310話目開拓を一気に完成させるぞ!!(照和日本)

こちらでも玉川温泉の権利を買い占め、周辺の土地も全部を買いました。


こちらのダンジョンの階層を丸々使用して、深さ数キロ、面積は関東平野の広さの巨大な穴を開けます。

そこに玉川温泉の温泉水を転移魔法陣を使って空間を繋げて注ぎ込みます。


今は皆が錬金工場を取得しているので

自由に運ぶのを許可しました。


なんせ、いくらでもラジウム温泉水は湧き出してきてくれますからね。


私と影武者の錬金工場(超神級)も

定期的に強酸水を補充して色々に使用しています。


これで玉川に温泉水が流れ込む事は無くなりますから、石灰の粉を川に混ぜていけば川の水も中性に近くなるでしょう。


魔法で中性に近い水に水質改善して行きます。


仙北平野東部の開拓は一気に進めようと思います。


東北振興の為、仙北平野の開拓計画はスタートした。

佐竹侯爵は大正天皇陛下にも願い出ていたようで、陛下や摂政殿下からは心配するお言葉をいただいた。

だが、『この宇垣にお任せあれ!』

と言い詳しく説明すると御安心されたようだった。

もっとも、陛下や殿下の側近の方々は

密集した原生林のような大規模な森林がみるみるうちに伐採されて開拓されていくのを見て唖然として言葉も出なかった。

400馬力以上の馬力を持つターボディーゼルエンジンの大型ブルドーザーが森林を薙ぎ払っていく。


陸軍の極秘兵器だから見に来ないように。と住民に注意して、24時間体制で

ブルドーザーと身長10mサイズの大型アイアンゴーレムを動かして樹を引っこ抜いていく。


特に夜間は10mのアイアンゴーレムを

数百体も召喚させて伐採させているので進みは早い。


俺は陛下と殿下と政府の人間と両軍のトップが天の鳥船でお忍びの視察をされたので、その帰りの便で東京に帰った。

後は影武者に任せるつもりだ。


川の近くの砂礫地域は錬金工場(超神級)なら一気に収納して元に戻して一気にペントナイト(粘土)の敷き詰めとともに砂に混ざる余計な小石などの回収ができる。


もちろん、新興開拓地の権利などは

面倒くさいので佐竹侯爵に調整を任せた。

元佐竹家の家臣達の下級武士から中級武士の家族の方々に渡してほしいと伝えた。

明治維新後は苦労されてきた武士が多かったからだ。


この他にも幾つもの開拓が東北で様々にされるのだが、俺は困窮している人達に権利を渡していった。


うちも幕府側だったからついつい同情してしまう。


そして東北は宇垣の熱心な支持層になり、宇垣財閥が薦める政治家を支持して支えてくれるようになるのだった。


まぁ、それは日本の多数の地域がそうなるのだが。


これら東北から北陸、北海道の大規模な開発と開拓のおかげでこれらの地方は豊かになって行き不平不満が少なくなっていく。


貧窮した農家の娘さんの身売りや

過酷な製糸工場での労働なども無くなって、ちゃんとお金が支払われて稼げる職場になり、労働条件も改善して良くなって行くのだった。


そして幾つものダムの建設による電力の売買代金は宇垣財閥を潤していく。

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