第7話 僕とショコラお姉さん

ショコラお姉さんはミニチュア・ダックスフンドの女の子4歳


ショコラお姉さんもペットショップ出身で、

なんとアカネが働いてる系列店でお迎えされたらしい。

でも、お迎えしたのはまだアカネがパティシエ時代で、まだペットショップで働いてないときだったみたい。


アカネの住むところの近くにはペットショップが全然なくて、たまたま出店して来た時にセールをしていて動物が好きなアカネとお母さんが覗きに行った時にいたらしい。

でも、アカネはその時もシーズーで女の子を探してたんだって。

その時お店に男の子のシーズーがいて気になって何度かお店に通ったそう。いざシーズーをお迎えしようと行ったその日、みんな寝ている中ショコラお姉さんだけがキリッとお座りしてこっちは見つめてたらしくって何故かそのままお迎えしたんだって!

お迎えの時に担当してくれたスタッフさんが、実は…とショコラお姉さんの経歴を教えてくれて、ショコラお姉さん元々は別の遠い店舗で予約されていてお金も入っていたのにキャンセルになって、その後もまたさらに遠い店舗で見たいと移動予定入ってたけど途中でキャンセルになって途中にあったこのお店に新店舗でちょうどいいからって連れてこられてたんだって。

僕の売れ残りとはちょっと違うけど、悲しい思いしてたところをアカネにお迎えされたんだね。


お家に来てからはミーちゃんとクマさんの猫2匹を見て育ったから、あんなお高くとまってるみたい!自分を猫だと思ってるのかな?

でも、穴掘りはダックスの血が争えないみたいですごい上手。

あと声も意外に野太いから男の子に間違われたりしてる。


アカネがお仕事に行ってる間、お母さんがよしよししてたから、アカネも好きだけどお母さんの方が甘やかしてくれるからどちらかというとお母さんが好きなのかもしれない?


お母さんによくフリフリのお洋服着せてもらってるから羨ましくてちょっと裾引っ張ったりすると怒るんだ。

それを見てお母さんが着れそうな服僕にも着せてくれるんだ!おしゃれ!


お散歩はお外は好きだけど歩くのはあんまり好きじゃないみたい。僕は歩くの好きなんだけど、ペットカートっていうのに乗ってお母さんに押してもらってるよ。

でも僕が来てから、たまに一緒に歩いてくれるんだ。ペースが落ちてくると僕が戻って応援するんだ。

ショコラお姉さんも僕を家族だと思ってくれていて、知らない人が僕を触ろうとすると触るな!って守ろうとしてくれるんだ。

怖い人じゃないと思うけど、何があるかわからないからショコラお姉さんは頼りになるね。


僕とショコラお姉さんは小学生の弟と中学生のお姉ちゃんみたいな関係だねってアカネが笑ってたよ。

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