298話目 大型ゴーレムよテキサスの地下を包め。(照和日本1925)

超大型ゴーレムではなく、それより1ランクが低い大型タイプのゴーレムをテキサス州のダラス郊外に埋めてきました。

魔力は使いましたが転移は楽ちんです。


ダラスといえばテキサス州の北のオクラホマ州の近くにある大都市。


この大型ゴーレムにはテキサス州とオクラホマ州の油田のコントロールをして原油の算出量を絞ってもらおうと思っています。

カリフォルニアの算出量も減らして10%ほどにしてやろうと思っています。

アメリカ全体の原油算出量はこれで70%は減るでしょう。

一方で石炭はどうするのか思案中です。


生かさず殺さず状態にしてやりますよ。


さて、日本は輸入国ですがアメリカから綿を輸入していました。


まだ、あまり使用していなかったとはいえ原油も輸入していました。


ですが日本が必要としている綿ですが

実は錬金工場(超神級)でなら素材無しに魔力だけで大量に生産できてしまいます。

それもアメリカよりも遥かに高品質な綿が。

なので日本のメーカーを口説いてアメリカからの輸入を減らして行こうと思っています。

そして関税が安く、かなり安く買える事ができる向こうの世界のアメリカやインドの綿を買ってもいい。

こちらの世界の敵対的なアメリカからの輸入は減らして経済にダメージを与えたいですよ。


各種の製造機械や工業製品や真空管なども宇垣から買えますしね。


そして大恐慌の発生を早めるか、

損害規模を大きくしてやろうと思います。

セイバーくんがアメリカを訪問して

証券会社を買収して着々と準備をしています。

エネルギー不足と大恐慌のダブルパンチは相当にキツいでしょう。


でも、アメリカを完全に石油パニックにするかどうかは、まだ未定です。



大型ゴーレムくんはやってくれました。

テキサスで原油が取れなくなる油田が

出始めました。


自分の持っている錬金工場(上級)に吸収した原油を蓄えて原油の算出を減らしました。


オイルラッシュに湧いていたテキサスとオクラホマの好景気に急ブレーキがかかりました。

石油製品の価格は急激に上昇しはじめます。

フォードやシボレー(ゼネラルモータース)の車両販売が急激にダウンし始めます。

大規模な工場を作り続けて投資していたフォードにとっては痛いでしょう。


フォードJr.はタイプTではなく新型に

モデルチェンジしようとヘンリー・フォードを説得します。

キャデラック社などは何車も新型を出してユーザーにアピールしています。

フォードモデルTの300ドル代の低価格の前に苦戦していますが。


24時間体制で増産をし続けてきたフォードですが在庫の山ができてしまい、

フォード社は困るのでした。


安い上にフォード車よりも遥かに良い車なシボレー スペリアですら在庫の山ができそうなのですから問題は深刻です。

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