第42話美濃級2番艦『越後』竣工

『美濃』の竣工、『富士の6門搭載化』によって8隻もの戦艦を所有している日本だが、美濃の2番艦の『越後』の

竣工により9隻目の戦艦が誕生した。


美濃と越後は旧式戦艦2隻に相当する

2倍の攻撃力だし、富士改は2隻が旧式戦艦3隻に相当すると考えると大日本帝国海軍はかなりの第1級戦力を保有した事になる。

なんせ、9隻の戦艦の1隻あたりの戦闘力が世界の国の列強のどの戦艦よりも

上なのだ。


現時点で世界の戦艦の強さ度ランキングを発表すると1位から9位までを日本が独占する事になる。

もう1隻美濃級を建造したくなっちゃうな、、、

そしたらベスト10までを日本が独占だ。(主砲を10門搭載するドレッドノートが出てくるまでの僅かな期間の独占だが。)


主砲が全部で58門ともなると旧式戦艦14.5隻分の門数だ。

日本が美濃の3番艦を建造したらアメリカ大西洋艦隊を追い抜きかねない、

16.5隻の戦力になる。

(史実のグレートホワイトフリートの戦艦の数が前弩級戦艦16隻だった事に

注目されたい。)


このゴーレム戦艦達だがお互いに相談し合い、色々と目に見えない部分をリファインしている。

スクリューの形とか、ヒレの形とか水中の船体形状とか、、、

大規模な戦争になった時の切り札にしようと思って温存している物もあるのだが、思いついたりしないよな?と

マスターの俺が不安に思うくらいだ。


今もミニチュアスケールの美濃や富士

のゴーレム艦を水槽に浮かべて、分厚いアクリル越しに水中のヒレの動きを

観察して、研究に余念が無い。


そして、水中高速型の潜水艦も研究している。

無音で水中を10ノット航行が可能な

ゴーレム潜水艦は日本の大きな力になると思う。(改善されて水中速力アップしてる。)


いや〜ドイツの潜水艦って凄いな〜

アメリカの船をすっごく沈めてるよ〜

と驚く日がくるかもしれない。(笑)


ともあれ、アメリカの国力を下げる為なら努力は惜しまないつもりだ。


カリフォルニアの油田とテキサスの油田は始まりに過ぎない。


品質の良い鉄鉱石はいくらでもほしい。


俺は日本国内に良質な鉄鉱石が出た事にしつつ、クルップ鋼以上の優秀な装甲を生産するのだった。


未来の鉄に対する豊富な知識があれば主人公の錬金スキルでの装甲板の

強度は、この時点で1960年代の高品質鋼に近くなったかもしれません。

ですが、日本の戦艦はゴーレム戦艦。

その装甲の強度は現在時点で、

史実の金剛級の装甲くらいに強化されつつあります。

戦闘時になると身体強化魔法や、防御上昇魔法を駆使してゴーレム戦艦達は

戦うので、現時点なら無双する事も可能でしょう。

あの戦艦大和は必要な箇所を集中して

防御を強化していますが、美濃も富士も艦全体の装甲を分厚くしています。

500ポンドや1000ポンド爆弾の爆発を

無視して無双できるほどの装甲を持っています。

しかも火災の消火能力や損傷復旧能力は史実の帝国海軍とは比べ物にならないほど、こちらが上です。

なんせヒール魔法で修復できますし、

消火魔法もあります。


外見は旧式そうに見えていても旧式そうなのはデザインだけで、中身はその

時点での最新鋭軍艦なのが今の日本の主力艦隊の恐ろしいところなのです。


史実の三笠の主砲の発射速度は1分に

1発ですが、美濃&富士改の発射速度は

30秒に1発です。

日本と戦った国は日本の戦艦の強さを思い知る事になるでしょう。


それと、日本のゴーレム戦艦達の鋼鉄は錆びない防錆鋼鉄です。

この点では未来の1980年代なみの防錆鋼鉄なみの防錆能力を持っています。


これだけの大艦隊を建造しているのに

予算も維持費も史実よりずっと少ないですからね。(推測値。主人公が知らない為。)国家予算は倍増しているので

今の日本は軍事予算を負担に思っていません。

台湾も安定しているし、駐留兵力も

軽微なものですし。


日清戦争での戦死者はごく僅かです。

まぁ、幕末や西南戦争での死者は史実のままなのですがね。


現在の日本のGDPは日清戦争後の2.3倍。

日清戦争後、高度経済成長してますからね。


主人公達の戦艦の装甲の強度ですが、

他国の軍艦は現時点でリベット止めなので遥かに上です。リベット止めに見せかけていますが融合させてますからね。現時点での戦艦の総合的防御力は金剛級より遥かに上かもしれません。

魔法を使うと史実の大和より遥かに上かもしれません。

この言葉は近距離からの30.5cm45口径

砲の攻撃を受け止める実験をした時の

富士の感想なのですが、『あれ?受け止めれるよ?こんなもんなの?』

でした。

『なんだ〜戦艦の主砲ってこんなもんなんだ』と思ってから、富士達は実弾での艦砲射撃訓練を盛んにやるように

なりました。

現在では分厚くした主砲の天蓋をシールドに見立てて『シールドバッシュ』

スキルを発動させて跳ね返すテクニックとかも熟練度を磨いています。


他国の戦艦の主砲塔天蓋の装甲の厚みはものすごく薄いです。

上から砲弾が降ってきて命中するなんて何も考えていません。

そこそこ厚くしているのは砲塔正面の

装甲だけです。

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