212話目ゴーレム戦艦に新能力。

『よし! やるか!!』


俺は魔力を振り絞って1日に1個の割合で魔力増幅炉を作っていった。


そして主力戦艦達のゴーレムコアを交換して繰り上がらせるから、結構手間がかかる。


超巨大ゴーレムに取り付けた魔力増幅炉もそうだが、現時点で最高レベルの

魔力増幅炉ができた。


この新型ゴーレムコアなら水精霊の加護をより強力にして、泡を作り出す事で、水の抵抗を少なくできるかもしれない。


以前にも実験して試してはいたのだが

船体の表面に泡(バブル)をまとわりつかしても効果はたいしてなかった。


だが、魔法はイメージが大切だ。

船底の魔法陣から斜め後ろに泡の噴流が出て船体を持ち上げるくらい強く吹き出すイメージで出すと劇的に水の抵抗を減らす事ができた。


各戦艦のゴーレムコア達に、この抵抗が減る体験をさせ、高速航行できる事を教え込む。


多少時間は掛かったが戦艦達は高速航行のコツを掴んだ様子だった。

前ヒレを使って水中翼船のように艦首を浮かべて進む事も覚えた。


風精霊の加護と風精霊魔法を使えば、

より少ない魔力で推進時の抵抗が減らせる事もわかった。


ゴーレム戦艦達は、より精霊魔法や

通常魔法を使い熟す事ができるように

なっていった。

多重にバリヤを張って防御力をより高く出来るようにもなっていった。


バリヤ内空間に入ってきた敵砲弾の爆発を邪魔する事もできるようになった。

砲弾ができるのだから、爆弾の爆発の阻害はもっと簡単にできた。

バリア内は精霊が支配している。

だから信管の引火を無くす事ができる。


飛んできた砲弾や爆弾を錬金工場内に

収納する事も覚えた。


ゴーレム戦艦達の能力が一段と向上している。

そしてゴーレム戦艦達のマルチタスク照準能力も段違いに高くなっている。


なんせ高射砲と高射機関砲で40機の航空機にロックオンして対空砲火を行いながら、200機の航空機をロックオンして攻撃魔法を放つ事もできるのだ。


特にエアカッター系の魔法は目に見えない為回避が困難だ。


対空砲火は2.5倍にパワーアップしたと言ってもいいだろう。

いや、それ以上か。


まぁ、ともかく俺は10万トン級戦艦の

設計を始める事にした。

全長は300mで全幅は55〜60m

とりあえずは45口径46cm砲で、重量2トンの重量増加砲弾を発射する。

3連装砲を4基搭載する。


高射砲は128mm単装高射砲を16基搭載。

大戦末期の大和級のように40mm連装高射機関砲を多数搭載する。


(仮)だが大和級戦艦と命名しておこう。



裕仁親王殿下御外遊の時、3隻の戦艦にて外遊したのはアメリカの東海岸に近づいた時に襲われないようにする為です。

アメリカ大西洋艦隊が全艦で襲ってきた時に近江を逃して美濃と高尾で捨てがまり(座禅陣)をするつもりでした。


アメリカとメキシコは長く続く騒乱状態の解決の見込みがたっていませんでした。

アメリカ側ではメキシコの首都か貿易港を砲撃して脅かす事でアメリカ国内に入って狙撃している狙撃兵をメキシコに追い払おうと考えていました。



この10万トン級戦艦ですが衝撃吸収能力とかも高くなっているゴーレム戦艦なので45口径51cm砲12門搭載

に口径アップが可能です。

現時点ではですが、

上甲板装甲の厚さは500mmです。

舷側装甲も全体が500mmです。

船底装甲厚も500mmです。



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