73話目超美濃級?いえ、美濃もしてます。

ゴーレム達には色々な主砲を試作させていたが斉射時の反動が厳しく、45口径34.3 cm砲(13.5インチ砲)の搭載は難しそうだった。

だが、45口径33cm砲(13インチ)なら薩摩級にも美濃級にも富士級にも

搭載できるのではないかと思い試作させてみると、大丈夫だと判明して、

33cm砲の搭載が開始した。

500kg砲弾を2万m先に飛ばす事が可能になり、超弩級戦艦(史実のオライオン級)の13.5インチ砲弾の567kg砲弾ほどではないが、充分に強力な主砲になったと言っていい。

なんせ12インチ砲弾より100kg以上重いのだから。(ドレッドノートが搭載していた1908年型 Mark X 30.5cm(45口径)は砲口初速831m/s、重量386kgの砲弾を最大仰角13.5度で15,040mまで到達し、射程9,140mで舷側装甲269mmを貫通する能力を持っていた。発射速度は毎分1.5発だが、

日本の13インチ砲は最大仰角もずっと高いし、発射速度も早いのでずっと上である。)

この大砲を美濃、越後、甲斐、薩摩だけでなく富士達7隻も改装時に搭載するのだから、日本は密かに世界のトップに立ったと言っても過言ではない。

なんせ富士達も主砲を8門搭載する戦艦になるのだ。88門の13インチ砲を搭載している事を知ったら他国は驚くだろう。


あと3000トンほど排水量が上がれば

34.3 cm砲も行けるらしいが、、、

8門での斉射を禁止して半数の4門斉射で我慢するのなら今でも行けるらしい。

(魔法で身体強化してる時なら斉射も

可能なので悩みどころだ。

だが45口径33cm砲なら、しれっと

サイズアップできそうである。

まぁ、とりあえずはこれで行く事にした。戦艦達は最大射程での射撃訓練を繰り返して長距離射撃のスキルを磨き始めた。

というよりそれ以外の射撃スキルを

かなりマスターしてしまい、後は超遠距離射撃を磨くだけになってしまったと言うべきか。


それにしても、富士達の変貌ぶりが

凄い。

2度もデザインをリニューアルしてる上、煙突の形も後方に傾く形になっているし後部射撃指揮所もできてるし、

なんか薩摩を更に洗練させたように

ちょっと変化してる、、、

と、いうわけで美濃達と薩摩もリニューアルしてデザインを洗練させた。


あと、そろそろ飛行機対策も考えなきゃだな。128mm速射砲は高角砲にもなる両用砲だが、照準システムが必要だな、、、

高射機関砲も考えなきゃな。

というわけで高射機関砲の開発も始めるのだった。


あれ?今、気がついたが第一次世界大戦が起きないと戦車とかの発達も遅れるな、、、日本は頑張ってディーゼルエンジンを開発しているのだが、、、

他の国のスパイに見られないように

ダンジョン内部で試作して開発してる

戦車の出番はいつになるのか、、、


マジでどうなるんだろ、この先の歴史。

と、いうわけで、グレートホワイトフリートが辿るはずだったルートでハンプトンローズ港に行き、アメリカ艦隊の戦死者の冷凍遺体をアーリントンに届けて世界を一周して帰国して凱旋した高尾を改装したので、横浜港でお披露目戦勝記念式典を開催した。

横浜では、あの場所に、薩摩、美濃、越後、甲斐、富士達がずらりと並ぶ。

他にはイギリスのドレッドノートと

インヴィンシヴルしか存在していない、主砲を8門搭載した新型戦艦が

11隻も並ぶのだから壮観な眺めである。そこには16隻の装甲巡洋艦や

捕獲艦のアメリカのコネチカット級などの3隻のアメリカ戦艦も並んでいる。

(完全に超美濃級戦艦だよなぁ。

でも、美濃も13インチ砲を搭載してん

だから、超美濃級ではないとも言える。)


アメリカの移民300周年記念式典は

観艦式をしようにもアメリカ大西洋艦隊は全滅して消滅したし、各国からは

参列を拒絶されるしお通夜のようだったらしいから、大違いですねえ。


それにしても、戦艦コネチカットか、、、

これらのアメリカ戦艦は戦勝記念のモニュメントとして、ずっと晒し物に

しようっと。

東京と横浜と神戸か大阪がいいな。


良い観光名所になるぞ!

なんせ600万ドルの巨額の費用をかけて

アメリカ合衆国が建造した、最強のアメリカ戦艦だからな。

歴史遺産として残してあげなきゃな。


というわけで、コネチカットちゃんの老後は歴史遺産的モニュメントになりそうです。

標的艦は要らないじゃなかった

イリノイにでもやってもらおうか。

コネチカットやバージニアはもったいない。


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