260話目 宇宙へ③
バスターマシンは頑張ってくれた。
みるみる加速しマッハ5を超えた。
マッハ6、7、8、9、10、、、
スペースデブリが怖いので探知の魔法をかけて索敵しつつ、バリヤの魔法も
少し強めておく。
無いとは思うが念の為だ。
バスターマシンには4大精霊の加護も
付けてあるし、チタン合金とセラミックの融合型複合装甲で船体を覆っている。
融合ってのはチタン合金とセラミックと近江鋼を三層融合させ、一体化させ軽量化しながら高い強度を実現させている。
このバスターマシンは9層構造だ。
セラミックの外側は何度になっているのかわからないが、セラミックの内側は耐えられる温度に収まっている。
マッハ19、20、21、、、24。
これなら静止衛星軌道上に乗る事もできそうだ。
赤道上空から特徴的な地形のシンガポールのあたりを見下ろすと見慣れた地形が良く見える。
日本は見えるかな?と見てみるとベトナム近くの海南島は目立っているのに、台湾がちょこっと見えるだけだ。
それにしても、インド洋が広い。
あの広大なインドが小さく見えてくる。
そしてオーストラリア大陸が広い!!
バスターマシンには地図を作るつもりで詳細に記録せよ!と命令した。
この映像はステータス画面を通じて、ゴーレムなら皆が共有できたので、青く美しい地球に見惚れて、多くのゴーレムが感動した。
俺も今日は休日にして、ずっと地球を見て過ごそうと思う。
ジャンケンで負けた並列思考②は影武者として仕事に行ったが、、、
日本が有利なのは転移があるという事だ。
バスターマシンが地球から3万8000km
前後くらいの場所にいる今なら地球から8万kmくらいの場所に転移させる事もできる。
6機くらいのバスターマシンを6箇所の静止衛星軌道に置いて監視衛星にしようと思う。
そして、月まで連続転移させて行けば
月にバスターマシンを着陸させ、アイテムバッグ内に月の石を採取できる。
バスターマシンの内の1機を月基地建設に置いておこうと思う。
あれ?、そういえばスプートニクショックでアメリカはパニックになったんだよな。
絶対に安全だと思ってたアメリカの内陸部が、ソ連が打ち上げた核爆弾が空から落ちてきて攻撃されるかもしれないと思って。
バスターマシンから電波放送すれば
他の国は大ショックをうけるかな?
おっと、人間の目で見えないように
隠蔽魔法をかけないとな。
天文学者の誰かがバスターマシンを
望遠鏡で発見するかもしれん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます