271話目 耐久試験。
セラミックやミスリルやアダマンタイトを使って軽量でありながら強固な複合装甲を作っていたのだが、
錬金工場(超神級)で複合装甲の空母を作った場合、どれほど現時点の複合装甲が砲撃に耐えられるのか、耐久試験を行おうと決意した。
複合装甲は材質の違う物を何層も密着させる為、いかに一体化させるかで
強度が大きく違ってくる。
おそらくだが、西暦2020年代の日本やドイツやアメリカの複合装甲よりも、
俺の錬金工場(超神級)の方が高品質な複合装甲を簡単に量産できるだろう。
戦車の車体や戦車の砲塔の立体的整形も簡単にできる。
俺の錬金工場(超神級)の1番得意な事である。
なんせ複雑な構造の大戦艦を一瞬で建造できるくらいなのだから、複合装甲戦車や複合装甲軍艦の量産なんて楽々である。
10万トン超えの三胴船空母からゴーレムコアを取り外して魔法が使えないように弱体化させてから、『近江』『美濃』『薩摩』らの戦艦達を至近距離まで近づかせて直接照準で舷側を攻撃した。
45口径の34.3cm砲がまったく通用して
いない。
リベットや溶接じゃないもんな。
一体成形だもんな。
まったく壊れない船体にはさすがに
驚いた。
錬金工場に入れて損傷箇所をチェックしたら驚くほど損傷が少ない。
わざわざ決戦使用の34.3cm砲で攻撃したのにこれほどとはな、、、
防弾にしようなんて考えてもいなかった中級錬金工場での最終チェックモデルのマーク1ですら、あの防弾能力だったし、、、
俺の超神級の錬金工場で建造すれば、
そりゃあ強度も底しれないくらいに
上がるか、、、
さすがに沈める気にはならないからな。
愛着もあるし。
今回はこれくらいにしておくか。
俺は錬金工場から空母を出した。
細かい細部のチェックは人型ゴーレム達にやらせてレポートを作らせようと思う。
これなら舷側なら史実の長門級の41cm砲が命中しても大丈夫な強度だろう。
これから、この10万トンオーバーの戦艦と空母達は扶桑複合装甲Ⅱ型のアダマンタイト増しの強化モデルになり、
更に強固になる。
(作者注)
そういえば、新2202ヤマトって真田さんが大改装して外見は同じでも中身は別物に強化されているらしいですね。
YouTubeで考察されていました。
日本の戦艦達も、凄くなりつつあります。
3万トンモデルの近江、2万5千トンモデルの美濃や富士達ですら、扶桑複合装甲Ⅱ型アダマンタイト増し増し装甲になる予定です。
戦争になったら、戦艦として日本を守り続けてくれた英雄達に大活躍する機会を積極的に与えてやろうと思っています。
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