74話目台湾と黒部に巨大ダム完成。

史実の日本とは違い、あっという間に

治安を回復し維持している台湾総督府。

初代台湾総督の宇垣正明(ゴーレム)は土地改革を行いつつ、電気水道供給施設・交通施設情報施設などを整備、学校教育の普及、製糖業などの産業を育成することにより台湾の近代化を推進し、成果を上げています。


それにアヘンなどの中毒患者を治癒魔法で治癒し洗脳魔法で麻薬に対する嫌悪感を持たせて麻薬中毒患者を激減させたのも大きいでしょう。


宇垣正明は烏山頭に巨大ダムを建設する事を決意します。

史実での別名は八田ダムとも呼ばれる、台湾の台南市官田区に位置するダムですね。烏山頭貯水池とも言われた巨大ダムです。

史実では1920年に着工し1930年に完成した、嘉南大圳の重要な水利工事の一つであり、嘉南平原の農業灌漑を主目的として建設されました。

ダムは曽文渓支流の官田渓上流に位置し、台南県官田郷、六甲郷、大内郷、東山郷にまたがる低地を利用し、大埔渓を集水しています。


宇垣正明はダム建設に際して作業員の福利厚生を充実させるため宿舎・学校・病院なども建設しています。


アメリカでフーバーダムが建設されるまでは世界一のダムです。


日清戦争は1895年(明治28年)4月17日に終わったというのに1899年に建設し始めて、1908年に完成させるのだから本当に見事です。

なお、各地の水路建設工事は日本の各建設会社が行っています。


地盤固めは土魔法であり、劣化を防ぐ為の保存魔法もかけられています。


明治ダムと名前が付けられた、この巨大ダムは世界を驚かせます。

併合したとはいえ、本土の外に世界一の巨大ダムを作るような国は他には存在しません。


そして、今では下流の嘉義県大埔郷に

巨大ダムを続けて建設中です。

湛水面積17.14平方キロメートル、

総貯水容量7億800万立方メートルに

なる予定です。(史実の数値)

嘉南地方の灌漑用水を賄う他、洪水調節や発電を担う多目的ダムであるとともに、史実では1967年に着工し、1973年に完成しました。

この2つの巨大ダムがあれば楽に台湾のこの地方の電力を賄う事ができるでしょう。

これらのダムは宇垣財閥のプロジェクトであり、日本の国家プロジェクトではありません。

水路建設に時間がかかっているだけで、ダム自体は驚くほど短期間で建設が終了していますし、史実の建設費用と比べたら10%ほどの建設費で建設されています。さすがは魔法ですね。


黒部もそうですが、魔法で作られた

強固な岩盤で作られた巨大ダムです。

だって強化コンクリートなんかより

こっちの方が強固で補修も楽になるし、、、


そして宇垣財閥は史実では過酷な自然に阻まれ何度も失敗を繰り返した黒部峡谷での巨大ダム建設にも乗り出します。


人の住まない秘境の黒部渓谷での工事は魔法が使える主人公とゴーレム達にとっては非常にやり易い工事で2年で完成させて日本の建設業界を驚かせました。

この黒部ダムは富山県や京都近辺の電力を賄い、大阪にも恩恵を与える

ほどでした。

むしろ、電力を送電する鉄塔などの建設に手間がかかっての、この工事期間です。

そして、針ノ木峠の下に延長5キロメートルの針ノ木トンネルを掘削して長野県側にも導水し、発電や松本盆地の灌漑用水に利用する事も始まっています。


いや〜電力会社に電気を売れて美味しい商売ですわ。


これ以降、宇垣財閥は困難なダム工事を一手に引き受けて売電事業で継続的に利益を出す事になる。


史実では1956年(昭和31年)着工、太田垣士郎指揮の下、171人の殉職者を出し7年の歳月をかけて、1961年1月に送電を開始 し、1963年(昭和38年)6月5日に完成した黒部ダムも1908年に完成して関西地方の経済発展に大きな恩恵をもたらすのであった。


それに、富国には電気の安定供給がまず必要という常識が官僚の間で当然に

なったのは大きい。

宇垣製鉄では高炉を建設するだけでなく、その熱を利用して発電し電力に活用している。


今の日本は超巨大ゴーレムのおかげで

台風の大きな被害が無いし地震も小さな地震のみで抑えられている。


(主人公は関東大震災と1945年前後に

起きた大地震など、有名な地震しか覚えていない為、超巨大ゴーレムがどれほど大地震を抑える事ができるかは

関東大震災待ちの状態です。

関東大震災が起きたのは1923年9月1日午前11時58分44秒です。

震源地は津波があるので海かな?と

思っています。)


今ではゴーレムの即応救急隊が災害に

備えていたりもしています。


災害時の無料での粗大ゴミ回収、ゴミ回収、食料の配布、家屋の応急処置も

したりしてますから、平成を超えているサービスっぷりですね。

こんな人達が居てくれたら、あの災害時にどれだけ助かった事か、、、


これらのダム建設ですが、特に日本本土のダムは第二ダムを建設し水を超巨大ゴーレムの力で戻して24時間豊富に電力を生み出しています。


日本は史実とは比べ物にならないほど、豊富な電力を工業に活かせるようになります。


あと、火力発電所に関してですが、

ベース電源になってるのは水力なので

火力発電の補完的役割ですね。

なんせ1908年ですから。

で、火と水魔法を使用して、重油とかは燃焼させずに電気を作ってます。


今の日本は電力に余裕ありって感じ

ですね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る