67話目富士も新型戦艦へ。

さて、19隻のアメリカ戦艦と10隻の

装甲巡洋艦と欧州歴訪で得られた軍艦のサーチや鑑定によりアメリカと他国の技術スキルツリーが爆上がりした今、新しい装甲が完成しました。

ニッケル、クロム、モリブデン装甲です。日本のドックから帰ってきた富士改達を次々と収納して、富士改新型装甲戦艦にリニューアルです。

薩摩も美濃も越後も甲斐も新型装甲戦艦にリニューアルですね。

ついでに装甲巡洋艦達も新型装甲巡洋艦にリニューアルしました。

新品同様になりピカピカな各艦。


『そして富士達にプレゼントがありまーす!ドックに入って改装した事にして、主砲を8門にしまーす!』


『完成予想図は薩摩そっくりの姿でーす!』


このさい、富士達は19500トンの薩摩そっくり戦艦になってもらおうと思ってます。

最高速力24ノットの重装甲高速戦艦『薩摩』が8隻に増えます。

もちろんアメリカへの嫌がらせです。

なんせサウスカロライナ級戦艦は18ノットの速度の遅さが問題になり、以降の新型戦艦達と一緒に行動できずに前弩級戦艦達と髀肉の嘆をかこった戦艦ですからね。

しかもアメリカは日本との敗北に焦ってサウスカロライナ級を量産してしまい、本来なら建造していたデラウェア級戦艦を建造していません。

デラウェア級戦艦に関しては後に書きます。


『そして、装甲巡洋艦達は上側のデザインを大幅にリニューアルします。』

(ご褒美でデザインをより、近代的にしちゃいます。艦橋から煙突近辺ですね。)


『美濃、越後、甲斐、薩摩は排水量を500トンアップして上甲板装甲を更にアップします!』


これら日本の戦艦は有力な列強国家のアメリカの戦艦を撃沈する事に成功して生き残った武勲艦です。

まぁ、20年は頑張って貰おうと

思っています。

それに対空火力が低い事を除けば、

富士改達は立派に第二次世界大戦でも通用します。巡洋艦&駆逐艦キラーと呼ばれる事になるでしょう。

あの、『ボルチモア』級重巡洋艦すら

キルしてしまうかもしれません。

なんせ30.5cm砲に耐える重武装重装甲の戦艦ですからね。『ボルチモア』級重巡洋艦如きには負けませんよ。

史実では建造されませんでしたが、アラスカ級とだって戦って見せますよ。

その時には薄皮一枚だけ鉄で中身は劣化ウランの特別な砲弾を装備させちゃいましょうかね?

いや、直接照準専用の30.5cm滑空砲弾ってのもいいな。

装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)

ですね。

日本を守ってくれた武勲の船ですから

粗略にはできません。

ですが、これからは薩摩級弐番艦『富士』になるのか、、、

いいか、富士改は富士改で。


装甲巡洋艦達も格下の駆逐艦が相手なら駆逐艦キラーになれるんですがね。

なんせ、速射能力はオットーメララの

127mm砲に近いですから。


さて、デラウェア級戦艦ですが、

デラウェア級戦艦

常備排水量

20,380トン(サウスカロライナ級より大幅にアップしてますね。完全に格上、4000トン多い。)

全長

158.12 m

最大幅

25.98 m

吃水

8.33 m

機関方式

バブコックス&ウィルコックス式石炭専焼水管缶14基

+直立型三段膨脹式四気筒レシプロ機関(ノース・ダコタはカーチス式直結タービン

2基2軸推進

出力

25,000 shp (18,650 kW)

最大速力

21 ノット

航続距離

デラウェア:10ノット/9,750海里

ノースダコタ:10ノット/6,560海里

燃料

石炭:1,000トン(常備)、2,500トン(満載)

乗員

士官、兵員:933名

兵装

12インチ:30.5cm(45口径)連装砲5基10門

5インチ:12.7cm(51口径)単装速射砲14基

21インチ:53.3 cm水中魚雷発射管単装2基

装甲

舷側:229~279mm(水線部)

甲板:51mm(主甲板)

主砲塔:305mm(前盾)、203mm(側盾)、76mm(天蓋)

