151話目1914年 オートメーション改革始まる。
1914年といえば世界大戦が始まった年
です。
ちなみに史実では、
(6月28日 - 第一次世界大戦: オーストリアのボスニア地方の町サラエボで、オーストリア皇位継承者フランツ・フェルディナント大公夫妻がセルビア人青年によって暗殺される(サラエボ事件)
7月23日 - サラエボ事件: オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに最後通牒
7月28日 - 第一次大戦: オーストリアがセルビアに宣戦布告し、第一次大戦が始まる。
7月30日 - 第一次大戦: ロシア帝国が総動員を発令
8月1日 - 第一次大戦: ドイツ帝国がロシアに宣戦布告
8月3日 - 第一次大戦: ドイツがフランスに宣戦布告
8月4日
第一次大戦: ドイツ軍が中立国ベルギーに侵入。
第一次大戦: イギリスがドイツに宣戦布告する。
8月12日 - 英国が日本の対独参戦に同意
8月15日 - パナマ運河開通式
8月23日 - 第一次大戦: 大日本帝国がドイツに宣戦布告する。
米国は第一次大戦に中立を表明。
第一次大戦: タンネンベルクの戦いが行われる。以後、東部戦線は膠着する。)
という流れなのですが、主人公は6月末にサラエボ事件が起きるか〜
と考えていました。
下手をしたら、ドイツ帝国の元で宇垣傘下の自動車企業が戦闘車両を製造する事になりますし、それはイギリス、フランス、イタリアもそうなりかねません。
清国領土内で分散して治安維持しているロシア軍ですが4個師団程度ですし、
日露戦争もしていないので兵力に余裕があるはず。
史実くらいの兵力は出せるでしょうねえ。
ヤバっ、戦争になったら史実よりも予算に余裕がややある分、規模が大きくなるかもしれんぞ。
騎兵の突撃を機関銃が掃射して悲惨な
事になるかもしれないな。
それに火薬の大量生産ができるハーバーボッシュ法も開発されるだろうし。
まずはオーストリア・ハンガリー帝国の大公夫妻の身辺警護を厳重にしなきゃだな。
伝染病が蔓延して工事が中断しているパナマ運河が開通しない事だけは確定してるけど。
でも、幅広く商売している今の日本にとって、パナマ運河って、あったら便利なんだから、皮肉な事実ですよねえ。
主人公達は気がついていませんが、
史実にあった、2月の東京市の発疹チフスの流行もありません。
年末までの死者は1176人という流行だったんですけど、、、
宇垣財閥は社会貢献を積極的に行っています。
全国に孤児院や乳児院を設立してゴーレム達が育児、教育をしています。
いつから始めたのかというと日清戦争直後の稼ぎ始めた頃からです。
なにせ、その時代は明治20年代後半。1895年(明治28年)ですからね。
まったくの未整備状態でした。
宇垣昌弘は言われて気がつきました。
ので日本国中に孤児院を作り孤児を保護、育成する活動は黒田官兵衛にすべてを任せました。
黒田官兵衛が気がついたのは異世界では孤児院が教会にすべて任されて、
養育費用の捻出に苦労していたからです。
どうにも気になって官兵衛は日本の孤児院や乳児院を調べ始めました。
これは自分達で始めた方がいいと官兵衛は思いました。
ここから黒田官兵衛の活躍が始まります。皇室と宇垣財閥に忠誠を誓うよう、
洗脳魔法も駆使して子どもたちを教育しました。
社会主義&共産主義者には絶対にならないように、、、
大人になるまで世話になったからには
忠誠くらいは誓ってもらうって事ですな。
まぁ、わからなくもない。
(これから、社会主義者、共産主義者が蔓延する世界がやって来ますからねえ。)
優秀な人間や普通の人間は優先的に宇垣財閥の企業に就職もできますし、
孤児院を卒業した孤児達は幸せになるのでした。
えっ?
孤児の中には普通以下の孤児もいるだろ?って。
ええ。
彼らには『適正に応じて』就職先が手配されます。
勉強ができるのなら大学の学費も出ますし。
明治の日本の孤児院や乳児院はかなり
充実し、子ども達はのびのびと暮らし、勉強する事ができるようになります。
お金があるからこそできる事。
まずは富国ですよねえ。
あっ、学校の給食ですが、補助金を多めに出して小学校と中学校の給食が始まりました。
『宇垣給食製造会社を設立するか!』
と打診したら、『人手が足りません。
無理。』と言われちゃいましたよ。
そういえば、軍隊の糧食関連もうちがやってたっけ。
『ダンジョンの40階までを拡大して
大幅に製造能力を高めないと無理。』だと言われましたよ。
これが、子どもたちに鶏の首を切って、羽根をむしって、自分達でお肉を作って貰えるのであれば10万羽とか用意できるんだけどな。
大幅に自動化してオートメーション化するか。
鶏の羽根をあっという間に
むしる機械もゴーレムなら作れるだろ。
焼き魚や天ぷらもゴンドラに載せると
自動で焼けて、天ぷらが揚げれる機械を作るか。
こうしてオートメーション機械が開発され始めました。
1914年はオートメーション機械化元年と呼ばれるようになります。
このオートメーション改革のおかげで
マーク1の1台あたりの製造に必要な時間も短くなっていくのでした。
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