64話目日本住血吸虫が退治できたかな?
日本住血吸虫症が蔓延している西日本の2つの地域、
「芦田川支流、高屋川流域の広島県福山市神辺町片山地区、および隣接した岡山県井原市のごく一部。」
「筑後川中下流域の福岡県久留米市周辺および佐賀県鳥栖市周辺の一部。」
の患者探し、患者の治療、広域浄化魔法、疑わしい湖沼の埋め立てが終了した。
本当に疲れた。
休息はしながらの仕事だったけど、
本当に大変だったよ、、、
まぁ、俺が広域浄化した場所は超巨大ゴーレムにインプット済みなので、
これで次からは家に居ながらにして
蔓延地域の広域浄化魔法を行う事が
できる。
確か、小笠原諸島にもあるんだっけ?
寄生虫の病気にかかる地域が。
そこも移住させて広域浄化するつもりだ。島を丸ごと浄化すればいいだろ。
(清国の揚子江近辺などの広大な地域、フィリピン、インドネシアにも蔓延地帯はあるから油断はできませんね。46種類以上の生物が最終宿主になる可能性がありますしね。
ですが中間宿主はミヤイリガイのみ。
ミヤイリガイの絶滅が効果的なのは確かです。)
後はこれから発症した患者が出てくるかどうかだな。
さて、どうなるのか。
と、報告を待つのだった。
(と、主人公は言ってますが、
現地では生き神様とか言われています。
なんせ、もう死ぬと思われていた末期患者を救っちゃいましたから。
田んぼを潰した事に反発はありましたが、生き神様があれだけ言われるのだから、そうするしかないのだろうと、
言われています。
主人公も高台の場所なら水田を作っていいと言ってますからね。
更に、美味しい果物が実る木の苗を植えて、それを急速に植物魔法で成長させて果樹園を作ったり、畑を作ったりしましたから。
反発は少ないです。)
主人公は湖沼の埋め立てを気にしてますけどね、、、
あれでも、家に熱帯魚の水槽があったりして、それを眺めるのが好きだった
人間ですからね。
害虫のGを駆除する置く薬がクモには大丈夫だと知って安堵する人間ですから。(室内にクモが居ても大丈夫な人間です。テラフォーマーでアシダカクモ
ってGの天敵だと知ってわざと家の中に増やしてました。)
だから、本当は湖沼を埋めたくはなかったんですよ。
こういう人間なんですよ。主人公。
で、完治はさせましたが、身体が病に蝕まれて虚弱になってしまった人達には身体強健とかのスキルを付与して
ますからね。
そりゃあ生き神様って呼ばれますよね。
これらの地方では神社ができて信仰される事になってしまいましたよ。
そして、主人公は苦しんでいる人の
事を知り、『国家指定難病の治療費用補助』制度を作ります。
そして国外に大々的に発表もします。
これには狙いもあるんですけどね。
ええ、アメリカの弱体化政策の一環です。この制度が適応されるのは国民のみ
ですけどね。
今の日本は多くの国民が『病気耐性』のスキル持ち。
ゴーレム達も多くの人を鑑定しながら、スキルを持ってない人がいたら
付与してるんで、日本に指定難病の人は少ないので日本には実害はありません。
そして、多くの国民を救う為に日本の
気候を変化させます。
まずは国内の豪雪地帯や東北地方や北海道に対して精霊の加護を付与するのでした。
さらっと書きましたけど、『精霊の加護』を広域で維持し続けるのって大変なんですよ。
これ、季節限定で冬のみ、特に寒さが厳しい時のみ、街や村のみにして、
何とか維持してるんですよ。
更に屋根から雪が勝手に落ちてくれる
屋根を持つ省エネ家屋の研究も開始しました。
それぞれの豪雪地域にゴーレムの家庭を引っ越しさせて、そこに雪かきしなくていい家を建設してまわりに布教しつつ、そういう家を増やして雪かきの
死亡事故を無くす取り組みをしようと思ってます。
作家のC・W・ニコルさんが長野に
そういう家を建設したら、近所の人達も便利さに気がついて、真似したエピソードがありますからね。
やはり雪下ろしの必要が無い、便利な家は布教しなきゃですよ。
実は、更なる一手をしてます。
シベリア寒気が南下しないように
色々をしているんですよ。
なのでシベリア寒気団は大陸上空から
南下しません。ウラジオストクや朝鮮や清国は冬は大雪で大変ですけどね。
この手の気候を変えるのって、どこかに日本に降るはずの雪を落とせれば、
それほど手間がかからずに、そういう環境を維持し続ける事が可能なんですよ。
東北地方も北海道も凶作になる事は
無くなるでしょう。
冷夏の時は気温を上げますから。
ええ。日本の豪雪地域の雪はこれから
確実に少なくなります。
日本国民の生活の苦労は少なくしていきますよ!
