101話目シビリアンコントロール

さて、マイナス面が多いと言われている史実のソビエト連邦ですが、軍を完全に制御してコントロール下に置いて

いた、シビリアンコントロールに成功している国でもあります。


そして、維新の元勲達が死去した後、

シビリアンコントロールに失敗して

軍がやりたい放題な国になったのが

史実の日本でした。


日本を第二次世界大戦の敗戦国にせずに、強大な国にする事が主人公が神様達からお願いされた任務です。


主人公は日本を完全に支配し制御し、

コントロール下に置く事を決意しています。


さて、今回の話はシビリアンコントロールですね。

日本の陸軍は10個師団編成の国土防衛型陸軍を目指しています。10個補給師団を併設しており、人的資源は20個師団相当になっています。

この補給師団はほぼ人型ゴーレムなので、陸軍師団は同数のゴーレム師団が監視している事になります。


10個師団というのはいかにも少なく思えますが、平和時における陸軍の影響力を可能な限り少なくしたいと思っての、この戦力なわけですね。


海軍の戦艦&装甲巡洋艦&駆逐艦はゴーレム軍艦ですし、12隻の戦艦乗組員の25%、20隻の装甲巡洋艦と駆逐艦の全乗組員がゴーレムです。

艦長が『陸軍省を撃て!』と命令しても、戦艦も乗組員も命令は聞かないでしょう。


特高警察ですが、支配下にする事に成功しています。過半数がゴーレムですし、ほぼ全員をゴーレムにする予定です。

警察ですけど、ゴーレム比率を高めつつあります。15%がゴーレムです。


官僚組織は洗脳魔法のおかげもあり、

ほぼ支配する事に成功しています。


こうしなければ、朝鮮保護国化からの

朝鮮併合を阻止する事はできなかったでしょう。

更に満州へ進出する流れになっていたかもしれません。


史実の陸軍は驕り昂っており、昭和天皇陛下も危機意識を持っておられたと

いいます。

『陛下は病気の療養中』という事にして、押し込めて、皇族の誰かに首相になってもらって、陸軍の独裁支配体制になってもおかしくなかったのが史実の昭和の日本です。

226事件の時とかはそうなる危険性が

ありました。

天皇陛下の信頼されている政治家や側近が殺されていますから。

(もしも、明治天皇陛下が上皇になられていて見守っていた場合、あんな風になったでしょうか?)



史実の陸軍は山縣幕府と言っていい状態ですから、非常に危険でした。

(特に山縣さんの死後)

山口県民の視点から朝鮮半島を見てください。

最前線は対馬であり、朝鮮半島の危険性を考えると元寇の悪夢再びと考えても不思議じゃありません。

だから日本国を挙げて朝鮮併合に走ったんですよ。

(スマホのマップで山口県や対馬から朝鮮半島を見てください。予想以上に近いです。)


で、そのような不安を解消する為に日本海側に装甲巡洋艦&駆逐艦の配置をしたというわけですね。

現在、対馬には装甲巡洋艦2隻と駆逐艦8隻、小型のパトロール艇が配備されています。



明治憲法の下でもシビリアンコントロールを構築する事はできます。


軍隊の違法行為を軍隊の外から取り締まる為の強力な武装司法機関を首相府の“手兵”とする事です。


軍の幹部、幕僚の法規違反やテロの黒幕を厳しく追及して取り締まる、

首相直轄の憲兵隊のような組織が必要だったのです。


日本にも憲兵隊はいましたが、陸軍大臣の元で、軍内部から取り締まるのでは陸軍の権力が増大するだけですからね。

あくまでも『首相直轄』で、軍の外から軍や赤やテロリストを取り締まらなければいけません。



(史実の憲兵設立の際、警視庁は憲兵部を設置して、警察官から憲兵への転出人事を行っています。

旧警視局から転出して憲兵になることが予定された警察官は835人であり、これは東京憲兵隊の定員1612人(1881年3月時の)の53%に相当しています。

初代東京憲兵隊長には、警察出身の三間正弘(別働第3旅団参謀)が任命されています。

憲兵少尉以上の35人(1882年9月時)のうち、20人が警察出身でした。

警察から憲兵に転出した警察官は、西南戦争の際に動員された警察官でした。(新選旅団・警視隊)

