242話目投資信託
不況が続き、荒れるアメリカですが、
大財閥のメロン財閥すら悩むほどに経済が悪化していました。
特に投資信託部門での業績の悪化に苦しめられていました。
業績が好調なアメリカ国内の自動車メーカーは宇垣傘下ですのでお金を借りる時は宇垣銀行から超低金利なお金を借りていますしね。
投資信託や保険も宇垣金融や宇垣保険で賄っていますし。
でも、いいのかなぁ、、、
メロン財閥の投資信託業務の一部を
宇垣が動かすようになっちゃいました。
まぁ、10億ドルを動かして1%の1000万ドルの利益を出すくらいは簡単だからいいのですが。
前にロックフェラーさんとモルガンさんからお金を預かったと言いましたが、そっちも10億ドルに増えて、利息1%の契約なんですよね。
日本は産油国で好況ですから、資金を預けてリスクヘッジをしたい気持ちも良くわかります。
独立したインドと仲が良いし、イスラエルとも仲が良いし、経済的には好材料しかないんですよね。
あっ、宇垣財閥のアメリカの総支配人のランサーくんですが、やり難いって言ってました。
投資の神様なんて言われているんですよ彼。
だから宇垣が株を売り買いすると、
続いて売り買いする連中が増えちゃうんですよ。
無名だった頃は楽だったって言ってました。
それでも何とか巨額の資産を動かして投資で3%〜4%の利益を出しているんだから見事です。
未来予知能力者ですら株の投資先に困るほど、今のアメリカ経済は混乱しています。(特に投資信託と銀行)
そういえば、今のアメリカは萎縮しています。
株価上昇の好材料になる会社がいません。
アルミ系の精錬会社は、もう出てくる時期なのに、、、
あれ?
宇垣がダンジョン内に10年前にアルミの製造工場を建設したのに、、、
アメリカの歴史がズレてるのか?
と、いうわけで、3大財閥から低利息で
30億ドルものお金を得たのでガンガン投資しちゃいましたよ。
表向きのパーツ製造工場には1万トンプレス機も備え付けましたしね。
マザーマシンも宇垣のマザーマシンの性能は世界最高品質ですからね。
(旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、歯切り盤、機械研削盤など)
まぁ、放電加工機なんかより錬金工場の方がずっと加工が容易いんですが。
2000馬力に近いクラスの水冷エンジンのクランクシャフトの製造をする為に
ドイツは3万トンプレス機でパーツを
製造したんですよね。
はっきり言ってベアリングも硬度と強度が求められますからね。
ベアリングの製造の為にも必要です。
宇垣自動車はマーク1を全世界に販売してメンテナンスを割安価格にする事で高い評価を受けていますが、
極寒から灼熱の砂漠まで、多くの地域でオーナーさんは走行テストをしてくださっているようなものですからね。
宇垣自動車は魔法の力で西暦2000年代の日本車なみに故障しない車を売り出す事ができていますが、そのおかげで
この時代としては良い車を売り出している宇垣傘下以外の他のメーカーは大苦戦しています。
史実の天皇陛下の御料車にもなった
ロールスロイスのシルヴァーゴーストですら宇垣自動車のマーク1に比べると格下と言われ、評価が低くなっています。
特に自然環境が過酷な地域では全然売れない。
日本の近くだと冬の寒い地域や黄砂が酷い北の支那地域とか。
世界のセレブは故障しないマーク1が普通の高級車だと思っています。
タイヤもグリップが良く長持ちするのがあたりまえだと思っています。
宇垣自動車だけでなく、宇垣タイヤや
宇垣バッテリーも世界で高級ブランド
品質だと完全に認知されています。
ええ。エルメスやシャネルのように
ブランド化できれば高くても飛ぶように売れてくれますよ。
なったもん勝ちです。
そして絶妙なタイミングでアメリカ株の利益確定をし続けて儲け続けている
ランサーがいる反面で、売りたくても株を売れずに利益確定ができずに損をしている投資家が居るという、、、
ええ。ランサーはそうするつもりで売り買いしているわけではないのですが、勝つ人間がいて大儲けしていれば
負ける投資家もいます。
アメリカの大手の投資信託会社が
時折り倒産しているのはランサーと大財閥の利益確定の売り攻勢に負けて損失を出して倒産した会社です。
アメリカの中規模不況を長引かせているのはランサーと大財閥だと言えなくも、、、
まぁ、その事には誰も気がついていませんが。
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