83話目青函トンネル爆誕
と、いうわけで青函トンネルを掘る事になった。
まぁ、青函連絡船の事故とか起きると寝覚めも悪いし、東京湾海底鉄道トンネルでトンネル掘りのコツもわかったし、ちゃちゃっと開通させますが。
さて、青函トンネルとは、本州の青森県東津軽郡今別町と北海道上磯郡知内町を結ぶ鉄道トンネルである。世界最長の海底トンネルおよび三線軌条のトンネルであり、2016年にスイスの「ゴッタルドベーストンネル」が開通するまでは、世界最長のトンネルであった。
でも、全長53kmで海底部分が23kmって、相当だな。まぁ、地上のレール敷きとかはどっかに任せて、困難な地中のトンネル部分だけを俺がやればいいか。
で、東京湾海底鉄道トンネルのように将来を見据えてトンネルの大きさを直径9mの馬蹄型にしとけばいいだろ。
(全長53kmと言われているが、実際のトンネルの全長は55kmだったり、、、)
まぁ、俺が鈍行列車で長旅するのは嫌なので転移魔法陣を持たせたゴーレムに青森まで機関車の旅をさせる。
それにしても遠い。
ゴーレムから電信が入ったのは3日後の朝だった。
これでも、かなり急いだのだろう。
ご当地ラーメンが無いというだけで、
こうも旅に魅力を感じなくなるとはね。
これが未来ならご当地ラーメングルメの旅になって楽しめるのだが。
宇都宮で餃子を楽しみ、喜多方でラーメンを楽しみ、仙台で牛タンを楽しんで旅ができるのに。
あっ、超巨大ゴーレムのいるとこなら
どこでも俺は転移できるよ?
今回、ゴーレムを旅させたのは各地の様子を視察させつつ、各地の駅弁を買わせつつ、鉄道の様子の視察込み込み
だから。
主な理由は駅弁だけど、、、
でもハズレ駅弁ばかりだと悔しいから、ゴーレムに行かせたんだよ。
まだ明治の末だもんね。
さて、本来の青函トンネルの場合、作業用トンネルとか、排水&送電&電信ケーブル用のトンネルとかがあるんだけど、それらはトンネル本線の下に作る事にした。排水しなきゃだし。
だが、東京湾海底鉄道トンネルは海底60mにあるからなのか、全然浸水が無いらしい。まぁ、超巨大ゴーレムで覆っているのだから当然だが。
まぁ、こちらも前と同じ作り方でいいだろ。
青函トンネルは(未来の数値だが、
年間の補修点検費用が8億円らしい。
JR北海道が見るというのが間違っている。JR東日本に見させるべきだろ。)
維持費が高いからな。
少しでも維持費は少なくしたい。
さて、俺は青森県の今別町に来ていた。目の前には青函トンネルの本州側の入り口の小山がある。
俺がマスター権限で超巨大ゴーレムの触手を呼ぶと待ちかねていた触手がすぐに地面から出て来た。
しかも命令がわかっているからか、
すでに全長55kmで、全高25m全幅40mのトンネルベース部分は作ってあるらしい。
今回もゴーレムの板で上から押さえて
海底の土を岩石に圧縮錬成しつつ、トンネル柱を地下240mの最深部まで持ち上げて行く。
そして両端の17kmずつを20パーミルの角度で持ち上げて行く。
100先が2メートル高くなるくらいの角度だ。1000m先なら20mなので、17km先だと340m高くなるって事だ。
まあ、トンネルの出口は水面上から100mくらいの高さって事やね。トンネルのほとんどを超巨大ゴーレムの薄い皮膜で包み、完成である。
後は目の前のトンネル入り口の上側に
直径9mの馬蹄型のトンネルを2つ。
下側に高さ7mの作業用&多目的トンネルを作る。
レールの敷設とかはゴーレム達にやってもらえばいいだろう。
青函トンネルの完成は大ニュースになるだろうな。
なんと言っても世界一の海底トンネルだ。
まぁ、発表はまだ先だが。
擬装する為の宿舎とか色々と建設しなきゃな。
宇垣財閥系企業は一切株式上場していない。もし上場していたら爆上がりだろうな。
ここまで半日でできたのだが。
(青函トンネルの漏水の凄さを知ってた主人公はトンネル部分を超巨大ゴーレムで作り、トンネルを魔力圧縮岩石
で包み込み、更にその外側を薄い超巨大ゴーレムの被膜で包みました。
まぁ、これだけやれば漏水は大丈夫だと思うんですけどね。)
あと電信が大変なので超巨大ゴーレムの触手通信で俺と連絡できるように
しました。
権限を持つリーダー格のゴーレムなら
アメリカからでも俺に連絡ができます。
それと、物資輸送用に青函連絡船は必要なので次の船はゴーレム船で作る事になりそうです。
3万トン以上のカーフェリーになるでしょう。
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