段ボールの名前の面白い由来


段ボールの名前の由来は、以下の2つが挙げられます。


断面の波型が階段状に見える

原紙にボール紙を用いていた

1つ目の理由は、段ボールの断面が波型をしていることから、階段状に見える点です。これに由来して「段ボール」と呼ばれるようになりました。


2つ目の理由は、段ボールの原紙に「ボール紙」が用いられている点です。ボール紙は、英語で「paperboard」と呼ばれます。この「board」が日本人には「ボール」と聞こえたことから、ボール紙と呼ばれるようになりました。


つまり、段ボールの名前は、断面の波型が階段状に見えることと、原紙にボール紙が用いられていることから、両方の意味を込めて名付けられたと考えられます。


なお、段ボールは英語では「corrugated cardboard」と呼ばれます。この「corrugated」は「波状の」という意味で、段ボールの断面の波型を表しています。


また、段ボールは明治時代に「なまこ紙」と呼ばれていました。これは、断面の波型がなまこに似ていることから名付けられました。しかし、1909年に日本で初めて段ボールの大量生産に成功した井上貞治郎氏が、段ボールの強度や耐久性などの優れた性能をアピールするために、「段ボール」と名付けました。


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