(と主人公は言っていますが、ロシアの冬は常に豪雪になるという事でもあります。フィリピンとかは常に台風になったりはしてません。)
世界の人間をもっとも多く殺しているのは『カ』や『寄生虫』です。
主人公が『カ』や『害虫』や『寄生虫』の駆除を考えながら広域浄化している為、これらが日本列島や台湾から
少なくなっています。
主人公は『効き目あるんだ。』
と思っていますが、中々の効き目です。
まだ根絶宣言はしていません。
魔法の事は他国には秘密ですし。
表向きは農薬や石灰による方法で寄生虫を少なくしただけと言う事にしています。
なんせ史実の世界でも国単位で寄生虫の風土病を根絶できたのは日本だけですからね。
史実の日本ですがミヤイリガイの撲滅効果は出ており、1978年以降は発症者は出ていません。
ですが最終宿主になる生物は46種類以上とも言われていますし、やはり中間宿主は絶滅させた方が良さそうです。
千葉で牛から日本住血吸虫が発見された事もありますからね。
なお、現時点での日本での天然痘患者の発生件数はゼロで、広域浄化と港町での広域浄化と封じ込め対策のおかげで、各種病気は激減しています。
それと、広域浄化は足尾銅山鉱毒事件
に対しても影響を及ぼしていました。
足尾鉱山鉱毒事件といえば、足尾銅山の開発により排煙、鉱毒ガス、鉱毒水などの有害物質が周辺環境に著しい影響をもたらし、1890年代より栃木の政治家であった田中正造が中心となり、国に問題提起するものの中々認められなかった問題です。
主人公は足尾銅山鉱毒事件は知っていたものの、公害は大正時代になって深刻化したと思い違いをしていました。
で、手に入れた銅を足尾銅山から手に入れた事にして売りに出す為に、古河鉱業株式会社(現:古河機械金属株式会社)から足尾銅山を買って銅山周辺での精錬などを止めて周辺や川沿いを広域浄化させ、汚染を除去しました。
足尾銅山周辺は酸性雨も無くなり鉱毒も無くなり、自然が回復して行きます。
鉱毒による被害は1878年と1885年に、渡良瀬川の鮎の大量死という形で現れ
ています。
1885年10月31日、下野新聞が前年ごろから足尾の木が枯れ始めていることを報じたりもします。
で、この鉱毒被害の範囲は渡良瀬川流域だけにとどまらず、江戸川を経由し行徳方面、利根川を経由し霞ヶ浦方面まで、史実では拡大したのですが、広域浄化の汚染除去のおかげで汚染は広がりませんでした。
まず、洪水が起きていません。
1901年、足尾町に隣接する松木村や周辺の村が煙害のために廃村になる事も
ありませんでした。
もし、主人公が詳しく知っていたら、
驚いていたかもしれません。
100年公害だなんて覚えていませんでしから。
イタイイタイ病みたいになってからが本番とか思っていましたから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます