230話目アドルフ・ヒトラーさん日本に住む。

史実のアドルフ・ヒトラーさんって

軍服を着ていて目がキリッとしている

印象があるんですけど、

この人って軍務経験が無いせいか目がタレ目で優しげに笑うんですよねえ。


アドルフさんの飛行船の絵は大人気になり、注文が殺到したので調布飛行場の滑走路近くの家を借りて日本に住み始めました。

金髪美少女の通訳兼メイドさんも雇って、幸せそうに暮らしています。


金銭的に余裕があるからですかね?

ドイツ系ユダヤ人の人達とも仲良くしてるのですが、、、


考えてみると、お兄さんのアロイスさんとは行方知らずですし、妹さんは結婚もされて裕福に暮らしていますしね。

ドイツでは千数百マルク、日本ではその倍くらい稼いでいるわけですし、

同世代の銀行員の役職持ちの倍の年収を稼いでいるんですよね。

令和の日本の年収に換算すると1800万円以上ですかね?

いや、2000万円以上か。


今の日本って所得税とか全然高くないんですよね。

車関連の税金も全然無いですし。

ガソリン税とかはありますけどね。



日本の所得税は1887年(明治20年)に、所得税法(明治20年3月23日勅令第5号)3月23日公布、7月1日実施により導入されました。


導入の当初は、所得金額300円以上の高額所得者のみを納税義務者としていたことから、名誉税とも呼ばれていました。


税率は最小1%、最大3%であり、税収に占める割合は僅かなものでした。


しかし、酒税と地租以外有力な税収を持たない明治政府にとって、将来的には公平な負担をもたらす有力な税収となるとして期待されていました。


帝国議会制定前に制定され、かつ、「所得税法」という題名が付されていましたが、法形式が勅令であったので、大日本帝国憲法施行後は大日本帝国憲法第63条の適用により有効とされました。


1899年(明治32年)に所得税法 (明治32年2月13日法律第17号)が制定され、法人所得を第一種所得として課税するようになりました。

日清戦争後第2次増税の一環です。


20世紀に入ると税収構造が変化します。

産業革命によって産業構造が変化し、産業の高度化が進展する(ペティ・クラークの法則)。


それに伴い所得税の税収が伸び、地租の税収を追い抜いた。1913年(大正2年)4月8日、所得税法改正、非常特別税法廃止がそれぞれ公布され、非常特別税を所得税に併合して減額した。


1918年(大正7年)以降は酒税と首位を争い、1920年(大正9年)に、全部改正され、所得税法 (大正9年7月31日法律第11号)で増税され、所得税は基幹税としての姿を整える。


(史実では関東大震災後の頃には所得税が税制の中心的存在と認識されます。)



日清戦争を安価な戦費で勝ち、そのお金で金稼ぎをしつつ全力で富国強兵政策をしている日本の所得税は圧倒的に安い金額で税率も少ないです。


史実の2020年の国民負担率と比べると80%くらい負担率が少ないでしょう。


アドルフさんも日本の低い税率に驚いています。

このまま日本に住もうかと思っている

様子です。

仲のいい友人の大多数がユダヤ系ドイツ人なのは皮肉ですねえ。

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