168話目禁酒運動(1917〜1920)からの禁酒法時代。


禁酒運動、(英語: temperance movement)は、共同体内部あるいは社会全体で、「酒の消費量を減らそう、あるいは無くそう」という運動である。酒類の生産と消費そのものを全面的に禁じようとする場合もある。


禁酒運動の動機は運動により様々であり、政治的理由や宗教的理由などが考えられる。


政治的理由としてはアルコールによる健康への害を減らそうというもの、人心や家庭や社会の荒廃を防ごうとするもの(特に社会改良や社会福祉の一環として、労働者や農民などの階層で起こる様々な問題をアルコールによるものとみて禁酒を呼び掛けるもの)、

家庭や社会の無駄な出費を減らそうというものがあり、一方ではキリスト教やイスラム教など宗教上の信念に基づくものがある。



禁酒運動による相当な圧力の下で、アメリカ合衆国上院は1917年12月18日に憲法修正第18条を可決した。


1919年1月16日に3/4の州(当時は36州)による批准が完了して憲法の修正条項が成立し、翌年1月16日に施行された。

なお、いくつかの州議会では憲法修正第18条の批准の前に、州としての禁酒法を既に立法化していた。


ボルステッド法(正式名:国家禁酒法)はウッドロウ・ウィルソン大統領が拒否権を発動するも、1919年10月28日にアメリカ合衆国議会が再可決し、「酔いをもたらす飲料」を法的に定義して、憲法修正第18条で規制の対象とするアルコール飲料を定めた。


しかし、ボルステッド法はアルコールの販売を禁止したが、法律を強制することはほとんど行われなかった。


違法な酒の流通および無許可での製造販売は激烈になったが、アメリカ合衆国連邦政府にはアメリカ合衆国全ての国境、湖、河川および秘密酒場で法執行を強制する手段も意志もなかった。実際にはニューヨーク市単独でも、30,000 - 50,000軒もの違法な酒場(スピークイージー)が至るところにあった。


特に都市部においては禁酒法は世界恐慌の間に、次第に不興を買うようになった。


史実では、1933年3月23日に、フランクリン・ルーズベルト大統領は、ボルステッド法のカレン=ハリソン修正案に署名した。そして、特定の種類のアルコール飲料の製造・販売を許可した。1933年12月5日に、アメリカ合衆国憲法修正第21条は修正第18条を廃止しただが、、、



世界的にちょっとした流行になった

カンザス・インフルエンザ。


アメリカの各州での禁酒運動の盛り上がりは凄いものだった。


史実の当時のアメリカを知らない昌弘達は愚かなと思いながら、それを見ていた。

だが、各州でどんどん法律が批准されていく。

有色人種差別の法律は残ったままなのに、、、


とはいえ、マフィアはいくらでも仕入れたいと言っている。


この禁酒法時代に高く売りつける為に

貯めに貯めた酒を昌弘達は売りまくった。


いや、禁酒法の成立前よりも酒は消費されてんじゃないの?

と呆れるほどアルコールは売れた。


この時の為に世界中の酒造メーカーからウイスキーやスコッチを買っていたのである。

それが5倍以上の値段で飛ぶように売れる。


宇垣財閥のアメリカ国内資産は100億ドルを超えている。



まぁ、粗悪な密造酒が売られなくなり、良い品質の酒を飲めているのだから史実よりはマシな禁酒法時代だと言えるのかもしれない。

日本国の輸出関税は払っていますよ。

ドームハウスの時は脱税する気はなく、ついうっかりだったんですから。



ここで1話を使って禁酒運動を書いたのはアメリカや欧州がいかにキリスト教国家なのか知ってもらいたいからです。


こういう禁酒運動ってのは1600年代、1700年代から欧州でも行われ続けており、熱心に行われていて州の法律を尽く改正させて大統領すら押し切られて

全国的になってしまいました。


そして史実の1933年になって、

ようやく愚かな法律は修正されます。


国や酒造会社にとってはどれほどマイナスになった事か。

マフィアや悪い連中は大儲けしています。

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