116話目新型タンカーに改良。

史実の日本で最初に建造されたタンカーは1908年の大阪鉄工所櫻島製「虎丸」531総トンで油槽容量は400トンであったという。


日本が現在持っているタンカーは3万トンの大型タンカーばかり。

いや、大型タンカーを持っているのは宇垣海運ばかりだが。


あのアメリカへの原油の販売だが、

アメリカ側の関税が27.5%。

対米同率関税法の日本も27.5%であり、宇垣石油も宇垣海運も日本国も

ぼろ儲けできたので万々歳な取引だった。(品薄で大変だったアメリカの石油会社も喜ぶウィンウィンの商売。)


その宇垣財閥はタンカーの底は二重に

するように日本政府に提言した。

もちろん宇垣財閥のタンカーも二重底に改装済みである。

日本の各造船メーカーもタンカーには興味津々であり、これからタンカーが増えるかもしれないので先んじての

提言である。

この3万トンタンカーだが舷側が500mm+250mm。

船底部500mm+250mmという重装甲ゴーレムタンカーである。

船首部分もかなり頑丈に作ってある。


敵国に拿捕されそうになったら体当たりして敵の駆逐艦や巡洋艦を沈めるかもしれないな。


上甲板にも装甲を付けようかな。


それにしても、戦艦より重装甲って、、、


まぁ、このタンカーも造船の経験値を溜める為の実験作だからね。


国内輸送用の5000トンクラスのタンカーも何隻か持ってるよ。


あと、タンカーは火災が怖いからね。

装甲巡洋艦と駆逐艦に大型放水機を4機くらい取り付ける事にした。

これって艦内が浸水した時の排水にも

使えるから、装備にした方がいいかもしれない。他の艦が大火災した場合も助けられるかもしれないし。


まぁ、4大精霊の加護を付けてるから

大丈夫だろうけど。


それにしても、超巨大ゴーレムが広がって良かったと思ってる。

超巨大ゴーレムが海底にいてくれれば

天測しなくても今何処にいるのか緯度と経度がわかるからね。


日本近海でも瀬戸内海とかで座礁しないように、海底がどうなっているのか超巨大ゴーレムが教えてくれるから、

心配要らずだしね。

超巨大ゴーレムのいる場所はかなり緻密に海図ができているよ。

ちなみに艦長や航海士は情報アクセス権限があるので日本近海の海図をかなり知っている。


こうしてタンカーを建造してみると、

発想の転換ができてしまう。

最高速力15ノットでいいのなら大型ディーゼルエンジン2機搭載くらいで、

3万トン級護衛空母を量産できるかもしれない。

搭載できる機体もかなり増やせそうだ。

まぁ、自給自足できてる日本は、そもそも欲しい海外領土が無いし、石油も鉄鉱石も使いきれないほどあるしね。


日本列島の国土防衛だけなんだよな。

日本国の目標って。


まぁ、3万トン型空母も設計しとくか。

作って運用しないと改善点がわからないし。

とりあえずはダンジョン内の海や湖でのでの運用だけど。


そういえば書いていなかったが日本は

騎兵の総数を減らし続けている。


ダンジョン馬と交配する事で名馬や

大型の輓馬が生まれていて、名馬が生まれているのに皮肉である。


日清戦争後から断続的に減らしているので、10年後の1904年頃には騎兵は5000名以下に減っている。

歩兵師団も10個師団だし。

これを見ても日本がロシアと戦争をやる気が無い事がわかる。

そのかわり、いざに備えて砲兵戦力は

充実させていた。

すぐに15万名の砲兵部隊を増やせるように武器を秘匿していた。

すでに開発済みな自走155mm砲なら1万門だってすぐに準備できる。


まぁ、出番はまだ先だろうが。


(隠しきれないのが重機関銃や三七式重擲弾筒の充実っぷり。

重機関銃の数の師団あたりの充実っぷりは史実とは比べものにならないほどです。)



ゴーレムの弓兵スキルのジョブ持ち、遠距離攻撃系スキル持ちから恐ろしい報告が上がってきました。

このジョブとスキルの持ち主が新型弾丸をスコープ付きの新型重機関銃で撃つと、900m先の伏せている敵兵に対しても命中を期待できてしまうそうです。

遠距離狙撃&夜間戦闘での視認性向上用

のスコープとピカティニーレールの取り付けを試験的に行い、どれほど遠距離攻撃できるのかを試す試みが開始しました。

そして狙撃兵型ゴーレム向けの特殊装備の開発もスタートしました。

主人公は試験的にある装備を開発します。

それがなんなのかは登場をお待ち下さい。


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