247話目 財閥への嫉妬

ジョン・デイヴィソン・ロックフェラーさん、ジョン・ピアポント・モルガンさんといえばアメリカの大財閥の当主にして石油王、金融王と呼ばれた人物ですし、いわば超大物。

ヨーロッパの金融王のロスチャイルド家の人達の何人かも家名を別にしつつ

日本に住んでおられるんですよね。


そして、『偏見の目が無い日本だと安心して暮らせる。』と皆さんが言われるんですよね。


だって、アメリカの大財閥の当主が

嬉しそうに鰻を食べ、1年の半分近くを日本でくつろいで余生をおくっているなんて、不思議じゃないですか。


メロン財閥のアンドリューさんは若くて現役の財閥当主なので日本にいる期間は少ないですが、、、



彼等は大財閥の当主で大金持ち。

だからこそ嫉妬の目に晒されているん

ですよね。

いくらアメリカを助けても、

『使いきれないほどの金があるんだろ!』なんて思われる。


傾いた会社を仕方なく合併すれば、

『経済危機を利用して肥えて太った』と嫉妬される。


さすがの彼等も『疲れてしまった』と

いうわけなんですよね。


今や日本を支配する大財閥になった

宇垣財閥にとっても、日本を支配していなかったら、こうなっていそうですよね。


それに、日本人の使用人として彼らを護衛しているゴーレム達はユダヤ人や

大金持ちに嫉妬せず、偏見も持たないし、好感を抱いていますからねえ。

だからこそ、余計に日本の居心地を

良いと感じるのかもしれませんね。


彼らがいち早く魚の刺身の美味しさに

虜になったのも不思議でした。

考えてみたら魚の生の料理が一般的ではないのでニューヨークですらカルパッチョの素材を手に入れるのは大変そうですもんね。

それが日本だと宇垣水産が極上の素材を御自宅に届けてくれ、日本人シェフが腕を振るって刺身の盛り合わせを作ってくれますからねえ。

そりゃあ日本での食事の虜になっちゃうか。


あっ、政府、警察、内務省、マスコミ、(ヤクザ)、天皇陛下が味方なんだから、余生をすごす場所として最適と思うのは当然か、、、


宇垣自動車や宇垣財閥を独占禁止法や

反トラスト法で分割するなんて、何も言われてないし。

日本国内での財産の相続税は無いですから。


ここまで金持ち優遇政策していて、

税金が安い国で軍が強くて徴兵が少ない国って世界に日本だけだわ。


インドのお金持ちも日本に来てるからなぁ。

いつの間にか日本が金持ちが移り住む国になってる。



国民に金持ちが敵視される国だと、

戦争になったらなったで、『この戦争でアメリカの為に財閥の若者は何人が汗を流し、何人が血を流したんだ!』

とか陰口を言われかねない立場なんだ、、、


史実のルーズベルトのように息子が危険な任務に参加しているからと言っても、ソ連に援助した罪は消えるわけ

じゃないけどな。

そのせいで欧州の東側の民衆がどれほど苦しめられたか。



彼等が安心して暮らせる国を求めて

いくつかの国があったりしますが、

日本も居心地が良いので、その内の

1つに加わりそうです。






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