マンションの避難ハッチの位置

マンションの避難ハッチは、主にベランダの床に設置されています。避難ハッチは、災害などの緊急時に玄関から出られなくなったときや、階段・エレベーターが使えなくなったときに階下へ避難するための大切な設備です。


避難ハッチの場所は、以下のとおりです。


各住戸に必ず設置されているわけではなく、一般的には両端の住戸のベランダに設置されています。

両端以外の住戸に住んでいる場合、バルコニーの隔て板を破って、避難ハッチのある住戸まで逃げます。

避難ハッチは、上下階で位置をずらして設置されています。これは、万一足を踏み外した場合に一番下まで落下し続けることを防ぐためです。

避難ハッチの使い方については、以下の通りです。


避難ハッチの蓋を開けます。

はしごを展開します。

はしごを降下地点まで伸ばします。

はしごを登って、階下へ避難します。

避難ハッチは、普段は閉められています。避難ハッチの開け方については、蓋に貼られている取扱説明書を確認してください。


避難ハッチは、マンションの重要な避難設備です。避難ハッチの場所と使い方を、事前に確認しておきましょう。


なお、避難ハッチの設置基準は、以下のとおりです。


建築基準法では、高さ21m以上の建築物に避難ハッチの設置が義務付けられています。

消防法では、高さ11m以上の建築物に避難ハッチの設置が義務付けられています。

マンションの階数が、これらの基準に該当する場合は、避難ハッチが設置されているはずです。


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