第22話はぁ、なるほどね。

清国には

『官賊よりも山賊の方がマシ。

山賊は命までは取らずに定期的に金を取りにやって来るが、官賊の連中は財産も命もすべてを奪って行く。』

なんて言葉があります。

官賊の官は官軍の官。つまり正規軍の

連中の略奪の酷さと残酷さの事を言ってるんですね山賊より酷いって。


マシな状態な国があっという間に混乱状態になり農民が暴動を起こして

大集団になり滅んだりする歴史が中華では繰り返されてますからなぁ。

隋(581年 - 618年)魏晋南北朝時代の混乱を鎮め、再統一王朝を作った隋ですが、愚かな皇帝が何度も戦争をした

せいで滅亡しましたからね。

二代目が煬帝なんて言われるわけですよ。初代皇帝は明君だったのにね。

国庫には金銀財宝がふんだんにあった

凄い国だったんですよ隋って。


凄い大企業を息子に任せたら、息子がバカやって倒産させたって感じですな。


略奪して何もかも奪ってロシアが近寄ると逃げる清国軍。

焦土戦術は命令ではなく色々な略奪が

焦土戦術っぽくなってるみたいですねえ。

清の武装農民の方が戦ってますね。

(ロシアのせいにすれば略奪し放題だぜ!ヒャッハー。とか言ってそう。)


と、いうのも清国の将軍達の兵士って

軍閥の大親分と手下達って感じになってるみたいですね。

将軍の権力の源泉である中核軍兵士を

戦闘させる気は全然無いみたいです。

手下は戦闘させずに外様の配下に戦闘させてばかりいますね。

そういえば、蒋介石も自分の直属の

部下達は温存し続けてたりしてますね。

補給とかは全然届かないから食料も

兵士への給料も現地調達ってわけか。

途中で中抜きされて消えてるのかもな

補給物資とか。

これが腐敗国家の現実か。



我々も洗脳したゲリラ兵でロシアの戦力を削ってますから、それなりの戦死者が出ています。

シベリア鉄道への破壊工作も続けているし。


まぁ、清国の方は、そんな感じの泥試合ですね。


で、ヨーロッパのフィンランド方面で

動きがある様子。

独立したい連中を動かしてサンクト=ペテルブルク周辺で小火を起こそうとは、さすがはイギリス。

いや、ドイツかアメリカか?

ロシアから見て辺境地域の数カ所で

独立派を動かすとは見事だなぁ。


ロシアが満州から清国国内で動かしている戦力って今、5個師団くらいで

ヨーロッパにも充分な戦力が残っているのに大丈夫かね?

師団を動かされて鎮圧されたら

どーすんだろ。

捨て駒か?



あっ、日本国内のヤクザを鎮圧しましたよ。アヘンなどの麻薬が蔓延しないように徹底して麻薬は取り締まるつもりです。

グレーなビジネスは許しますが

それ以上は許しません。


外国のマフィアに対しては厳しく取り締まりますよ。ヤクザに擬装したゴーレム達が武装して襲ってもいいしね。


マスコミとヤクザは支配したから、

次は厄介な新興宗教が流行しないように監視しなきゃな。

宗教団体に強い力は持たせませんよ。

政治団体化などもってのほかです。



ふむ。日清戦争にちょろっと参戦した

防護巡洋艦が地方の防衛艦隊に配備に

なるのか、、、

妥当だな。

大火災を起こして沈んだ清国海軍の防護巡洋艦の脆さは衝撃的だったからな。

そのせいで防護巡洋艦の価値が大暴落

したんだよな。

清国の装甲巡洋艦も沈んでるけど。


でも、あれって乗組員が可燃物を持ち込んでいたせいだよな。


「定遠」級装甲艦2隻、巡洋艦8隻、砲艦12隻の艦隊なのに火災には

ほんと脆かったよな。

砲艦はあっという間に沈むし、巡洋艦も脆かったし、砲塔に狙いを集中すると「定遠」らの装甲艦も主砲がすぐに動かなくなったし。

『清国艦隊全滅』って世界に発表する為に捕獲をやめて艦隊を全滅させたんだよな。

実際は北洋水師の艦隊の全滅なんだが。

あれでドイツの建造会社の株価も暴落したんだよな。「定遠」「鎮遠」が

あっさりと沈んだから。

というより結果はわかっているから、

「定遠」「鎮遠」の強さをドイツの新聞に煽るだけ煽らせておいて日本が戦艦の建造を依頼しようとしていると宣伝しておいて、株を釣り上げて大儲けして、暴落時に空売りして大儲けしたんだよな。

実際に日本の駐在武官を動かして

いくつもの造船会社に「定遠」以上の

戦艦を作れるか聞かせて良かったぜ。

そのすべての会社の株価を釣り上げて

空売りできたからな。


そしてドイツの新聞に、『「定遠」「鎮遠」や巡洋艦の沈没は

清国水兵が大量の可燃物を艦内に持ち込んでいて大火災が起きたから。』

ってドイツ人と清国人を離反させる

策もしたし。


ドイツの新聞記者を洗脳して、清国人を下げる記事を書かせまくっているけど、効果抜群ですよ。



あ、清の宦官や政府高官がせっせと貯めている金銀財宝は密かに盗ませてもらってます。

清国の為に色々動いているんだから、

ボーナスって事で。

他の国が清国に援助した武器弾薬なんかも盗ませてもらってますよ。

最後には証拠隠滅の為に弾薬庫を大爆発させてもらってます。


それらの武器弾薬は清国の高官とかが

横流ししてマフィアに売られて金になったという事に。

そして、フィリピン独立派やベトナム独立派の武器になって有効に再活用されてますよ。

清国に援助したはずの武器がフィリピン独立派の武器になって米軍兵士が死んで米軍が清国に激怒するのは、

少し後の話です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る