85話目明治天皇陛下の国民皆保険宣言。

グレートホワイトフリートの卑怯な

騙し討ちを撃ち破り、アメリカに勝利し、関門トンネルや東京湾海底鉄道トンネルが開通し高度経済成長を続ける

世界三位の海軍を持つ大日本帝国。


対米戦勝年である明治41年(1908年)の年末に明治天皇陛下がある宣言をしました。

それは、国家は国民が安寧に暮らせる国になる事を目指さなければいけない。というものです。

日本国民皆保険制度の導入です。


この保険証は写真付きで住所と本籍が

記載されています。

身分証明証にもなるものです。


あの、日本住血吸虫症を退治した時から、ずっと、ゴーレム達は日本全体を

警察官と一緒に日本国中をまわって、

日本国民を鑑定し、現時点での国民の人数や住んでいる場所や健康状態を

調査してまわっていました。

その努力により国民全員に病気耐性の

スキルを与える事ができました。

今の日本では生まれた時に病院で病気耐性のスキルが付与される為、乳幼児の死亡率が大幅に減少しています。


だからこそ、国民皆保険制度を導入して保険制度に入っている国民の医療費用の補助を行っても大丈夫と思えたのです。


といっても無制限なわけではなく、

子どもの医療費補助からですがね。

治癒魔法があるから、史実ほど医療費

の負担額は上がらないでしょう。

鑑定で診断もできますしね。


もちろん、これは他国にも導入させ、

国民皆保険制度を導入するのが当たり前な世界にするの為の策略です。

特にアメリカのような大国に作らせて、国家予算の多くを医療費に使わせて、軍事費を削減させようとしています。


まだ10年先の事ですが、1918年から1920年にかけ全世界的に大流行したH1N1亜型インフルエンザのパンデミックを睨んでの国民皆保険制度です。


史実のアメリカ疾病予防管理センター(CDC)がインフルエンザ・パンデミック重度指数(PSI)においては最上位のカテゴリー5に分類されているアレですよ。


なんせ、全世界で5億人が感染しており、それは世界人口(18億-19億)のおよそ27%とも、(CDCによれば3分の1)とも言われています。

死亡者数は1億人を超えていたと推定されており、人類史上最も死者を出したパンデミックのひとつですよ。


だからパンデミックの震源地とされるアメリカのカンザス州を注意深く見ています。


もっとも、第1次世界大戦にアメリカが参戦して、訓練基地及び東海岸に移動して、船の中で病が蔓延して欧州に広まったとも言われています。

第1次世界大戦が始まらなければ、

この1918年インフルエンザパンデミックは起きないかもしれません。


史実の1918年9月29日に、約1万1千人の乗員を載せて米国ニュージャージー州の港を出港し、同年10月7日にフランスのブレスト港に到着した米国の兵員輸送船「リヴァイアサン号」ですが、

航海中に船内で2千人がインフルエンザを発症し80人以上が死亡、下船後も含めると合計約200人が死亡したといいますからねえ。


アメリカ国内のみのパンデミックになれば、最高なんですけどね。


そうしたら、国民皆保険制度を導入せざるを得ないでしょう。


そうなれば軍事費に大金を出す事は

難しくなるはず。


国家予算の30%くらいは医療費関連に

消えるはずです。


『医療費は自己責任』なんてアメリカ人は洗脳されていますよ。

史実の未来のアメリカですが、盲腸の手術になって、200万円が必要なんてバカげてますよ。日本なら40万円以下ですから。

子どもなら無料の自治体が多いです。


まぁ、貧しい移民なんかに医療費補助なんか出したく無いんでしょうが。


まぁ、徹底的にやってやりますよ。

アメリカ国内のマスコミに総攻撃させてね。


あの敗戦以降、アメリカはかなり日本を意識しています。

その日本が国民を大切にすると宣言し

国民皆保険制度を導入すると言うのですから、アメリカとしても意識するでしょうね。

アメリカとしては日本に劣るなんて

許せないでしょう。

アメリカ大西洋艦隊を全滅させられて

返り討ちにされてプライドはボロボロですし。

アメリカ政府や政治家達に対して大きな波紋を呼ぶのは間違いないでしょうね。

アメリカが統治したフィリピンが荒れていたのに比べ、台湾が全然荒れていないってだけでもプライドがズタボロ

なんですから。

しかも、フィリピンが独立したら治安の良い国になりつつあるし。


これは余談ですが、今年の4月に亡くなるかもしれなかった『有栖川宮栽仁王』ですけど、盲腸も腸閉塞も起きずに元気です。


明治天皇陛下も健康上の不安が何もなく、お元気ですし、皇太子殿下もお元気ですもんね。


海軍兵学校にはゴーレムの誰かが常にいて病気の治療を行っているのですが、病気系の出番が全然無しですよ。


特に皇族の方々や上層部のご家族は

日清戦争後すぐに病気耐性スキルを付与し、その健康的な状態のまま御成長されていますからねぇ。

盲腸とか腸閉塞にならなくて当然か。


(主人公は気がついていませんが

植物にとって悪い病気なども広域浄化魔法によって浄化されているので、

農作物の病気被害も減っています。

フィラリアなどの寄生虫被害もかなり

減少しています。)


史実の日本だと、これから社会主義が広まる世の中になるのですが、日本では社会主義の勢いは強くはなりません。

あれば社会主義教って宗教ですよ。


社会主義の連中の醜さを徹底的に報道して本性を暴いてやりますよ。



史実の明治天皇陛下の在位: 1867年2月13日〈慶応3年1月9日〉- 1912年〈明治45年〉7月30日)。

ですので、明治45年の2月13日に

皇太子殿下に御譲位され上皇に御成になるご予定です。

現在検討中です。

外見は年齢よりもずっと若く見えますし、このままだといつまでも明治が続きそうですので御譲位予定になりました。

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