第5話蝉の羽搏き
夜中なのに夢の町小学校のはるか南の国道2号線の川崎町から兵庫一丁目まで下水道工事が昼夜を通して突貫されていたからその煽りを喰らった沿道の住民はトラックのエンジン音が喧しく大変迷惑していた。
待ち切れない男は、20mほど助走距離を取りトップランをしてブロック擁壁の手前でジャンプ!
右足をブロックの出っ張りに引っ掛けた刹那、左足を擁壁に持って行く。素早い足裁きだ!
その時、バタバタと蝉の羽搏き音がしたが、どうせアブラゼミがオオカマキリに捕食されたのだろうと、鷹を括っていた。
その忍者の様な仕草で簡単に裏山に上った。
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