第10話 美味しい和牛を作ってやるぜ!

日清戦争後の日本って明治だから

食肉の需要が無いのかと思ったら

かなりあるんですね。

(神戸の近くに外国船がやってきて

牛を買い集めた時に結構な数の牛が集まった事とかは知ってましたけど。)


令和の松坂牛より美味いダンジョン肉牛のお肉を日本の上層部の人達に振舞ったんだから、そうなるのも当然ですよねえ。


でもダンジョンでリポップする肉牛は有限だからなぁ。

各ダンジョンブランド豚&ダンジョン猪やダンジョンブランド鶏は大量に用意できるんだけどね。


自分が所有してるダンジョンだけに

緻密に設定する事ができるからこその

美味しさなんですよ。


ダンジョン牛の美味しさは異次元の美味しさですけどね。熟成させてない、

解体直後のお肉の味が熟成肉以上ですからね。

さすがはダンジョンでリポップさせれる魔物リストの中で美味しいお肉の魔物リストに載ってるだけの事はありますよ。


で、皇居内の一角に但馬牛などの牛を集めましてね、ダンジョン肉牛と掛け合わせて黒毛和牛種を増やそうと

している最中なんすよ。

ダンジョンマスターですからね。

肉牛をテイムして種付けさせるのも

命令できるんですよ。

妊娠するかどうかはわかりませんが。


日本の美味牛の歴史がここから始まればいいんですけどね。

テイムしたダンジョン牛達は召喚も可能なので、各地で頑張ってもらうかも

しれません。


それと、ダンジョンの増築も始めました。ダンジョンの一階を最大まで広げましたよ。

牛の楽園になりました。

美味しい草や果物や野菜がたくさんできてる牛の楽園です。

ここの一角に但馬牛とテイムしたダンジョン牛の繁殖牧場もあります。


牛は喜んでますよ。果物がめっちゃ美味しいから。ええ。牛の楽園の果物や野菜は牛の食べ物です。


それは豚の楽園の方や鶏達の楽園の方も同じですが。


必要とされる魔力をダンジョンコアに

注ぎ込むのが大変でしたけどね。

1万以上の魔力が必要でしたよ。


惑星の地下を流れる魔力の竜脈とも言うべき『レイライン』から魔力を吸って使っちゃいました。

まぁ、ユーラシア大陸の奥地から吸ったので日本に悪影響は無いでしょう。

竜脈からしたら微量ですし。


牛革、豚革は軍装品にする為販売してますし、骨も良い出汁が取れるので

売れますね。

ダンジョン1階の入り口横が食肉解体工場になっててゴーレム達が24時間働いていますよ。

モツ鍋は軍の人気メニューになってます。

ゴーレム達が丁寧に処理したモツは

浄化魔法で綺麗にされ殺菌されてますから、食中毒の恐れはありません。


冷蔵されたモツは駐屯地や軍艦内に運ばれて、すぐにモツ鍋にされます。


軍のメニューの中には中華料理も出たりしてます。

焼売や餃子とかですね。

最初は人型ゴーレムの手作業で作ってましたが、ゴーレムの調理器具を作っちゃいましたよ。

ダンジョン内は虫がいないので工場を

作るには最適なんですよね。


ゴミも汚水もダンジョンが吸収してくれますしね。


気温調節もできるし管理されたダンジョンは人が住むのに最適ですね。


なんならシェルターにもできますよ。

食料も水も豊富ですし。


まぁ、ダンジョンのレベルは私のレベル以下までしか上げられないのが

難点ですよねえ。


レベルはカンストしてるとはいえ、

人工ダンジョンでは階層とか面積に

制限があるんですよね。

最大で98層ですからねえ。


1階あたりの最大面積は山手線の内側くらいですからね。

かなり広げられますね。




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