第45話帝国海軍、支援艦艇充実す。

史実では全然充実していなかった、

帝国海軍の支援艦艇だが、

この世界では充実する事になった。

というより、ならざるを得なかった。


というのも、この世界の日本は国家予算がふんだんにあり、建造ドックも

整備ドックも史実日本より充実している。

だが、ゴーレム艦はメンテナンスフリーであり、定期的にドックに入って

船底の清掃などもする必要が無いのだ。


現時点での海軍戦力は戦艦9隻、

発表してはいないが装甲巡洋艦16隻であり、史実の六六艦隊の戦艦六隻、

装甲巡洋艦六隻より遥かに上の戦力を保持している。だが、全部がメンテナンスフリーのゴーレム艦だ。


よって、建造ドックは開店休業状態になってしまう危険性がある。

砲艦や水雷艇が無くなり、ゴーレム駆逐艦になってしまったから余計にだ。


ので予算の余った帝国海軍は支援する

為の高速重油運搬船とか、弾薬運搬船とか、兵員輸送艦とかを建造するようになった。


あと、機雷掃海艇とかも建造されるのだった。


それでも予算は余り気味なので宇垣ファンドで運用している陸軍予算、海軍予算を増やすのだった。

これらの自由に使えるお金は技術開発や新兵器開発費用にふんだんに使用される事になる。



そして、イギリスやアメリカでウイスキーを大量に購入し樽買いしたりもしている。

(酒造メーカーの責任者を洗脳して、安い値段で大量に買う、宇垣商社の人型ゴーレム達。

フランスやイタリアの

ワインやシャンパンや各種のお酒を爆買いして日本で売って大儲けするの

だった。品質の良い酒ならなんでも、

世界中から買い込むのだった。)


未来の官房長官機密費のように、

地位に応じてある程度のお金は使えるのが、この世界の政府や軍の高官である。

この自由に使えるお金というのが、

その人間の本性を調査する為のチェック項目になっている。


あればあるだけ使ってしまうような愚かな人間は出世コースから外されるのだ。


野口英世のような人間も無駄使いしないように有能な秘書が財布を握って

散財しないように監視されるのである。


そしてアメリカの禁酒法時代に売り捌いて大儲けする為にウイスキーを今のうちに世界中の酒造メーカーにオーダーするのだった。


外国産なので関税の分、値段が高いとはいえ、美味しい外国産ウイスキーが

日本に輸入されるようになったのは、

国産酒造メーカーのサントリーやニッカにとっては大逆風になってしまう、、、サントリーやニッカは品質の向上に全力を注いで、美味しいウイスキーを製造するようになり、世界のサントリー、世界のニッカと呼ばれる

大メーカーに成長するのだった。

(実はダンジョン産の水や素材を使用してウイスキーを作るという、他の国の酒造メーカーにはマネのできない

チートな方法も駆使してのウイスキー製造である。

ダンジョン産ウイスキーを少し混ぜるだけで美味しさのランクが

1ランク上がる程なのだった。)


国外の賓客専用の最高レベルの各種

酒類も天皇陛下専用品として少数が限定生産している。

そしてダンジョンドロップの各種お酒は、更にそれより美味しい。


日本の各地で真面目に美味しい日本酒を製造している中少の酒造メーカーは宇垣財閥が保護して大手の酒造メーカーに買収されないように保護される事になる。

それらのメーカーの高級日本酒は高値の限定生産品として冷蔵輸送され予約されたお客様に販売されるのだった。


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