主砲バーベット:254mm(甲板上部)、102mm(甲板下部)

副砲ケースメイト:203~254mm

司令塔:292mm(側盾)、51mm(天蓋)です。


(流行とかを無視して富士の時から

12.8cm速射砲を搭載し続けて、

装甲巡洋艦も敢えて20cm砲を搭載せずに、美濃級や薩摩級の駆逐艦や小型艇対策用の副砲も12.8cm速射砲を搭載し続けてきた日本。

結局、人力で再装填して速射しようとするなら、12.8cm砲くらいが限界と判明してこうなってきてますよ。(笑)


戦艦の値段が高くなり過ぎないように

縛られていたアメリカ海軍。

その600万ドル枠を外して建造した

当時最強の戦艦がデラウェアです。

速力も2ノットアップしてますしね。

やっちゃいましたねえ。

こっちを量産すれば良かったのに。

主砲なんか10門搭載なんですよ!

(600万ドル枠内で建造したため、

16000トンで主砲8門になったのが

サウスカロライナ級戦艦。)

しかも、デラウェア級を拡大発展させたフロリダ級の2隻の戦艦もサウスカロライナの量産計画に飲み込まれて無くなる始末、、、まさにルーズベルトの

呪いですよ。フロリダ級なんて蒸気タービン搭載戦艦なのに、、、


頼りになりそうな戦艦が4隻も消えてますよ、、、まさか、次のワイオミング級も消えてしまうのだそうか。

凄いなルーズベルトの呪い。


サウスカロライナ級がダメで、やっと完成した弩級戦艦がデラウェア、フロリダ、ワイオミングなんやぞ。

サウスカロライナ級が3隻で残りがこれらの弩級戦艦なら素晴らしかったのに、最悪な結果に突き進んでいる。


まぁ、ワイオミング級の後のニューヨーク級の速度は早くないからお似合いと言えなくもないか、、、


全部の戦艦が18ノット級戦艦なら、

それはそれでやりようとか見つけられるやろ。


デラウェア級のような21ノット級戦艦ができたから、不出来な戦艦を見るような目で見られるようになっただけで、みんなドングリの背比べの速力ならそれはそれでね、、、


ちなみにどの戦艦も舷側装甲は最厚部分でも280mm以下。上甲板の装甲は70mm以下。

30.5cm砲搭載なのでそれほど怖くありません。

その後の戦艦は軍縮条約を生き抜いて

稼働し続けたニューヨーク級戦艦ですから、仮想戦記好きな皆さんにとって、やっと知ってる人が多くなる戦艦の登場ですね。

ワイオミング級は連装砲塔6基12門搭載

ですが、デラウェア級とフロリダ級は

ニューヨーク級戦艦とよく似ています。

こうしてアメリカ戦艦は進化していったというのがわかりますよ。

ですがアメリカは射撃方位盤や射撃指揮場や測距儀の搭載が遅いんですよね。

さて、日本との実戦経験があるアメリカはどういう戦艦を建造するのかな?


(ちなみに日本のスパイはアメリカ戦艦の全長に注目しています。

それさえわかれば基準排水量とかも検討がつきますから。

マジでサウスカロライナ級戦艦を大量に生産していると知って、主人公はドン引きしています。

デラウェア級とかフロリダ級はこのサウスカロライナ級の後で量産?

アメリカはチート過ぎるだろ)と思っていますが、今のアメリカの国家予算は日本との敗北のせいで火の車状態。

さすがに14隻ものサウスカロライナ級戦艦の建造と、装甲巡洋艦&防護巡洋艦20隻の計画はアメリカの予算を燃えさせてます。これらもルーズベルトの負の遺産と呼ばれます。


さて、2ヶ月後に日本の薩摩級の高速戦艦が8隻に増え、美濃級戦艦が3隻になったと知ったらアメリカはどうなりますかね。


あっ、デラウェア級もやらかしポイントはありますよ。主砲の砲塔の上にハッチが付いていて装甲が薄いです。

マジでドン引きものの紙装甲ですよ。

あんなんじゃあ、128mm砲の砲弾にすら貫かれて大爆発ですよ。

なんで、そんな事をするかね?

砲塔天蓋の装甲は激薄です。

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