第24話機敏な幼虫


顔面が蒼白で、身振り手振りで状況説明をするスタッフの手足が小刻みに打ち震えていたからだ。


 話によると、その幼虫は素早くララの股間から出てきた刹那、スタッフの顔を睨んで山の方へ向き物凄い速度で中腹に走って行ったという。


捜査員が感じた事は、普通のセミの幼虫は移動速度がスローで手掴みで捉えられる程の速度だがリスの様にすばしこかったそうだ・・・。

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