第34話弩級戦艦試作開始。『美濃』誕生

俺は小笠原諸島の島に来ていた。

この島は切り立った崖で全体が囲まれており上陸はかなり難しい。


そして崖のように入り口を擬装されているが入り江がある。

この入り江にて俺は新型戦艦の試作を行おうとしていた。


人型ゴーレム達はイギリス、アメリカ、ドイツなどの人間に擬装して

サーチして各国の軍艦をスパイして

いたが、どれもイマイチで、これだ!

というデザインには出会えていない。

どれもこれもダメだ。


そして弩級戦艦らしき物も建造されて

いない。どこの戦艦も似たような戦艦ばかりだ、、、

イギリスの富士級戦艦のデザインを

リファインさせ、洗練させている

『高尾』あたりのデザインが1番良いと

あらためて思ったくらいだ。


で、近代化改装の時に長門らの戦艦は

艦尾延長工事をしたりしている。


全長と全幅を大きくし、艦首に45口径

30.5cm砲を2基4門搭載し、艦尾側に

30.5cm砲を2基4門搭載する。

で、艦橋はこんな感じで煙突はこんな感じでってデザインしていたら、

ナチスドイツの作ったビスマルク級戦艦のようなデザインになってしまった、、、あれ?

大きさはやや小さめだけどビスマルクそっくりだ。

日本人モデラーが魔改造したビスマルクだ、、、

しかも、この船なら砲塔を全部3連装砲塔にして12門にできそうな、、、

13インチ砲を12門搭載も可能なような、、、

(やばいぞ!排水量が少ない船に過剰な武装を載せるとオーストリアハンガリー帝国のテゲトフ級みたいになるぞ!)(作者)


なんか弩級戦艦を設計してたら

超弩級戦艦に改装できそうな船ができちゃったよ。

えいっ!『建造』!

ちょっと俺も驚いたけど、

マジで一瞬で建造できてる、、、


さすがは神のギフト、、、

ビスマルクが一瞬かよ。


その後、200体の人型ゴーレムにチェックさせたが不具合は見当たらなかった。


(いや、全力航行しつつ急旋回したら

横転するかもしれんぞ!)(作者)


俺はとりあえず『ビスマルク』を収納した。

天皇陛下になんて言えばいいんだ、、、ちょっと新型の戦艦を作ってたら、こんなのできちゃいました、

テヘ。とでも言うのか、、、

まだドレッドノート革命(Dreadnought Revolution)も起きていない時代にビスマルクは出せない。


(ビスマルクを出すんなら全長と全幅もビスマルクと同じのを出せ!)(作者)


でも、大声で言いたい!

弩級戦艦ドレッドノートのデザイン

よりもビスマルクの方が好きなんだもん。なんか美意識が許さないんだもん。

俺は、このビスマルクをベースにして

新型戦艦の試作を煮詰めていくのだった。

海軍の軍人達に最終チェックさせよう。

ドレッドノートが革命を起こしたのは認めるけど、主砲の配置がな〜

艦橋や煙突とかもな〜

なんかダサいんだよな〜


ピチューがピカチュウを抜かして

ライチュウに進化しちゃダメだよな。

もっと中間の戦艦を作らなきゃ。

1隻だけでいいからさ。

射撃方位盤は必要だよな。

富士にもあるんだし。

新造したばかりの頃より1段階高くした

艦橋を持っている富士改だが、もう1段高くして、艦首と艦尾を延長して、

砲塔を前後に1基ずつ背負い式に追加してと。


よし!完成!『建造』!


よし、お前の名前は『美濃』だ!


富士っぽいデザインの延長線上にある

『美濃』はこの時代に生まれてもおかしくなさそうな感じに見える。

(リファインされているので弩級戦艦 ドレッドノート(1906年、18,110トン: 30.5cm連装砲5基、21ノット)

よりもデザインは洗練されています。

艦橋はビスマルク風、煙突は重巡の利根風。主砲の配置とかはビスマルク風です。)


早速、『富士』のゴーレムコアの

移植準備に取り掛かるのだった。


内部構造は『富士』級の延長線上にある『美濃』だけに海軍の水兵達が慣れるのは早かった。

重油燃焼機関の馬力も向上しているせいか『美濃』の速力はゴーレム化していない状態でも22.5ノットを出す事が

できた。

45口径30.5cm砲を8門搭載し、

高速を出せる重武装重装甲戦艦の『美濃』は各国に衝撃を与えるのだった。


でもさ、戦艦が全然進化しないんだもん。主砲の数も増やそうとしないしさ。

進歩の無さにうんざりしてたんだよ。


史実の敷島級戦艦だってそうだよ、

(4番艦が三笠)装甲の材質を強固にしたのなら富士と同じくらいの分厚い装甲で建造しろよ。

そんなんだから進歩しないんだよ。


この『美濃』だが史実の戦艦『河内』より重装甲で重防御で速力も速い。

まさにやっちまった戦艦になるのだった。(砲塔は2つ少ない。)


弩級戦艦を勢いで作っちゃいました。

全長、全幅、排水量とかはドレッドノートと同じか多い感じです。

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