313話目大型防空艦の設計。

さて、影武者①号達は今頃、利根川下流域の茨城県・千葉県、および中川流域の埼玉県、荒川流域の東京都のごく一部。の広域浄化をしてまわっている頃でしょう。


それが済んだら小櫃川下流域の千葉県木更津市・袖ケ浦市のごく一部を浄化する予定です。


こちらの世界にやって来て色々な日本の軍艦を収納して日本軍艦のスキルツリーを上げているので軍艦のスキルツリーがかなり上がっています。

欧州の巨大ゴーレムくんはスカパ・フロー泊地に沈むドイツの戦艦達からも経験値を抜き取って、一瞬収納して元に戻してドイツ戦艦の技術のスキルツリーを上げてくれました。


これで、更に上のスキルが解放できそうです。


なにせ向こうではイギリスとドイツの仲が雪解けになり軍備拡大競争が始まらなかったので、向こうでは計画だけだった戦艦の技術が取得できるのは貴重な機会です。


で、大型防空艦というのは、戦艦の船体に高角砲と機銃のみの武装を搭載した、空母の左右に位置して空母を直衛して護衛する艦艇です。


実際に建造してみると、かなり優秀な事が判明しました。


全長260mの赤城級の船体を防空戦艦にするとなると主砲は無し。

高角砲は26基くらいは搭載可能。

そして主砲射撃時の爆風がない為、

舷側にズラリと機銃座を並べる事ができます。

まぁ、基準排水量36500トン級の大型船体を防空艦にするのはもったいないとか思われそうですが。


空母なら90機を搭載できるとして、

80機の戦闘機の方が防空の為にはいいのでは?とも思ってしまうのですが、、、



ここはダンジョン内の海の上。


向こうの世界に居た時に錬金工場(超神級)で建造され、完成した10万トン級空母が輪形陣を組んで艦隊として防空陣形訓練を行っていた。


全長330mの巨大な空母の直衛を勤めているのは基準排水量12000トンの防空巡洋艦だった。

だが、巨大な空母に並んでいるため、いかにも小さく見えてしまう。


アメリカの有名な防空巡洋艦のアトランタ級に似ている、この巡洋艦の名前は多摩級防空巡洋艦。


もちろん、アトランタ級の基準排水量は6718トン。7000トン以下で細長い船体だとは主人公も覚えていた。


だが、7000トン未満だと、どうにも小さい。

この多摩級防空巡洋艦だが、船体は1万2000トンだった頃の富士型戦艦と同じくらいの舷側装甲で身を包んでいる。

旧式の前弩級戦艦と同じくらいの防御力を持たせた戦闘艦です。

速度を上げたいから多少は長くなっていますが。


複合装甲型扶桑鋼の舷側装甲の厚さは

直接照準で撃たれたアメリカ戦艦の35.6cmに対して充分な防御力を持っています。


魚雷の攻撃どころか、爆弾の至近弾ですら浸水が始まりかねない近代艦艇とは真逆の重装甲さ。


宇垣艦隊の特徴である『すべての船が重装甲』という考えによって建造された、ゴーレム巡洋艦にする為に作られた防空巡洋艦です。

分類は防空巡洋艦ですが、それは分類だけ。

舷側装甲の厚さや防御力の高さからしても戦艦と同等ですからね。


10万トン戦艦や空母の直衛には、この小型戦艦とも言うべき防空巡洋艦が直衛に付く予定です。


なお、艦橋もアトランタ級に似て低い艦橋ですが、装甲が厚い艦橋になっています。

巡洋艦や駆逐艦の砲弾を跳ね返す艦橋になっています。


さぞかしアメリカは驚くでしょう。

命中弾が出ても、それを跳ね返して突撃してくる巡洋艦がいるのだから。


水雷戦隊の旗艦にもピッタリです。

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