第31話魔ヒノキと魔ゴム
俺はダンジョンコアに魔力を注ぎ込み
ダンジョンの二層の面積を最大まで
拡大した。
すでにゴムの木は植えてゴムの採取を
試験的にしていたのだが、本格的に採取するためにダンジョンで栽培できる
リストの中にゴムの木を入れて大量栽培、大量生産を開始することにした。
試験栽培面積は世田谷区と同じくらいはあったのだが、東京23区くらいに拡大して様子を見る事にした。
ある程度の量をアイテムボックス内に
収納したら、錬金術で製造できそうな
気がしてたから控えめにしてたのだが。
その下はヒノキ林にした。
ヒノキは高級木材で高く売れる。
ダンジョンなら一旦固定化してヒノキの大木の林を形成すれば伐採しても
1日で復活してリポップするから
50m超えのヒノキの大木の大量生産も可能である。
なのだが、、、
ダンジョン内て育成可能な物の中に
『魔ゴムの木』『魔ヒノキの木』
が出現した、、、
魔ゴムの方は高品質なゴムの樹液が大量に採取可能でゴムは優れた特性を持たせる事ができる。
魔ヒノキの方は木材として優れていて
強度が高い。他の特性とかもヒノキの優れた所が強くなっている。
もったいないのでヒノキを全部伐採して、アイテムボックスに収納し、
魔ゴムの林と魔ヒノキ林に切り替えた。
これで日本はゴム資源とヒノキの資源に困る事はないだろう。
魔ヒノキの木材で風呂の浴槽、酒樽を
作りダンジョンに登録したら、ダンジョンの宝箱から魔ヒノキの浴槽や魔ヒノキの酒樽がリポップするようになった。酒を飲む升や弁当箱、まな板、
おひつ、とかも錬金工場で作れるので
魔ヒノキのまな板を愛用する事にした。
タンスやクローゼットも魔ヒノキにした。
うちのジャグジー風呂の浴槽も魔ヒノキに変えた。
ホテルシップ『高尾』の浴槽も全部魔ヒノキに変えた。
何だか、高尾の住み心地がアップしている、、、
陛下にもプレゼントした。
陛下の御用邸の浴槽も魔ヒノキ風呂になる。
陸軍省と海軍省の大浴場の浴槽も魔ヒノキ風呂に変えた。
首相官邸のお風呂もそうだ。
大物政治家や財閥からも注文が殺到するのだった。
特にダンジョンの宝物の魔ヒノキの浴槽はヒノキの強い香りがずっと香り続ける逸品というのが判明して、
錬金術ですぐに取り替えられるにせよ、二度手間になってしまった。
特に天皇陛下に対しては優れた方を
献上したいし。
我が家は魔ヒノキの木材で再構築したのでヒノキ御殿と呼ばれるようになる。
魔ヒノキは防虫性能も高く害虫を寄せ付けない。白アリもシャットアウトする。
俺は魔ヒノキのログハウスも作ってみようと思った。ログハウスは離れにするのにちょうどいい。
陛下に許可を得て、裏口から雨に濡れずに入れる魔ヒノキのログハウスを
建築するのだった。
俺が錬金スキルで作る魔ヒノキの抽出液は木材に対する防腐効果や防虫効果が極めて高い上、ヒノキの良い香りが強いため、俺も愛用するようになった。
魔ヒノキや魔竹の木酢液、竹酢液は
防虫効果が高い、安全な農薬としても
広く使用される事になる。
木材への防腐効果、コーティング効果も高い。それに土壌改善効果も高い。
良い香りでありながら高い防虫効果があるのは外国へ行く兵士達に喜ばれる防虫軍需品になるのだった。
ご飯とヒノキの防虫剤の匂いは日本軍兵士の位置を遠くから察知する事が可能な為、弱点にもなりえるのだが、
防虫性能の高さから愛用され続けるの
だった。
帝国各地の高級旅館や高級ホテルの浴槽も魔ヒノキの浴槽が普通になるのだった。
軍艦のお風呂のお湯にも魔ヒノキの抽出液が入浴剤として使用され、艦内の害虫対策にも使用されるのだった。
ゴーレム艦内にはネズミや害虫はいないので、匂いを良くする為の方が大きいですね。
クリーン魔法で綺麗にした後に最後の仕上げで噴霧って感じで使われています。
ゴーレム艦以外の船は普通の船ですから、、、
そちらは色々と大変ですからね。
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