181話目アフガン独立。

アフガニスタン側がインドに攻め込んで始まった第三次アフガン戦争。

インド国内のパシュトゥーン人もそれほど蜂起してくれず戦線は膠着し、

イギリス側がアフガンに攻め込む展開となった。


史実ならイギリスにもそれほどの損害は出ずにアフガニスタン側が自主外交権を回復して独立を回復するのだが、

遠距離から飛んでくる狙撃の攻撃や

爆発物による崖の崩落による攻撃を受けて10,000人近い損害を出す事になる。


帝政ロシアがアフガンを味方にして

インドを攻めないように外交権を取り上げているというのにトラブルばかりが多くイギリスは持て余し気味である。


アフガンなんかの為に予算を使い過ぎ

だと反省しつつあるイギリス。


ロシアがアフガンに攻め込むのなら

ロシアの国力を削ぐ事もできるので

アフガニスタンから手を引くかと思い始めるのだった。


大英帝国はエジプトからも手を引いて

スエズ運河防衛のみに集中し始める。


アフガンに進行するようイギリスから命令された第二陣のインド軍部隊だが国境でストップして命令を聞かずに帰還し始める

部隊も出てくる。

待ち伏せされて損害が出ているからだ。


アフガンのパシュトゥーン人と戦ってもインドに何の利益も無い。


ガンジーも知らないが、インドが1つになって独立戦争をしようとする動きがあるのだ。

今までは反乱を起こしても仲の悪いインド内の隣国が攻撃してきて反乱は上手くいかなかったが、団結する事ができれば独立できる可能性は高くなる。



一方で、メキシコとアメリカの国境のアメリカ側では国境から50km圏内では

メキシコ側のスナイパー(狙撃手)が出現してアメリカ人に対して銃撃してくる為、アメリカ人は国境に近寄れなくなっていた。

街道沿いだけでなく、荒野でも狙撃が飛んでくる為、メキシコにアメリカ軍やテキサスレンジャーは近寄る事ができずにいた。

馬に乗っている騎兵や騎馬警官に対してメキシコ側狙撃兵は過敏に反応して狙撃してくるのでアメリカ側の街のすぐそばでも狙撃される事があるので馬に乗れなくなってしまった。


アメリカ側はトラックを装甲で覆い、

狙撃から身を守ろうとしたのだが、

80%は守られているものの、極僅かに出ている部分のタイヤを撃たれてパンクしたりで上手くは行かなかった。


アメリカ軍は無限軌道を装備させた

装甲兵員輸送車に重機関銃を装備させてメキシコ側のスナイパーを狩ろうと

動き始める、、、


だが破壊力の大きな地雷(もしくは何らかの爆発物)によって装甲兵員輸送車もキャタピラが破壊されてしまう。


装甲兵員輸送車回収の為に100名を超える兵士の命が失われるのだった。


自警団の行ったメキシコ系アメリカ人やメキシコ人の財産没収と虐殺だが、

諸国は批難したものの、メキシコ人側の反撃により自警団側も大勢が死んで犠牲者が出ており、『本当に彼らは普通のメキシコ人だったのか?』と言われてしまい、有耶無耶になってしまった、、、


メキシコ人が多く住むメキシコ系コミュニティではバリケードが作られて、

砦のようになる場所も現れ始めた。


アメリカとメキシコは一触即発のような状態になり始める。


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