75話目農村改善

前に宇垣商事が豊作時の米を買い上げて備蓄米にしたり、豊作の野菜を買い上げて新鮮なまま備蓄して、それらの野菜が不作だったり品薄で高騰している時に放出したりしていると書きましたが、宇垣財閥は農村の直接支配に乗りだしました。


この日本でも明治10年代に松方デフレが起きており自作農民の減少が起きていました。

もっとも、日清戦争で勝利して宇垣ファンドがお金を稼ぎ始めて農家を援助したり、減税路線になってからは小作農民はあまり増えていません。

宇垣財閥は地主から土地を買い上げて

農村を集約して大規模農業をやり始めます。小作だった人達は社員化するというわけですね。

そして出来の良い子どもには奨学金を出し進学の道を開いたりもしています。


それ以外にも、地主から小作人の土地の権利を買い取って小作人に貸したり

もしています。

つまり宇垣グループが地主になるというわけですね。

小作争議が起きている場所にも介入して地主から土地を買い小作人に土地を貸したりもしています。

(『絶対に反対だ。出て行け』と言われた村は無視しますが。)


ある意味、金持ちにしかできない力技ですが、社会を安定させる為に必要な

コストだと割り切ってます。


(ラノベの農業改革法ですが、主人公はノーフォーク農法くらいしか覚えていません。向こうでは試す機会がありませんでしたから。土魔法や植物魔法の力押しの方法が効果的でしたし。)


まぁ、高度経済成長中の日本ですから、出稼ぎ先はいくらでもあり、農村の改善は進みつつあります。


主人公の皇居内ダンジョンの1階あたりの面積は東京23区ほどで、99階層ありますが魔力を注げば1階あたりの面積を倍に増やせます。

いざとなったらダンジョン内農地開拓もありだなと主人公は思うのでした。


貧しい農民が増えて社会主義が蔓延する世の中にはさせないと主人公は決意しています。まぁ、洗脳魔法もありますしね。

(下手をすると史実のように社会主義が蔓延する世の中になる危険性が高いです。小規模農家の困窮問題は大きな問題です。)



漁業や林業改革にも乗り出しています。


あと、輸出品として大きな商品の生糸

や絹織物にも宇垣製糸は乗り出します。


実は主人公の錬金工房は絹糸や絹織物をランクアップさせ美しい絹織物や絹糸を生み出す事ができるのです。

絹糸や絹織物を主人公はガンガン買い取って美しい絹織物にして高値で外国に売り捌くのでした。


明治から昭和の皇族のエピソードには

質素倹約なエピソードが多いのですが、対米戦勝時から陛下や皇族の方々には美しい絹織物の服を着ていただく

事になります。

これらの服の見かけは美しい絹織物の服ですが、防汚、防弾、防刃効果のある魔法の衣服なのです。

長く着れるし虫にも食われないのでお得です。

皇族の方々をなんとか説得して衣服は

魔法の絹織物の衣服にしていただきました。

防弾防刃ベストは政治家が身につけるのも当然と言われるようになるのでした。


これらの超高級絹織物や絹糸は宇垣グループの収益の柱の1つになるほどになります。

外国の王族、皇族、政府要人や大富豪

が顧客になり大評判になるのでした。

なんせ『着る宝石』と呼ばれるほどに

なります。

ええ。ドイツの皇帝陛下やイギリスの国王陛下がお召しになられてますよ。


全世界のセレブ御用達のこのシルクも

日本の大きな財産になります。


そして、奇跡のミネラルウォーターと

呼ばれる超高級ミネラルウォーターが

誕生します。

ええ。

ダンジョン湧水をミネラルウォーターにして限定販売しました。

これって身体を健康にしたり、体調を整える効果があるんですよ。

成分分析してもミネラルウォーターなんですがね。

これもセレブ御用達です。

特別なお方にしか売りません。


お値段は超高級シャンパンと同じくらいのお値段です。


日本の皇族と主人公は普通に飲んでますけどね。

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