269話目 宇垣マーク1リムジン(1925)

独占禁止法やカルテル禁止法というのは何故存在するのでしょうか?


ロックフェラーさんのスタンダードオイル社が全米の石油関連のシェアを

80%ほど独占したのを放っておくと、

アメリカ国民は高いガソリンや灯油を

買わされて、悪影響を被るからと独占禁止法が発動されてスタンダードオイル社は分割されたんですね。


例えばダムの建設などで入札する建設会社が談合して高い値段で入札する事は有害なのでカルテルとか談合が禁止

されてるわけですね。


さて、宇垣マーク1ですが、大量生産している為、値段を下げる事も可能ではあるのですが、お値段据え置きのままで飛ぶように売れています。


アメリカでも欧州でも独占禁止法を言われかねないほどの世界シェアの独占と売れっぷりです。


まぁ、それも当然でしょう。

なんせ信頼性が1980年代の日本車のような信頼性の高さです。

特に冬が寒い地域では宇垣マーク1は

圧倒的に支持されていて独占状態に

なっています。


アイドリングの回転数を高くする事をあらかじめしておくとか、エンジンを余熱して温めておくとかを無しに厳冬期のロシアでセル1発でエンジンがかかるという魔法の車。

それが宇垣マーク1なのです。

(完成した宇垣マーク1を錬金工場内部に入れて完成させた車は全部がこうなります。

鑑定すると宇垣マーク1+と表示されます。

半分、意思を持ち、持ち主や乗車している人を守ろうとしてくれます。

長く大切に乗ると妖怪というか、意思や命を持つかもしれません。)


現時点のマーク1に求められているのは信頼性、高級感溢れる上で車内空間の大きさが求められているようなんですよね。


特に、大柄な人が乗っても充分な余裕

が欲しいとか、、、


つまり、求められているのはエグゼクティブリムジンのようなんですよ。


あと5年で1930年代でしょう?


宇垣自動車の幹部は未来知識持ちが多いので、史実のナチスの幹部が乗っていたダイムラーやベンツの車が求められて来るのでは?と思ってしまうの

ですがねえ。


いや、マーク1のモデルになった御料車は昭和天皇陛下も気にいられて長く乗っておられましたし、マーク1と同じくらいの車内の大きさを維持しながら、次世代の車を開発するべきなのかもしれませんね。


で、可能な限り同じ部品を使いながら

車内を広く快適なリムジン型にした

マーク1リムジンを開発してみました。

大柄な大人6人がゆったりと座れる

リムジンスペースに、運転席側も大人3人がゆったりと座れます。


付与魔法が使われており、座席のシートは夏は涼しく、冬は暖かく感じるようになっています。


実は、もっと大型にしてほしいと要望があって開発したんですよ。


このマーク1リムジンですが、大好評になりまして、飛ぶように売れ始めました。

アメリカの場合は1500ドルも高い5000ドルが定価なんですけどね。

王侯貴族からも注文が殺到して凄い売れ行きになってしまいました。

500ドルで売られている車の10台分の

値段なんですけどね。


このマーク1リムジンですが、全長や全幅はハマーのような車両になっています。

拳銃の銃弾に対してなら充分な防御力を持っています。

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