295話目 金剛級を装甲強化(照和1925)

金剛だが、前と同じような蒸気ボイラーとタービンが付いているが宇垣製の

物に変更したため、6万4000馬力が2倍以上にパワーアップした為に更に速力が上昇した。

27.5ノットの最大速力も30ノットを超え、後続距離も18ノット以上で巡航が可能で1万海里以上に伸びた。


なお、金剛の舷側装甲の厚さは8インチから3インチでセンチにすると203.2mm〜76.2mmの厚さである。

第1砲塔から第4砲塔の間が厚いだけでその他は駆逐艦の主砲すら貫通される危険性がある。


甲板装甲は2.25インチ(57.2mm)から2.63インチ(66.8mm)であり薄い。

その下に70mm甲板装甲がある。



ドレッドノート革命(Dreadnought Revolution)の結果、装甲巡洋艦の筑波型の『筑波、生駒』鞍馬型の『鞍馬、伊吹』の価値が落ちてしまったため金剛が建造されたのだが、

筑波型も鞍馬型も装甲巡洋艦でありながら主砲の威力は戦艦と同じ45口径の30.5cm砲で4門を搭載しておりコンセプトは悪くはなかった。


すべてはドレッドノートの革命が悪い

(笑)


「筑波」は1917年6月に横須賀港に停泊中に前部火薬庫の爆発により爆沈、乗員305名が死亡。同年9月1日に除籍後、1918年5月から1919年12月31日にかけて現地で解体処分された。


「生駒」は世界大戦終結後の1919年より砲術練習艦に類別され、1922年2月に締結されワシントン海軍軍縮条約により廃艦が決まって1922年9月に横須賀で主砲塔を解体して陸揚げした。このうち前部主砲塔1基は陸軍クレーン船「蜻州丸(せいしゅうまる)」により千葉県房総半島洲崎第一砲台へ運搬されて現地で要塞砲として活用された。


船体は1923年9月20日に除籍され、1924年4月に三菱造船に売却され6月から翌年11月にかけて長崎で解体処分された。


これでは筑波も生駒も魂も経験値も四散しているだろう。


鞍馬も伊吹も筑波達と同時期に除籍鞍馬は1925年(大正14年)1月19日、神戸製鋼所で解体は完了した。


時間を遡りたいな。

この4隻の経験値は本当に惜しい。

もったいないよなぁ。


まぁ、残りの『比叡、榛名、霧島』の金剛級戦艦も同様に改装して戦力をアップさせよう。30ノットで航行するのをイギリスが知ったら驚くだろうな。

(最終的には魔力増幅炉や魔力発電炉も組み込みたいものだ。)


後は『扶桑、山城』の扶桑級戦艦。

『伊勢、日向』の伊勢級戦艦。

『長門、陸奥』の長門級戦艦。

をどう改装するかだな。


金剛は宇垣製の155mm単装速射型高射砲を10基10門装備して武装も強化した。

装甲も各所を強化した。

大きいのは砲塔の装甲を複合装甲化して軽量化しつつ大幅に強度を強化した事だ。

ついでに煙突も斜めにして、とりあえずの金剛の改装は終わった。


今回は船体強度の大幅アップとリベット部分の融合接着化、装甲アップしただけだ。

ゴーレムコアで経験値を抜いてコアは外したからヒレの無い普通の戦艦である。

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