236話目その後のモスキート(仮)
『おおっ! 進化してるじゃないか!!』と思わず言ってしまうほど
モスキート(仮)は格好良くなっていました。
モスキートの性能向上型のホーネットよりもデザインは洗練されており、松本零士先生や新谷かおる先生の戦場マンガシリーズのイラストのようなリファインされたデザインになっていました。
プロペラも4mの二重反転式4×4の8枚羽プロペラになっていますし、エンジンの方も順調に出力がアップしており、
離床出力2150馬力、高度6000mでも
1950馬力を発揮し、1万3000mまで
上昇できるようになっていました。
オイルクーラーからの温かい空気をコックピット内に入れている与圧コックピットなので1万3000mの高空でも
コックピット内は温かいです。
高度6000mでの速力はプロペラの推進効率向上のおかげか、時速700km/h
を超えました。翼に大型増槽を設置し、胴体内部の爆弾倉には800Kg爆弾2発を装備できます。
増槽内燃料満タン、フル装備状態でも巡行速度は450km/hを超えています。
レーダーではありませんが、魔力センサー(魔力を使って近くの物を探知するシステム。100km先の物体を探知可能。)がありますし、20mm機関砲を
8門装備しているので戦車キラーにも
重爆キラーにもなってくれそうな
偵察機兼、夜間戦闘機兼、戦闘爆撃機です。
哨戒機としても大活躍してくれそうです。レーダーのような魔力センサーを
装備していますからね。
更に12.7mm機銃を4丁取り付けて、
より重武装にする事もできます。
なお、20mm機関砲の装弾数は1門あたり450発です。
モーター駆動型ベルト給弾方式です。
来るべきジェット機時代を睨んで、
装弾数を増やしています。
なお、発射速度も引き金の引き方で調節が可能です。
機銃の発射のさせ方は操縦席で
調節できます。
通常時は2門だけを発射して弾切れになると次の2門の機関砲が発射されます。
敵艦攻撃時は6〜8門を斉射する事も可能です。
機関砲の砲弾は空気信管の薄殻榴弾なので破壊力は普通の30mm機関砲以上です。
何よりも凄いのは機体の防御力でしょう。
高張力近江鋼の数十mmに匹敵する防御力です。
まぁ、戦闘機型ゴーレムは魔力による
装甲強化を常にしながら飛行しており、更に防御魔法を重ねがけするので
更に防御力は高くなるのですが。
空母に着艦し易いように着艦フックは2つ、付いており尾輪は頑丈です。
コックピットも防弾ガラスも防御魔法使用時には簡単にボフォースの40mm機関砲に耐える事ができるでしょう。
満足できる機体ができてくれました。
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