘式は俯仰角-3度〜+33度、仰角20度までの自由装填方式でしたが、
扶桑級では仰角5度の固定角装填形式を採用していまして、固定装填方式は発射速度が自由装填方式よりも速い上に砲塔内の防炎対策が容易で防御上有利という利点が存在しましたが、
その一方で構造が複雑となった為故障が頻発しており、固定装填方式の優位性は無いと考えられ伊勢型では再び自由装填方式に戻されています。
また、当時日本戦艦で採用されていた英国式の水圧復座方式の駐退機では、力量不足のため一斉打方(いわゆる斉射)を行った際に砲が元の位置に戻るまでの復座時間が長くなり、発射速度が大幅に低下するという問題がありました。
このために当時の日本海軍では交互打方を基本とし、後に空気式の駐退機が導入され復座時間の問題が解決するまで続いています。
これらの欠陥はゴーレム化や宇垣改装によって解決していますが、ゴーレムコアの評判では扶桑は1番できが悪いと
悪評でした。
『扶桑は解体して長門をもう1隻作ってよ。』と宇垣昌弘は扶桑ちゃんから散々言われる事になります。
『扶桑より近江や美濃や薩摩の方が良かった。』
『こんな船じゃ戦えない。』
『なんで直進するのが難しいのさ!』
とも扶桑ちゃんは言っていました。
そして、『古鷹ちゃん戦艦の方がいいだろ? 僕の扶桑を譲ってあげるよ。
交換しよ?』
と念話で話しかけて嫌がられる始末、、、
そして扶桑のゴーレムコアちゃんは自分で改造を始めて、船体の歪みを矯正し、舵の形を変化させ、まぁまぁ操縦し易い戦艦になる事に成功します。
扶桑ちゃんは山城の矯正も請け合い山城も操艦し易い戦艦に改造してみんなから感心されます。
続いて伊勢、日向も操艦し易くします。
その後で加賀のコアも試しになって操艦するのですが、
『ナニコレ?めっちゃ操艦し易いんだけど?扶桑とは大違いだよ!』
と言って絶句してました。
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