Chapter 6


 袁傪えんさんくさむらに向って、ねんごろに別れの言葉を述べ、馬に上った。

 くさむらの中からは、又、堪え得ざるが如き悲泣ひきゅうの声が洩れた。

 袁傪えんさんも幾度かくさむらを振返りながら、涙の中に出発した。 

 一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺めた。

 たちまち、一匹の虎が草の茂みから道の上におどり出たのを彼等は見た。

 虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、又、元のくさむらに躍り入って、再びその姿を見なかった。



 アトリから語られた【異世界】の物語こと【山月記】は、このように締め括られている。

 要は、虎になってしまった哀れな李徴リチョウは、結局元の人間に戻れずに終わるってわけだ。

 だから、思わざるをえなかった。とことん救われねぇ話じゃねぇかってんだ。つーか、いくら悲劇だって限度ってモンがあるだろう!? と。

 今まで悲劇に触れたことがないわけじゃないから、ある程度耐性はあった。第一、虎という生き物だって、戯曲家シェイクスピアが書いたっていうロクでもない悲劇で知ったぐらいだし。

 人間から【不死者】に堕ちぶれてしまって、ブッチは理解したことがある。数えきれないぐらい沢山のことを。

 その中からあえて一つ選んで述べろと言われれば、こう言うに違いない。

「【不死者】ってのは、究極的につまらねぇエゴイストでしかねぇってんだ。それこそ、死ぬ価値すらねぇような」

 町外れ、荒野との境界ぎりぎりの岩場、隠れるようにして小屋がぽつりと建っていた。元々はちゃんとした小屋だったらしいが、しかし、今は廃屋である。

 絶好の穴場ではあることだけは確かだ。

 散々町で騒ぎを起こしまくった無法者アウトローが身を潜めるには。


「……ッッ」


 悲鳴が迸る寸前で噛み潰す。

 絶え間なく襲い来る激痛、まるで神経を刃物でじわじわ削られているかのようだ。

【不死者】である以上、傷を負ってもすぐ【再生】した。だが、それも今回ばかりは例外であるらしい。


「完っ全に、あれは盲点だったってばね」


 そもそも死ぬことがない、死なない、死ぬはずなんてあり得ないのが【不死者】である。

 だから、世界のことわりから外れてしまった【不死者】を殺す手段は、本来であれば存在しないはずだった。


「…………」


 絶えることのない激痛を訴え続ける箇所、き叫び続けるそこを、無言で見下ろす。

 視線の先、ブッチの右腕は――どす黒く変色し、醜く爛れきっていた。

 後がどうなったっていいから、今すぐにでもこのおぞましい、我が身を冒す異常を掻きむしり、引き千切ってしまいたい――ところが、ブッチの身体はその意に反する。

 触れようとすることを、頑なに拒む。

 身体が震え強張り、動かなくなる。

 意志はあれど、行動そのものにブロックがかかる。

 認めたくなかったけれども、ブッチにはそれが何故なのか理解しわかっている。

 それは、恐怖だ――【不死者】としての。

 正直、今の自分自身がおぞましい。

 肯定せざるをえないからだ。もはや自分は人間ではなく、【不死者】でしかありないということを。

 堕ちぶれようとも、人間であるはずだった。

 内面の感情、己が心は、ブッチ・キャシディという人間の自我を保っていたはずだった。それだけは変わらざるものであると、信じていた。

 だが、実際はどうだ?

【再生】することが不可能な痛手を負って、思い知った、思い知らされた。

 ブッチは、【不死者】に適合しつつあるのだ。

 肉体のみならず、内面までも。もしかすれば、その根源たる魂ですらも。


「…………」


 不意に、誰かの名前を呼びかける。 

 唯一無二の終生の相棒であったザ・ザ・サンダンス・キッドであったのか、それとも、【異世界】からやって来てしまったという浅倉アトリであったのか――どちらだったのか、結局分からなかった。