憲兵設置のその日に、警視庁の警備掛は廃止され、旧警視局所管の兵器が全て陸軍省に納付されています。


東京府会は、「憲兵の配置は警察力の増強である」として、警察費を大幅に削減し、巡査の定員を半減させています。(1874年1月の巡査の定員6000名、1881年3月は3160名))


と、史実では警察の人員と予算と警備の為の武器が削減されて陸軍の権力が

強化されています。

シビリアンコントロールとは真逆の

対応がされていると言っていいでしょう。

むしろ警察の警備部に人員と武器と予算と権限を増加するべきでした。

巡査の人数も減らさないようにするべきでした。


ですが、この日本は違います。

陸軍は暴走させません。

泥沼な大陸には進出はさせません。

軍の幹部、幕僚の法規違反やテロの黒幕を厳しく追及して取り締まる、

首相直轄の憲兵隊のような組織を作ります。


とはいえ、軍産複合体がやりたい放題

してるのはアメリカも同じですがね。


大統領が命令していないのにハワイ王国でクーデターを起こしているアメリカ系農場主達を海兵隊と海軍士官が支援しているし。



日清戦争時の地上戦を最低限にして、

日露戦争をしなかったのはやはり

正解でした。

軍備増強の為に国民から過酷な税金を取ってもいないしね。

史実の日露戦争の軍事費やシベリア出兵の費用はえらい高額でしたからね。


なんせ、史実の日露開戦時の戦力比較は、(露・日:歩兵66万対13万、

騎兵13万対1万、砲撃支援部隊16万対1万5千、工兵と後方支援部隊4万4千対1万5千、予備部隊400万対46万)

ですからね。

避けれるなら避けた方が良い。


それにしてもエグい戦力比ですよね。

ロシアの歩兵は66万、騎兵は13万、砲兵は16万、工兵、支援部隊は4万4000、予備部隊400万。

日本は歩兵13万、騎兵は1万、砲兵は1万5000.工兵、支援部隊は1万5000、

予備部隊は46万か、、、

歩兵の数はロシアが53万人も多く、

騎兵は12万人も多く、砲兵は14万5千も多く、工兵、支援部隊は2万9千も多く、予備部隊は354万人も多い、、、

これは勝てない戦力差だろ。


日本政府の一般・特別会計による、

日露戦争の戦費総額は18億2,629万円

です。前年度の国家予算は2億6000万円の時代にこれほどの借金を背負うのですからね。

国家予算の7年分以上の金額ですからね。


労働争議、小作争議が史実と比べて

ずっと少ないのは社会や政府に対する不満が少ないからでしょうね。

税金は上がっていないどころか下がっていますし。


軍隊も官僚組織ですからね。

見張っていないと際限なく膨張しようとします。

政府も軍隊も官僚組織も監視し続けなければね。


と、いいつつ、1909年時点で超美濃型の戦艦を12隻と艦型は古めとはいえ、

アメリカの装甲巡洋艦と戦っても沈まなかった装甲巡洋艦が20隻以上とは史実の六六艦隊、八八艦隊以上の大戦力。

あれ?

海軍の上層部が○○艦隊とか言い出さないのは満足できる戦力を持ってるからなのか?

いや、これくらいは必要だろ。

アメリカとの摩擦が大きくなったら

更に大きな戦艦を2隻くらい増やすつもりだし。

だと史実の八八艦隊に近いな。

七七艦隊だな。

で、今が六六艦隊、、、

超美濃級戦艦12隻の六六艦隊達成してるな、、、

陸軍も騎兵は減らしてるけど、戦力的には20個師団だよな。

あれ?

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