第25話 超巨大ゴーレム、アメリカで?
超巨大ゴーレムはカリフォルニアからテキサスにいち早く向かわせていたが、テキサスでオイルラッシュが起きる前にテキサス全域の油田の地下をゴーレムで包み込ませ、地下を作った岩盤で覆う事ができそうだ。
テキサスは水を手に入れようとして
井戸を掘るとオイルが滲み出てくる事があるほどオイルが滲み出る州だった。
だが、何故なのか、未だテキサスで
オイルラッシュは起きていない。
その雰囲気も無い。
カリフォルニアの油田はすでに
出なくなっている。
だが、出なくなれば、また掘れば出ると楽観的に思っているのか、素早く動く気配がない。
この時点では小規模だからなのだろうか?
サーチして見つけた所の油田は全部収納させてもらった。
これで油田からオイルを全部収納したのは大慶に続いてカリフォルニアが2番目だ。アイテムボックス内はまだまだ余裕がある。
カリフォルニアもとりあえず地下を支配しているのは油田地帯のみ。
テキサスも支配する予定は油田地帯のみだ。現時点ではロッキー山脈地下を侵攻中。
カリフォルニアはゴールドラッシュが起きた土地だけあって地中にもそれなりの金や各種鉱物資源が多い。
それらを根こそぎ超巨大ゴーレムに採掘させつつ、俺は超巨大ゴーレムを成長させる。
ニッケルもたくさん取れそうだ。
これからが楽しみだ。
とりあえず、北米は全部超巨大ゴーレムで覆わせて貰うつもりだ。
遠い大西洋側から石油を運んでパナマ運河を通ってカリフォルニアやハワイまで船の燃料を運ばなきゃとなるとアメリカは補給に苦しむ事になるだろうな。
パナマ運河の工事は1903年に開始する。
マゼラン海峡を超えてタンカーで運ぶくらいならアメリカ大陸横断鉄道で運ぼうとするかもな。
カリフォルニアやテキサスで豊富に原油が採掘できて重油やガソリンが精製できた場合と比べると大違いだろう。
いや国家予算が少なくなるから
史実のようには戦艦が作れなくなるかもな。
石油に飢えたアメリカ合衆国がどんな無法を開始するか、、、
アメリカを悪玉にしてやるぜ。
いや、悪玉になるだろ。
アメリカの覇権の為にもオイルは
なんとしても必要。
そのアメリカの目に東南アジアのイギリス領やオランダ領の石油の産地はどう見えるかな?
スペインに戦争をふっかけて、
手に入れたフィリピンやキューバやグアム。
アメリカの目はオランダ領の豊富な石油産出地に釘付けになるかもな。
石油が出始めたら。
いや、産油国のメキシコやグアテマラに目が向くか。
ちなみに史実の(日露戦争 1904年から1905年明治37年まで。)
の日露戦争後にはアメリカは植民地のフィリピンの孤立を恐れて太平洋に配備する艦を増やすべきと言い始めている。
太平洋にあったのは巡洋艦が1隻だけ
だからな。(当時)
米西戦争の時には戦艦オレゴンをサンフランシスコからフロリダに呼び戻している。
セオドア・ルーズベルト大統領が、
アメリカ大西洋艦隊に世界一周をさせた、グレートホワイトフリート(GWF)はアメリカ国民に追加の戦艦4隻の建造予算を認めさせる為とも言われている。
ここ数年間に建造された新鋭艦揃いなのだが、この大西洋艦隊は
全艦が前弩級戦艦なのだ。
ドレッドノートが建造されたら、
全部が時代遅れと言われてしまうので
ある、、、(大金かかっているのに。)
まぁ、ドレッドノートは30.5cm主砲を10門搭載しているが、これらの
アメリカ大西洋艦隊の戦艦達は同口径とはいえ主砲は4門の前弩級戦艦ばかり。
ドレッドノートと1対1で勝てそうな戦艦は居ない、、、
俺が先んじて弩級戦艦を建造するとなると、弩級戦艦と(主砲8門で富士級以上に重装甲)重装甲の富士級戦艦7隻がグレートホワイトフリートと並ぶかもしれないのか、、、
ゴーレム戦艦達がはしゃいで、24ノットの高速でGWFを追い抜いたらヤバいな。このグレートホワイトフリートにはニミッツやスプルーアンスやハルゼーが乗ってるんだよな。
ちなみに10%くらいの確率で戦争になるかもしれないとセオドア・ルーズベルト大統領は思っていたらしい。
日本との戦争は不可避とか、世界のマスコミが書き立てていたらしい。
それは、そうだろうな。
原因不明の戦艦の爆沈がスペインのせいだと言い米西戦争をしたアメリカだからな。
旧式船1隻を犠牲にして、日本が攻撃したから反撃したと言い、いきなり日本側の艦隊に奇襲を仕掛けて全滅させて、東京湾に入って皇居に大砲を向けられたら、日本側は降伏せざるを得ない。
弩級戦艦をずらっと並べたら逆に戦争になるかもしれないな。
さてどうするか。
アメリカは史実のようにするのかな?
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