185話目第二次インド独立戦争
史実で開始されるのは1920年1月19日なのだが、1919年5月1日にインドでムスリムによる反帝国主義運動(ヒラーファト宣言による運動)と同時にインド全土で反英闘争(第2次独立戦争)が始まった。
(史実のヒラーファト運動は南アジアのムスリムたちを政治的に結束させ、その影響力でカリフ制を守ることにあったが、この運動はインド独立を目指す運動である。)
1919年、ヒラーファト運動の指導者たちと当時インド最大の政党で民族主義運動を展開するインド国民会議派との間で同盟が結ばれた。(史実は1920年)
国民会議派の指導者ガンディーと彼らは共闘することを約束。
イギリス植民地政府への圧力を高めるために、ヒラーファト運動は非協力運動で重要な役割を担った。
一部の人々は、北西辺境州からアマーヌッラー・ハーン統治下のアフガニスタンへ移住を行うヒジュラ(聖遷)を敢行した。
この同盟を契機に、アンサーリーやアーザード、ハキーム・アジュマド・ハーンらがガンディーと個人的な親交を深めた。ヒラーファット運動の指導者たちは1920年にジャーミア・ミリーア・イスラーミーヤを設立し、イスラム教徒のための独立した教育と社会の再活性化を促進した。
非協力運動は立法議会、植民地政府運営の教育機関、外国製品のボイコットから始まり、インド全土で大規模な抗議行動、ストライキ、不服従運動が展開された。
ムスリムとヒンドゥー教徒が協力して、平和的に運動が展開されていたものの、ガンディーやアリー兄弟(ムハンマド・アリーとシャウカット・アリー)らは植民地政府によって逮捕された。
『ガンディーとアリー兄弟を釈放せよ!!』
『アムリットサル事件を忘れるな!!』
『ジャリヤーンワーラー・バーグの虐殺を許すな!!』と声が上がる。
運動は一気に過激化し独立戦争が始まった。
アムリットサル事件が起きたのは1919年の4月13日だが、4月中には欧州各国のマスコミがアムリットサルの虐殺を騒ぎ始め、具体的な被害者の写真も新聞に掲載されるようになって行った。
当時の電信システムやマスコミの取材能力からしたら、あり得ないほどの早さである。
(史実では8ヶ月も隠蔽できていたし。)
第1次独立戦争の時、インドの多くの藩王国が叛乱に対して非好意的もしくは敵対的でもあったため、イギリスは藩王国をインド支配における傀儡勢力として保護し、養子による相続も認められるようになった。
だが、この独立戦争では洗脳魔法によって多くの藩王国が独立戦争に立ち上がる事になる。
独立戦争に参加する人数の多さは初期の段階ですら以前の独立戦争の3倍に達するだろう。
インド人型ゴーレム達はシミター風に擬装した片刃の剣を手にグルカ兵達を殺害し武器を奪っていった。
イギリス人将校も殺害していく。
ムスリム兵は降伏させてムスリム地域に輸送し、ムスリム地域のインド兵士はそれぞれの宗教に合わせて故郷の地に移動させた。
前回の独立戦争の時は各個撃破できたり、イギリス軍の新型小銃の有効射程の有利さを活かせて遠距離から攻撃できたイギリス側だが、損害の多さに絶句する事になる。
特に遠距離からのゲリラ的攻撃に悩む事になるのだった。
前の大反乱の時は外交でインド内部の藩王国を味方につけたイギリス側だが、こんどはまったく味方につける事が出来ない。
イギリスは戦車(タンク)を反乱の鎮圧に用いる事を決意した。
1921年1月。搭載した7.62mm機銃を
撃ちながら4両のイギリスのmark1戦車が出現すると反乱軍の兵士達は逃げ出して行った。
だが、それは罠だった。
インド人ゴーレム達は戦車への対処法を熟知している。
先頭の戦車を落とし穴に落として身動きできなくしたら戦車小隊は停止した。
周辺に隠れていたインド兵が戦車の後方にいたイギリス兵を撃ち殺していく。(イギリス兵士ではなくオーストラリア&ニュージーランド兵が多く動員されていた。)
戦車には火焔瓶を投げて火災を起こさせた。
このmark1戦車はインド側に鹵獲されてイギリス兵士を攻撃する側にまわる事になる。
イギリス側はアメリカ人の武器商人が暗躍してインド側に武器を供給している事実を掴み、アメリカ人の武器商人
ジョン・スミス(笑)を追う事になる。
このジョン・スミスに金を出し大儲けしていたのがJFケネディの父親のジョセフ・P・ケネディである。
禁酒法時代にマフィアと組んで大儲けもしている。
カトリック系アイリッシュがイギリスの足を引っ張る事をやりたがるのも当然か、、、
マフィアの力を借りて武器弾薬をインドに密輸出し、大儲けしたのである。
100万ドルを何倍にも増やしたとか、、、
だが、父親のパトリック・J・ケネディ(1858年 - 1929年)は事業に成功してマサチューセッツ州下院・上院議員となってる人なんだが、、、
ジョゼフ・ケネディはのちにmark1戦車をアメリカに持ち込んで生産する事を考え始めるのだった。
このmark1戦車は塹壕を乗り越える為に作り出された、あの菱形戦車です。
水冷機銃のみを4丁装備しています。
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