249話目史実の国際連盟(1920〜1946)は発足するのか?

前話で世界を俯瞰しながら世界を飛び続け、最初はイギリス国王、ドイツ皇帝、ロシア皇帝で行われた酒飲み大会でしたが、

(3人とも配偶者から身体を心配されて

普段は酒量を抑えていたのですが、たまにはパァッと大騒ぎしようと宴会しようとされたのがきっかけ。)


最後には領土のすり合わせ、からの

突っ込んだ話し合いがなされました。


さすがは狡猾なイギリス国王です。

ドイツとロシアの領土での争いが無くなり、3国の関係が深くなればイギリスにとって美味しいといえるでしょう。

なんせ英国の血筋の君主同盟ですから。

この3国に日本が加わった4カ国が深い同盟関係になれば世界の覇権を握れるでしょう。


どんな策謀もプラス効果もあればマイナス効果もあります。

アメリカを強大化させないように第1次世界大戦を阻止したのですが、戦争が起きないように洗脳も駆使して近い血筋の君主同士なんだから仲良くすべきと説き続けたのが仲良くなり過ぎて

同盟に近いほどの友好関係になっちゃいましたよ。


今までは他国を争わせて国力を疲弊させ、名誉ある孤立をするのが英国にとって有利でしたが、アンザックやカナダや本国の陸軍兵力を失い、インドを失い、マレーも失ったとなると

『信頼できる友邦国との協調』も必要になってきます。

(大嫌いな蛙食いのフランス野郎ども

にマウントも取れますし。)

それはドイツにとってもロシアにとってもメリットがありますし。


ドイツと力を合わせればアフリカの反乱鎮圧も容易いでしょう。


この3国が同盟に近い関係になるのならより安全に領土が増やせるでしょう。


インドの態度も軟化するかもしれません。多少は妥協しようという気になるでしょう。


彼等が日本を加えようとしたのも

鋭いです。

敵にならず味方であり続けるだけで

充分です。

この3国が睨めば欧州の国々は逆らえませんからね。

オーストリア・ハンガリー帝国もフランスもイタリアも手下にできるでしょう。


日本としてもメリットがあります。

現時点ではインドを再侵略される恐れは無い、ようですし。


まぁ、この3国がインドを相手に血を流してくれるのなら、それはそれで美味しいのですが。


もしかすると国際連盟も国際連合(連合国)も発足しないかもしれませんし、この4国会談が世界の行方を決める会談になるかもしれませんね。


常任理事国が反対したら何も決められない団体なんて何の意味もないでしょう。


しかし、どこを狙うつもりなのか、、、オスマントルコ帝国を征服して分割する?そしてアラビア半島を目指すのか、それとも南米か?


ロシアはゴタゴタしている国内の反乱勢力を鎮圧するのかもしれませんが。


あれ?

連合軍でオスマントルコと戦争?

ケマル将軍は大丈夫か?

歴史の補正力か、これ?


トルコ人型ゴーレムを大量に製造しなきゃだな。

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