197話目日本改変(1924)

こうして超巨大ゴーレムをパワーアップさせた俺だが、日本の山岳地帯、

山奥を鳥や野生動物達の楽園にしようと動いていた。

日本列島は日本人だけでなく野生動物や鳥達の物でもある。

彼らの食料になる実の熟す木や植物を増やしていたのだ。


今はちょうど秋なので、日本列島が精霊の加護を得た実感が得られ難いが、

空気が明らかに清浄な空気になっている。

過酷な自然の場所の場合、効果は顕著に出るだろう。


皇居内の精霊は4倍に、皇居外の場所も

かなり精霊が増えている。


日本の神社仏閣の御神木ですが、

もう寿命な神木や枯れかけている神木が次々に復活して生命力に満ちた若々しい姿になっています。

日本列島の山奥は屋久島の屋久杉のような巨木が生い茂る見事な森林が増えていきます。

精霊に祝福された土地では樹木はかなり寿命が長くなります。

屋久島の屋久杉のように、、、


未来の日本での事ですが、

まるで奇跡のような素晴らしい森林だと外国の植物学者は日本の森林を褒め讃えるのでした。


ゴーレム達は日本のヤクザ組織を統率していますが、犯罪をする人間にとっては日本は住み難い国になります。


特に他人を苦しめるような犯罪ですね。


精霊はそういう人間を嫌うので精霊の加護や祝福は受け取れなくなります。


下手をすると老化が早くなるかもしれません。

病気からも守られません。


善人は得をしますが。




イギリスのウィンザー朝初代国王のジョージ5世(1865-1936)は悪夢に悩まされていた。

夢の中に天使のような光輝く人が現れて彼に問い掛けるのである。

『国王なら国民が幸せに暮らせる国を目指すはず。

オーストラリアやインドやアフリカの人々を苦しめるのは何故ですか?』

と問い掛けつつ、混血のアボリジニの子どもが無理矢理に親元から奪われて貧しく飢えている様子を国王に見せ続けるのである。

更にイギリス国内のスラムで暮らしている貧しい人々の様子も見せるのだった、、、


同じ頃、アメリカ合衆国の大統領や

州知事などの有力な政治家達も天使からの問いかけを受けていた。

アメリカもアメリカ先住民達に対して酷い事をし続けている、、、


欧州諸国の君主も主要な政治家やローマ法王や高位の聖職者も見ていた、、、


繁栄しており苦しんでいる人間の少ない日本の政治家や皇族の皆様に対してはお褒めの言葉をいただいたが、、、


この夢の後、ジョージ5世は罪悪感を持つようになり、オーストラリアで先住民から子どもを引き離す事を止める事を考え始めるのだが、、、


実際に塗炭の苦しみを味わい飢えた先住民達の怒りは収まる事は無いのだった。


想像してみて下さい。

小学生〜中学生の子どもが親から引き離されて、ろくな教育も受けられず、虐待や性的な虐待をされ食べ物も与えられず飢える環境を、、、

アメリカでも寄宿舎や孤児院の劣悪な環境と性的な虐待が明らかになって大騒ぎになりました。


アボリジニの悲劇がこの時代から始まっているので、時期尚早ですがアボリジニを助ける事をやり始める事になってしまいました。

アメリカの先住民迫害は予防できるかもしれません。

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