267話目 人型ゴーレム⑵型に改良。

錬金工場(超神級)にスキルレベルアップできた事により色々と錬金工場で

作れる物の技術力がアップしたが、

その中に人型ゴーレムのハイクラスモデルも出てきていた。

具体的に何が違うのかというと、

ステータス画面で見ると、

STR(筋力) DEX(器用)INT(知力) DEF(頑強)AGI(俊敏)

LUK(幸運)などの項目があるのだが、それらが3ランク上のFからになっている。

生まれたてに持っているスキルポイントも10から20にアップしているし、

買えるスキルの種類も増えているようである。

普通の人間のステータスはGからスタートでG+、F−をへてFになる。

なので1ランクではなくて3ランク上なのだ。

レベル1でもかなり違うといっていい。


本人の了承を得て『小早川隆景』を

⑵型に改良したのだが、今までのレベルアップ分のポイントが増え、スキルも全般的にレベルアップしており、

ステータスも3ランク、ランクアップして錬金工場内の資材が減少して魔力も使うが得しかないという、素晴らしい結果になった。

おそらくノーメンテ状態の身体の寿命も1.5倍から2倍に伸びているだろう。


車で言うならT型フォードの初期型と宇垣マーク1ほどに違うと思ってしまった。


俺は側近から⑵型への改良をし始めた。

1度、錬金工場(超神級)に入れる必要があるのでひさしぶりのデスマーチ

の開始だ。


かかる時間は1分もかからないし、体育館や大きな建物や空き地に集まって貰って一気に収納して、一気に改良できるからそれほどデスマーチじゃないが。


側近達は宇垣昌弘本人と本体がやったが、他国の人型ゴーレム達の改良は他国民⑵型ゴーレムに乗らせた並列意思②号と③号に任せた。2人はアメリカからメキシコの各都市を次々と転移してゴーレム達の改良を進めていく。



今は1925年3月だが、禁酒法になってからアメリカ全体でマフィアの金稼ぎが大規模になっており、アメリカ全体の治安が悪化している。


今のアメリカは中規模不況期に突入しており、各地で中規模銀行や証券会社が破綻していた。


ニューヨーク州も財政破綻が叫ばれており、ロックフェラーさん達は

『また財政破綻か』と苦々しい顔で

吐き捨てていた。

前の財政破綻から10年もたっていない。

宗教的心情は禁酒禁煙が彼の心情なのだが、禁酒法は財政的にもあまりにもマイナス過ぎる。


⑵型に改良されたランサー達は増えた

スキルポイントを予知能力や直感に割り振って備えるのだった。

あの大恐慌が起きたのは1929年10月24日だった。

世界大戦による好景気バブルが破裂しての世界大恐慌だと思っていたのだが、今のアメリカの不景気は不気味すぎる。何が起きても不思議じゃなく感じられる。

各地の鉱山の採掘もストライキで進まないし。

ソ連もコミンテルンも存在していない

のに、このアメリカの酷い状況には

正直言って絶句してしまう。

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