サグラダ・ファミリアの建設情熱


サグラダ・ファミリアは、スペイン・バルセロナにあるカトリック教会です。

アントニ・ガウディの代表作として知られ、1882年に着工し、現在も建設が続いています。


サグラダ・ファミリアの建設は、1882年に民間カトリック団体「サン・ホセ教会」が贖罪教会として計画したことに始まります。

初代建築家はフランシスコ・ビリャールでしたが、意見の対立から翌年に辞任しました。


1883年にガウディが2代目建築家に就任すると、独創的なデザインで建設が進められていきます。ガウディは、自然界からインスピレーションを得た曲線的なフォルムや、モザイクやステンドグラスを用いた装飾が特徴です。


1926年、ガウディは交通事故で亡くなります。しかし、ガウディの設計図や模型は、彼の弟子や後継者によって受け継がれ、建設は現在も続いています。


1936年、スペイン内戦の際に、ガウディの設計図や模型の多くが破壊されました。しかし、ガウディの弟子や後継者たちが、残された資料やガウディの思想に基づいて、再建を進めてきました。


2021年12月、メインタワーのひとつである高さ138メートルの聖母マリアの塔が完成しました。これにより、サグラダ・ファミリアの約75%が完成しました。


サグラダ・ファミリアは、2026年にガウディの没後100年を迎える予定です。現在、2026年の完成に向けて、工事が急ピッチで進められています。


サグラダ・ファミリアは、ガウディの建築の最高傑作であり、世界遺産にも登録されています。そのユニークなデザインと、完成に向けた情熱は、世界中から多くの人々を魅了し続けています。

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