130話目ゴーレム型超大型飛行船完成。
129話が国産飛行機初飛行で、
宇垣飛行機製造会社爆誕だったわけですが、何故、記念すべき130話が飛行船なのでしょうか?
それは主人公にとって飛行船は相性が良いからなんですね。
まず、錬金工場内で超大型飛行船を楽勝で建造可能。(構造は簡単ですし。)
引火の危険性がある水素ガスではなく、ヘリウムガスも錬金工場で製造可能。
アイテムバッグやアイテムボックス内に爆弾や燃料を搭載できますしね。
しかも、地、水、火、風、雷の属性を
持たせたら雷も火も強風も怖くない。
それに風の精霊の加護で更に重量の軽減が可能。
より高空への上昇が可能なんですよ。
ええ。日本を飛び立ってアメリカまで
無着陸で太平洋を横断飛行するのも可能です。ジェット気流に乗れば数日でアメリカに行けます。
なんなら空中を飛行して世界一周するのも可能ですよ。
日本の技術力と国力を世界にアピールするには最適だと判断しました。
ツェッペリン飛行船が初飛行したのは1900年ですが、まだ近距離の飛行ばかりですからね。
1920年代の後半にならないと世界一周とかはできないでしょう。
だが、超巨大ゴーレム飛行船なら世界一周だって楽々とできます。
グラーフツェッペリンのペイロードは60トンだったそうですが、錬金工場で製造される超巨大飛行船なら100トン以上のペイロードも可能でしょう。
ゴーレム飛行船の体内なので客室内部を暖房し気圧も一定に保つ事も可能。
ジュラルミンではなく、機体の構造を発泡ポリスチレン製にすれば高剛性と軽量化の両立も可能でしょう。
さて、史実のグラーフツェッペリン飛行船は1928年9月18日に初飛行しています。
全長236.6メートル(776フィート)、最大体積が10万5千立方メートル(370万8040立方フィート)の当時世界最大の巨大飛行船です。
浮力には水素、動力にはブラウガスを使い、5基のマイバッハ製550HPエンジンを搭載して動き、60メートルトンの荷重を運搬可能にしていました。
愛称の「グラーフ」はドイツ語で「伯爵」。
世界に名を馳せたドイツの巨大飛行船産業をほぼ一代で築き上げたフェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵に因む命名です。
姉妹船にLZ 126「ロサンゼルス」があります。
1928年10月、アメリカ合衆国ニュージャージー州レイクハーストへ最初の長距離飛行が行われます。
到着した乗組員はニューヨーク市で紙ふぶきの舞うパレードで熱狂的な歓迎を受け、ホワイトハウスにも招かれました。
その後にグラーフ・ツェッペリンはドイツ、イタリア、パレスチナとスペインを訪れました。
1929年8月、LZ 127は完全な地球一周という思い切った冒険へと出発します。
以前に戦死者の御遺体を高尾と病院船が届けて世界一周をついでにしましたが、日本に居た世界のマスコミの駐在記者さん達が同行して世界一周しましたが、
今度は巨大な飛行船での空の世界一周と洒落込みましょうかね。
全長500mの超巨大ゴーレム飛行船で。
アメリカ、英国、フランス、ドイツの訪問。
そして世界一周の旅ですな。
伊藤博文公も招待しましょうかな。
(ちなみに、史実のツェッペリン号は世界一周に合わせて、郵便物を積み込み、着陸地に運んでいました。これは、飛行船の収益事業の一つだったようです。当時、飛行郵便はまだ珍しく、記念切手やスタンプが人気を集めました。
ツェッペリン号は日本に約7,700通の郵便を運びました。また、日本からも郵便が積み込まれました。その郵便料金は、日本からロサンゼルスまで葉書で1円6銭、封書で2円10銭、ドイツのフリードリヒスハーフェンまでになると、葉書で2円56銭、封書で5円10銭でした。
当時の日本国内の郵便料金が葉書1銭5厘、封書3銭でしたから、国内郵便の数十倍以上という高額なものでした。
にもかかわらず、発送を希望する人たちが郵便局に詰め掛け、葉書、封書合わせて、約5,500通のアメリカ、ドイツ向け郵便が積み込まれたようですね。)
そして、超巨大ゴーレム飛行船を収納する巨大格納庫も建造しちゃいましょうか。
発泡ポリスチレンで。
発泡ポリスチレン製格納庫にとっても
いいお披露目になるでしょう。
なんせ大幅に安く建設する事ができる。
皇居の中に作っちゃいましょうかね。
いきなり、皇居から超巨大な500mの
飛行船がふわりと浮かんだら東京中の
府民が驚くでしょう。
そして、明治天皇陛下の御譲位と大正天皇陛下の御即位の記念の行事としては、素晴らしい行事になるでしょうな。
ふふふ。
御譲位と御即位の記念行事の為に、あえて飛行船を建造せずに温存しておいた甲斐があるというものよ。
明治上皇陛下のアメリカ訪問は空から!
まさに天孫降臨。
100トンのペイロードだとすると、かなりの物が搭載できるな。
マーク1も大量に積める。
(天皇が崩御された場合の践祚は諒闇践祚、譲位の時の践祚は受禅践祚と称しまして、古くはその儀式に違いがあったようですね。
これは、譲位の際、先帝が譲位の宣命を出す『譲位宣命宣制』または『譲国の儀』が践祚の最初の儀式として行われるためのようですね。)
すでに特例法は制定済み。
着々と御譲位へのカウントダウンは開始しているのですよ。
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