136話目ロックフェラーさんの別荘。
オハイオ州といえばロックフェラーさんが創設したスタンダード石油の本拠地と言ってもいい。
そのオハイオ州の風光明媚な土地に
ロックフェラーさんの別荘の1つがあった。
実は、ここは知る人が限られている秘密の別荘らしい。
隣はモルガンさんの別荘らしい。
で、お二人の別荘にドーム基地が欲しいとオファーが出た。
『えええええええええ〜』
と思ってしまった。
日本からドーム基地を輸送するとなると50万ドル単位の請求になるだろう。
サウスカロライナ級戦艦が600万ドルなのに50万ドル?と思う人もいるかもしれないが、ドームの大きさは50m×50m
であり高さは25m。
6〜7階建てのビルの建造となるとそれくらいはかかる。
カリフォルニアのサンノゼにあるウィンチェスター屋敷は38年間もの間、
屋敷の建設工事が続けられた。
こうした続けざまの建設工事費は、およそ550万ドルだしな。
さすがに1ドームあたり50万ドルくらいはもらわないと。
輸送費だってかなりかかるんだから、、、
それにしても動きが早い。
ストックホルムオリンピックの時に
お二人からの使者がやって来てドームの内部を見学してメモって写真を撮っていっていたが、即座に別荘を注文とはな。
ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr、1839年7月8日 - 1937年5月23日)は、アメリカ合衆国の実業家、慈善家。石油王と称えられた。
1870年にスタンダード・オイル社を創業し、ピーク時はアメリカの石油の90%をコントロールするなど、同社は石油市場を独占してアメリカ初のトラストを結成した。1897年に事実上引退し、その後は慈善活動に力を入れている。
(その資産はピーク時には9億ドルに上り、国の経済の1.5%以上であった。物価の変動を考慮すると史上最大の資産を持つ富豪とも言われている。)
(↑この資産の金額は推測値、他の推測値は一族全体で220億ドルとかの数字がある。)
慈善活動の現代的かつ体系的アプローチの構築に引退後の40年間に資産の大部分を使った。医療・教育・科学研究促進などを目的とした財団を創設した。彼が創設した財団は医学研究を推進し、鉤虫症や黄熱病の根絶に貢献した。また、シカゴ大学とロックフェラー大学を創設した。
熱心なバプテスト信者であり、生涯にわたって米国バプテスト同盟を支援した。彼は酒とタバコを嗜まなかった。
彼の家は裕福ではなく、父親は常に一攫千金を夢見ているような父親で、
ジョンは子どもの頃から色々と働いて
母親を助けるような子どもだった。
と言われている。
今は超大金持ちではあるが、大勢から妬まれる立場というのは生き難いのではないだろうか?と思ってしまう。
鈴木商店の米騒動の時を思い出す。
(いや、漫画で見ただけで実際には起きてないけど。(栄光なき天才達))
扇動された民衆に襲われるかもしれないという恐怖を感じているからこそ慈善事業に大金を寄贈し続けているのではないだろうか、、、
大金を寄付しても『実際はもっとお金があるんだろう』とか皮肉をいわれる
のだから悲しいものだ。
俺も大金持ちだし、日本を支配して
身の安全を確保しようと軍、政府、
官僚組織を支配してマスコミも支配して統制しているし、いつの間にか、
同じような事をしてるんだよね。
違うのはゴーレム達の存在。
圧倒的な忠誠心と武力を持ち、今のアメリカとも互角以上の武力があるからこそ安心していられる。
同じ金持ちだからこそ彼の気持ちの一部が理解できる。
そしてジョン達は恐れを感じているのではないだろうか、、、反ユダヤ感情はキリスト教の国では根強い。
実際にはどうであれ、キリスト教徒なら扇動されればユダヤ人を迫害しかねないし、社会主義者や共産主義者なら
金持ちを襲いかねない。
日本でも起きてるし。
欧州から避難してきた多くの貧しいユダヤ人を見て付き合っているから、
どうしても同情的になってしまう。
日本にやって来たユダヤ人達も、
やっと差別されない国を見つける事が
できたと泣いているユダヤ人達を何人も見て来た。
実は彼の直系のお子さんが日本でビジネスをしている。
万が一の場合に一族が全滅しないように分散する事を考えざるを得ないって
悲し過ぎる。
いやいや、脱線し過ぎたな。
まずは別荘の空輸だった。
ドーム基地だが、ある程度の要望は聞いてあり、こちらも伝えておくべき事は伝えてあるので話は早かった。
俺が自分の別荘用に作っていたドーム基地で良さそうだ。
南極基地の方は終わっているから、
ちゃっちゃっと作って備え付けるとするか。
ここの近くには井戸があり、排水用の
下水路もあるので、あとはきちんと設置するだけでいいでしょう。
ロックフェラーさんはドーム型別荘の住み心地の良さに驚きます。
このドーム基地ですが、夏は涼しく冬は暖かいですから。
しかも、室内の装飾にダンジョン木材が使用されており虫除け効果は抜群です。
ジョンさん達もモルガンさん達もドーム別荘の住み心地に満足して、ここで過ごすことが多くなっていくのでした。
実は上皇陛下も皇居内に作った離れの
ドームで過ごされる事が多くなっています。室内プールにトレーニングジム。
などの為のドームも隣に建設しました。
ロックフェラーさんとモルガンさんは
宇垣ファンドにお金を投資し始めます。
資産の分散配置の為ですね。
投資金額は100万ドルでしたので安心しました。
1億だったら、そんなに預かれませんと断っていましたよ。
主人公だって、いざに備えてスイス銀行に1億ドル相当のお金を預けてますし、分散配置しておきたい気持ちは良くわかります。
ここでロックフェラーさん達と何が話されたのかは作品内で
徐々に語られるでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます