137話目ドームハウスとマンション。
ジョン・ロックフェラー様とジョン・モルガン様にお買い上げいただいたドーム別荘。
まぁ、別荘というより邸宅と言うかお屋敷と言うか、、、全高は25mで縦横50mのドーム型の大型ドーム別荘ですけど、50万ドルというお値段であるわけですが、更に買いたいと名乗りを上げる人物が現れました。
いや、50万ドルっすよ?
日本からの空輸っすよ?
メロン財閥とか、他の財閥からのオーダーなら驚かないんですけどね。
名乗りを上げたのはGMのデュラントさんでした、、、
『『ええええ〜〜!!』』と驚きましたよ、、、
だって、マーク1が143〜4台買える値段だっつーのに、、、さすがは全米1の
馬車製造会社を作ったミリオネアだよなぁ、、、この人投資家でもあるんだよな。
若々しく見えるから年齢を忘れそうで
友人として気兼ねなく話してるけど。
マジで驚いたわ。
まぁ、密輸するから関税分はお値引きするけど。
(↑ロックフェラーさん達のとこの別荘、輸出関税も輸入関税も支払っていない事に今気がついてる。しかも総額で100万ドル規模の密輸。)
(今さらだけど。)
主人公はやっちゃってます。
ロックフェラーさんとモルガンさんに
売ったドーム別荘も日本を輸出する輸出時の関税と、アメリカ輸入時の関税を忘れています、、、
もうひとつ、やっちゃってます。
マーク1のオーナー様にお届けしているダンジョンのミネラルウォーターですが、個人差はありますが若返り効果や老化防止効果があります。
モルガンさんは1837年生まれの先代の
金融王のジョン・ピアポンド・モルガンさんだと気がついていません。
まぁ、20歳以上若々しく見えるのだから、
今、第一線で働いているモルガンさん
の息子さんの誰かだと誤解してもおかしくないですが。
この人、小柄に描かれたアメリカ合衆国より大柄なモルガンさんとして風刺漫画されたりしている金融王なんですよね。
なんかお二人ともフレンドリーなんですよね。お孫さんと仲が良いからでしょうかね?
実は主人公は更にやっちゃってます。
ロックフェラーさんのスタンダード石油ですが、オイルショックで酷い打撃を受けていました。
あの原油の輸入は、まさに天の助けでした。
モルガンさんにとってもグレートホワイトフリートの暴挙からの国際関係の悪化とオイルショックは酷い打撃でした。お二人のような投資家にとっては
命をすり減らすような酷い大不況とオイルショックの数年間でした。
そこへ、戦争当事国の日本からの積極的な投資と原油の輸出ですからね。
この『和解と友好のシグナル』は、
はっきりと受け取ったぞ。とお二人
は思っているのですね。
更に極東にユダヤ人国家が生まれて、欧州から避難してきたユダヤ人達がウラジオストクに到着すると日本の大型客船が待っていて、大型客船で暮らす事ができながら、宇垣建設の社員になって賃金が支払われながら建設事業や街づくりに従事して、手厚く支援されているのを恩義だと思っていました。
未来人の宇垣昌弘はこれくらいは当然だろ?と思っているのですが、貧しいユダヤ人の難民家族なんかの為に多くの客船が用意され、美味しい食事を振る舞われ、子ども達は客船にて勉強ができて、親は給料を貯める事ができて、一家族ごとに広々としたマンションの部屋が与えられたわけですからねえ。
1階は駐車場タイプのドーム型マンション。それぞれの家族に広々とした部屋付き。が、です。
まぁ、宇垣昌弘は大震災の被災民に対してはこれくらいしてもいいと思っており、それをしただけなのですがね。
でも1つの街作りをユダヤ人でもない
日本人がこんなにお金をかけて、親身に面倒を見て、彼らの目から見て超高級に見える家を分け与えてダムまで建造してるんですからね。
慈善にしても桁が違うし恩義に感謝も
しますよねえ。
彼らの目から見ても唖然とするほどの力の入れように見えたんですよ。
昌弘としたら、そりゃあ電気を生み出すダムは必要になるだろうし、土魔法と錬金魔法を駆使すれば、すぐに建設が可能ですからね。
これくらいはサービスの範囲内だと気にも留めていません。
それに、宇垣財閥系の日本の農村も順次、ドームマンションやドームハウスが建設される予定です。
冬の寒さが厳しい場所はドームハウスやドームマンションを増やさなきゃダメだと思っています。
こうしてエルサレム共和国は日本から受けた手厚い援助を感謝して、
日本とは親友のような同盟国となって行くのです。
そして、ユダヤ系の大金持ちからは
日本は特別な友好国だと思われるようになるのでした。
ロックフェラーさん、モルガンさんと
ロスチャイルドさんは日本に一目置くようになります。
一族の人間や彼らの代理人を日本に住まわせているのも、日本なら安心だ
Mr宇垣を間近で見て見習え、勉強させて貰えと孫達に言ったんですね。
史実の欧州では日本は色々な嫌がらせをされていますが、ユダヤ人との連帯を持つ事は日本にとって大きな利益をもたらすのでした。
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