312話目 日本住血吸虫の退治を宜しくね!影武者くん。
日本住血吸虫症の末期の患者さんの痛ましさはかなりのもので、マジでトラウマになっていた。
だが、俺には仕事を押し付けれる影武者①号②号という強い味方がいるので、今度は彼らに苦労してもらおうと思ってる。
で、
①「山梨県甲府盆地底部一帯。」
②「利根川下流域の茨城県・千葉県、および中川流域の埼玉県、荒川流域の東京都のごく一部。」
③「小櫃川下流域の千葉県木更津市・袖ケ浦市のごく一部。」
④「富士川下流域東方の静岡県浮島沼(富士川水系に含まれる現:沼川)周辺の一部。」
⑤「芦田川支流、高屋川流域の広島県福山市神辺町片山地区、および隣接した岡山県井原市のごく一部。」
⑥「筑後川中下流域の福岡県久留米市周辺および佐賀県鳥栖市周辺の一部。」
が日本住血吸虫症の蔓延地域なのだが、全部を彼らにやってもらう事にした。
史実の日本は時間をかけて対処し続けて、1996年(平成8年)の山梨県にて終息宣言をして日本国内での日本住血吸虫症の撲滅を宣言している。これは世界では奇跡だと呼ばれている。
まぁ、狂犬病も根絶に近い状態だし、
政府や関係者は本当に頑張ったと思う。見事だと言っていい。
でも、俺は再度やりたくないけど。
日本国がずっと努力し続けてきたのに、昭和の時代に根絶できなかったくらい厄介とも言えるもんね。
1874年(明治7年)甲府盆地の南西端に程近い宮沢村と大師村の
2村の戸長を兼ねていた西川藤三郎さんは、両村の計49戸の世帯主を招集し離村についての提案を行った。
同村付近は甲府盆地でも最も標高の低い低湿帯に位置しており、水腫脹満、すなわち地方病(日本住血吸虫)の蔓延地で住人はかかれば無惨な姿になって死んでしまう恐ろしい病に怯えて暮らしていたからだ。
だが、明治維新からまだ間もないこの頃は、居住地を捨てるなどということが許されないという封建制度から抜け出せない時代であり、一村移転などという住民運動は当然認められなかった。
しかし、身近な人々が次々に奇病に苦しみ死んでいく凄惨な状況に村人の離村への決意は固く、離村陳情書を毎年根気強く提出し続けた。
明治新政府に村人の願いが通じ、村の移転が聞き入れられたのは三十数年も経過した明治末年のことであった。
日本国内において、地方病に限らず風土病を理由に村ごと移転したのは、この1例以降は起きていない。
発症頻度の差こそあれ地方病は甲府盆地の隅々に蔓延しており、甲府盆地に暮らす農民の多くは正体が分からず目に見えない地方病の恐怖に脅えながら暮らしていた。
(この一村移転だが、許可を得ようとしたのが間違いである。
廃村にして、引っ越した先が偶然同じ場所で、そこで暮らすのなら許可などいらずに移住はできただろう。
そうすれば事を荒立てずに移村はできただろう。
政府や役所は強訴だと誤解するかもしれないしね。)
まず、最初に病の根絶を行うべく訪れたのだが、村の住人達は宇垣財閥の当主が現れて『これからの治療と村民の生活の面倒は俺が面倒を見る!』と言った事に感激して泣き崩れてしまったらしい。
上級治癒魔法と浄化魔法を駆使すれば日本住血吸虫症を治癒できる事はもうわかっている。
影武者①号達は火焔魔法で湖沼を焼き払い中間宿主(ミヤイリガイ)を絶滅させた。
湖沼の跡地は土魔法を使い埋め立てる。
すでに住民は避難済みであり、重病な人は入院してもらった。
治癒魔法を加減して使いながら、『特効薬が効いた』と演技したのだが、
死ぬ間際の重病人が一晩でかなり回復するのだから無理があるよなぁ、、、
まぁ、ゴリ押しするだけだけど。
広範囲を浄化魔法で浄化した。
寄生虫は浄化魔法で浄化されて
川から消える。
この影武者達は俺と記憶が同じなのだが、前と比べると30%増しで池や沼の
中が監視できたらしい。
浄化した後に池や沼の生き物をダンジョン内の池や沼や湖に水ごと転移させて多くの生き物の命を救った。
そして生き物と水が転移されて空になった湖沼の跡地を焼き払って土魔法で埋めた。
そうして山梨県のすべての患者の治療をした時には影武者達は精神的に疲労困憊でした。
彼等には残りの場所の根絶もすべてやってもらいましょう。
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