323話帝国海軍改装計画①赤城と加賀(1925照和日本)

さて、1925年といえば八八艦隊計画にて建造された巡洋戦艦赤城や戦艦加賀がワシントン軍縮条約にて空母へと改装が決まって改装途中である。


赤城は1927年。加賀は1928年に完成する予定になっているのだが設計に大失敗もあり、3段式空母はダメだとして更に改装する羽目になるなど、史実の日本では迷走に迷走を重ねる事になった。


特に両舷に煙突を配置した加賀の設計は大失敗であり、完成して6年後に大改装する羽目になる。


この2隻の空母の改装予算は正規空母一隻に相当する金額になってしまったとも言われている。


この赤城と加賀の予算の無駄を削減するのも国の為だ。


その赤城と加賀だが船体はかなり出来上がってきていたので、ドックから出して収納して、錬金工場(超神級)内で大改装しようと思う。


ワシントン軍縮条約での空母の比率は

戦艦の33%の基準排水量までで2隻までは33000トンまでOKでそれ以外の空母は27000トンまでとなっている。


そして空母全部で8万1000トンまでなので、戦艦に比べて空母の比率が少なくされている。

頭が痛い。


ともあれ赤城と加賀の改装である。


これは錬金工場でなければできないが、船体全体の中身を空母に最適な物に大改装した。

魔力発電炉も2機配備して常に大電力を豊富に使え、内部は冷暖房完備にした。


蒸気機関と蒸気タービンも宇垣の物にして倍に出力アップ。

両方とも33ノット以上の最高速力と26ノットでの巡航が可能な高速空母に進化させる予定だ。


つまり、外側の皮1枚と全長と全幅だけはそのままだが、中身は全部抜いて作り替えるような大工事をする予定である。


いや、外側の皮も表面の数ミリだけが

元であり、その内側は扶桑鋼なのだからどこまでが赤城や加賀なのか疑問な空母になっている。


赤城に慣れていれば加賀でも暮らせるほど、中身の配置もトイレや兵員室や風呂や弾薬庫の配置も同じな

そっくりな船になっているからだ。


この中身は向こうの日本の大型空母『鳳翔』と中身は同じで大きくバージョンアップしただけです。


この中身同じってシステムは向こうの戦艦がそうで、富士に慣れれば、どの戦艦に配属されても艦内で迷わないようになっているから、兵員の教育が凄く楽になっています。


帝国海軍も少しは考えればいいのにと

思ってしまいますね。


さて、赤城と加賀だが、格納庫は2段にしてくれと言われたので、若干は高さを低く抑えれたが、それでもトップヘビーぎみになるかもしれない。


だが、格納庫面積は艦首側も艦尾側も目一杯広げて、艦首はハリケーンバウの一体成形にしたので搭載機数はかなり増やせている。

三段式空母ではなく全通式の普通の空母になりました。

この当時の小型の複葉機なら100機くらいは楽に艦載機の搭載が可能でしょう。

密かに加賀は艦首を延長しています。


なお、斜め甲板のアイデアをパクられたくないので、飛行甲板は真っ直ぐだ。

ここら辺は戦争直前に改装予定である。

あと、20cm砲とかは一切配置していない。


ポンプジェット推進機を搭載しており

ゴーレム化していなくとも魔力発電炉のみでの18ノット巡航が可能です。


と、この時点では計画していたのだが、、、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る