187話目インドの藩王国

18世紀初頭にムガル帝国の皇帝

アウラングゼーブ陛下が死亡して帝国が分裂したのち、独立した州やその周囲にあった諸領邦のうちで、イギリス東インド会社と軍事保護条約を結び、同盟関係にあった諸国が藩王国となった。


その数はその時は約600あり、広さはニザーム藩王国(ハイダラーバード藩王国)、ジャンムー・カシュミール藩王国のように20万平方キロメートルを超えるものから、数平方キロメートル程度のものまで様々で、総面積は独立前のインド全体の約45%、人口は約24%を占めていた。


藩王の称号はさまざまで、ヒンドゥー教徒の場合はマハーラージャ(大王)、ラージャ(王)、デーシュムク(郷主)、タークル(地主)など。

ムスリム(イスラーム教徒)ならナワーブ(太守、知事)、ワーリー(支配者)などを称し、ハイダラーバード藩王はムガル帝国時代に由来するニザーム(統治者)を称した。だが、イギリス政府からはいずれも「藩王」(prince:「諸侯」の意味)と呼ばれた。


藩王国はイギリスとの軍事保護条約により、防衛・外交権を除いた自治権を認められてはいたが、しばしばイギリスが派遣した政治顧問(駐在官)の内政干渉を受けた状態だった。


また、インド総督ジェイムズ・ラムゼイ (初代ダルハウジー侯爵)による「失権の原理」(養子相続を認めない藩王国併合政策)の強行により、イギリス領に併合された藩王国も多かった。だが、インド大反乱後は分割統治に利用できる傀儡勢力として一転して保護されるようになった。


そのため当時、藩王国にインド議会の法律は適用されず、藩王たちは自由に統治した。

クリシュナ・ラージャ4世やサヤージー・ラーオ・ガーイクワード3世のような名君の統治した極少数の藩王国では近代国家並みに発展したところもある、、、


藩王国とはこういう存在である。

普通の手段では国民会議に味方させる事は難しかったろう。


イギリスから独立するとなると相当に出血する事になるだろうと決意しての

独立戦争になってしまった。


だが、人口が3億1000万人を超えているインドが出血を恐れずに戦えば、

イギリスとてインドを恐れるように

なると宇垣昌弘は思っている。

イギリスの為に戦争に100万人も動員させられて、イギリスの為に血を流すより、インド人を虐殺するイギリス人を攻撃する方が何倍もマシである。


粘り強く戦うインド兵。

イギリスはオーストラリアやニュージーランド師団に死傷者が続出した事や、

マラリアやコレラなどで病死する兵士の数の多さに恐怖した。

ニュージーランドは『もうニュージーランドには兵力は無い!』とイギリス本国の派兵要請を拒絶するほどだった。

勇猛なオーストラリア師団も3個師団を失い血の気を失った。


マレーでも反乱が起きた。

マレー人を派兵する事はできなくなった。

第1次世界大戦を体験していなかった

イギリスは自国の兵器によって近代の戦争の恐ろしさを知る事になった。



アムリットサル事件、、、

その虐殺を1人のゴーレムが偶然見て

いました。

映写機で録画しながら、震えながら虐殺を見たゴーレムの名前は『影丸』

いい加減、名前の在庫が尽きてしまって適当に付けた忍び衆の1人です。

適当にインドに配置され、情報収集にあたっていました、、、

ここは一応シーク教の聖地。

その前に現地の過激派組織がイギリス人を殺害したので情報収集をする為にここに来て映写機を持っていたのも何となくでした、、、


ガンジーがそろそろ逮捕くらいの事は知っていた為、精鋭メンバーはそっちに行っていました。


塩の道、、、塩に税がかけられて庶民が高い塩の値段に苦しんでいたので、

ガンジーは海まで歩いたりしていたのですが、『海まで歩くの?(絶句)』

『もうインドで情報収集するの嫌だ。』とか思ってるゴーレムもいました。

まぁ、猿岩石だって、日記の中で、

香港で旅立って、ずっと下痢。

とか書いているくらいですから。

はっきり言って食料事情はよくありません。アジアの情報収集は不評でした。


ですが、目の前で見てしまった大虐殺、、、女性や子どもが大勢死んでます。

影丸はインド国内のゴーレムだけでなく、大勢のゴーレムに記憶を共有してやり場の無い怒りを伝えてしまいました。

超巨大ゴーレムはマスターに伝え、

大幅に増員が決定。

インド国内全域のゴーレムによってアムリットサルの虐殺のイメージをインド人達に伝え、それぞれの宗教の神や預言者が夢の中でイギリス人を追い出すまでは団結して戦えと呼びかけさせました。


全インドを蜂起させて独立戦争させる方に作戦が変更されたのでした。


大勢のインド人が叫んでいます。

『イギリス人を殺せ!』と。

大勢のイギリス人が恐怖しました。

インド人の彼らを見る目が憎しみの混ざる目になったからです。


明らかに歴史の転換点を超えました。


インドにあった旧式の銃器と弾薬はアイテムバッグに入れて盗まれて大量に日本に運ばれて最新型のリーエンフィールド小銃に改造されて藩王達に買い取られてインド軍に配布されました。

藩王は資産を持っているのだから、

儲けさせてもらいましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る