第39話日本、世界の列強入り。
前M(美濃)級戦艦の『富士』は
有色人種国家の日本がコピーした
デッドコピー戦艦だと思われている
ふしもあったので、主砲が6門になり艦尾延長工事されて全長が長くなり、排水量も増えた事は世界中に大きな衝撃をもたらした。
艦首も艦尾も延長されてバランスが
良くなった。
排水量は1万6000トン近いのではと噂される事になった。
(史実の敷島級戦艦の4番艦の『三笠』よりちょい上。
アメリカのコネチカット級が1万6000トンなので、そう噂されたのだろうか?
事実は1万7000トンほどなのだが。
世界中の前M級旧式戦艦が主砲4門搭載の中、攻撃力が50%増した主砲6門搭載戦艦『富士改』が次々と誕生して旧式と見ていた船が次々に最新式に近い戦艦になって出現したのだから『美濃』の時と同様な衝撃を世界に与えたと言っていい。
『美濃』は世界中の戦艦を時代遅れにしてしまったが、富士達も改装されて
攻撃力が50%もアップして世界中のすべての前M級戦艦を時代遅れの旧式戦艦にしてしまった。
富士が誕生した時は史実の敷島級戦艦
より小型で戦艦の中では大きくはなかった。(ゴーレム達は密かに成長し排水量を増やしていたが。
さすがに1万5000トンまで増やされては隠しきれない。
延長工事によって全長を伸ばしたとは思えない良いバランスの姿。
まるで最初から、そう設計したかの様な姿な富士達。
当たり前であるが富士達は錬金ドックによる新規建造戦艦でありバランス良い姿になるのは当たり前だが。
だが、世界のどの戦艦と1対1で戦っても勝てる戦艦を8隻も日本が保有しているという事は、日本が新たな列強になったという事でもあった。
日本は海軍力にて世界のビッグ5入りを
したのである。
これは現時点でアメリカの海軍力を追い抜きかねないくらいの規模である。
質の点ではアメリカ大西洋艦隊に勝っている。
史実のワシントン海軍軍縮条約時だが、イギリスの主力艦は30隻と飛び抜けて多かった。
だが世界中に植民地を持っているイギリスとは違って日本が守らなければならない国土は日本列島と台湾から澎湖諸島と小笠原諸島だけ。
補給など気にせずに防衛に徹する事ができるというのは防衛側のメリットがかなり大きい。
列強諸国も無視できないアジア地域のスーパーパワーの誕生である。
(俺がホテルシップの高尾に乗ってる時で海軍将兵の乗っていない時なら
富士達は実弾での実戦訓練すらしている。だから、うるさく装甲を厚くする事を求めてくるのだ。
現在の『富士』達は30.5cm砲に対して充分な防御力を持っている。
実弾射撃で実験をしているのだ。
万が一、損傷しても俺がすぐに修復できるため、遠慮なくやっている。)
イギリスの高品質な無煙石炭ではないが日本は石炭も豊富に産出しているし少ないとはいえ新潟とかで石油も産出している国であるのは大きい。
新潟の油田は俺の管理下にある。大慶油田と同等の石油を埋蔵している大油田なので汲み上げる量を抑えめにすれば来世紀以降まで豊富に石油を産出し続けるだろう。
新潟油田だけで海軍の需要を賄い続ける事が可能だ。
『装甲巡洋艦は地方を防衛する艦隊の旗艦に配備する。それまでの装甲巡洋艦が行っていた役割は『富士』達が
担う事になるだろう』なんて言っていたのはブラフだったのかと日本を敵視している国もあるかもしれないが
しらん。
陸軍だって10個師団で各地の防衛&災害救助に特化してる軍隊なのだ。
実際に装甲巡洋艦は地方防衛艦隊の旗艦をしているし、『富士』達は高速戦艦として偵察の役割とかも担ってる。
別に嘘は言ってない。
マジで装甲巡洋艦の後を受け継ぐのは
高速戦艦の『富士』のつもりだし。
30.5cm3連装砲塔の研究もしている。
『美濃&富士』の更なる強化の為だ。
帝国海軍の艦隊計画方針は重装甲、重武装、高速の戦艦重視だ。
大型装甲巡洋艦を建造しよう→主砲は
戦艦と同じだ。→高速だけど装甲も増そう→あれ?竣工した直後の富士じゃん?という事があった。
今の装甲巡洋艦って高速戦艦になりつつあるんだよね。
経験を積ませる為に台湾上陸と占領は
陸軍に任せたが、有事の際には重武装
したゴーレム歩兵やゴーレム戦車が
陸軍には配置されて陸軍の規模は3倍の
30個師団に増強する事もできる。
師団長と参謀達以外の全員がゴーレムでいいのならもっと増強できる。
が、もちろん外征のつもりは無い。
派手に戦争すると国力を消費してしまう。
日清戦争を無難に乗り切ったんだから
国力は溜めに溜める予定だ。
戦争時の弾薬の消費量とかバカにならんし。
1億超えまで、人口が早く増えないかな?と思っているくらいだ。
目指せ1億3,000万人超えである。
とにかく今は人口を増やしたい。
その内の過半数がゴーレムでもいい。
俺は日本を強くしたい。
ハワイ王国のように滅びるのはごめんだ。
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