 片や、ブッチが人間にあらざる【不死者】へと堕ちぶれてしまうために、その【存在】が、過去・現在・未来に関わらずこの世界から全て失われてしまった男。

 片や、ブッチが人間にあらざる【不死者】へと――否、究極的につまらねぇ利己主義者へと堕ちぶれた馬鹿であったがため、最悪の状況へと追いこんでしまった少女。

 頭を振り、思考を払う。

 どちらであったとしても、名前を呼ばれる側にしてみれば汚辱もいいところだろう。

 特に、後者であるアトリには、酷い真似ばかりしていたと思う。

 それこそ、最初に出会った時から、最後のあの時に至るまで。

 ブッチは思い出す。あの時、あの瞬間――













 屋根から見下ろす先、アトリの前に、キエン・エスが立っていた。その手には、銃。

 目にするなり、ブッチは行動を起こしていた。

 抜き放ったS&Wモデル2・スコフィールドの留め金を解除、弾倉を開く。

 開いた弾倉に、必殺の一発を込める。


「……ッねぇ、さらせェ!」


 迷わず、引き金を引く。銃声――否、それを単なる銃声と言い表すのは誤りがある。

 さながらそれは、咆哮だ。獰悪と狂暴が剥き出しになった。

 比喩でもなんでもなく、空気が激震。

 そして――キエン・エスの左腕が、誇張でもなんでもなく宙を舞う。肩口から文字通り引き千切れて。

 ブッチが撃った必殺の一発とやらは、単なる銃弾ではない。

【ホットロード】――火薬を通常より増量し、銃弾の威力を大幅に上げた銃弾である。

 着弾時に対象に与えるダメージは莫大だ。人体など、ボロ雑巾に等しい。

 だけれども、それと引き換えに撃つ側のガンマンは洒落にならない状態になる。

 それこそ、ガンマンどころか人間としての人生そのものが終わりかねなくなる。

 実際その通りだと、ブッチは痛感する。S&W モデル3スコフィールドは弾倉が破裂してオシャカになっているし、余波で、指と手首の骨がイッた。

 壊れた得物を、ブッチは迷わず捨てる。

 屋根を蹴り、跳躍。

 浮遊――からの落下。

 その間に、背負っていたもの――ウィンチェスターM1873、先程出くわした【ピンカートン探偵社】の探偵から強奪しうばってやったそれを抜き――容赦なく振り下ろす。

 ごきゃっ! だか、めぎゃっ! だか、判別つかない破砕音。

 ストックから伝わってくるのは、相手の延髄が確実に砕けた感触。

 着地と同時に、ブッチは再度跳躍。

 その際、呆然状態のアトリを抱え――

 直後、万の銃声が一斉に上がるような轟音。それは、無法者アウトローお達しの音こと、ダイナマイトの爆発音。

 間髪入れず飛来する、鉛の死神たちの群れ。

 利き腕を失って間もないキエン・エスが、容赦なく蜂の巣に変えられる。













「ったく……やってくれるぜ、あの敏腕探偵」


 しかし、ふと思わざるをえない。

 増援にしろなんにしろ、【ピンカートン探偵社】の探偵が現れるタイミングがよすぎないだろうか。

 あの忌々しいシリンゴの間違っても望んじゃいない再会から、そんなに経っていないのだ。そう思いたくならざるをえない。

 だが、相手はかつての追跡者、最強最悪の追っ手、ブッチにとっての宿命の大敵、無法者アウトローの大敵たる者どもの組織【ピンカートン探偵社】の一員。

 それほどまでの存在が、なんの隠し弾も持たず、わざわざ追い詰めにやって来るだろうか? かつての撲滅対象者が生きていたと聞いて。

 それはともかく、だ。


「アトリ」


 腕の中に収まる少女の名を、呼ぶ。


「アトリ」


 返事はなかった。

 当然だ。ついさっきまで、渦中の存在だったのだから。

 銃弾が容易に人命を刈り取る修羅場に、その身を置いていたのだから。

 アトリにとっちゃ、なにがなんだかのはずだ。さっきのことからの延長戦だと思えば。

 その目は、虚ろでぼんやりしている。茫然自失フリーズ状態だ。


「目ぇ覚ませ、アトリ!」

「…………」

「目ぇ覚ませ、ンでもって戻ってこい……アトリ!」


 軽く頬を叩き、呼び続ける。その甲斐あってか、目の焦点が定まっていく。


「……ぁ、え!?」

「アトリ」

「……ブ、ブッチさんっ!? ……な、なんでっ、ブッチさんがっ、ここにっ!?」

「怪我はねぇか?」

「……だからっ……なんでっ! ブッチさんがっ? ここにっ!?」

「随分な物言いじゃねぇかってんだ。そンなんじゃ、俺ぁお前を助けねぇ方がよかったってことになるぜ」

「……そ、そうじゃなくってですよ? だからっ……なんでっ! ブッチさんがっ? ここにいるのかって、わたしは言いたいわけでしてっ!」

「あのなァ……結局、なんだってんだ? お前はなにを言いてぇわけだってばね?」

「……えええっと、だから、だからだから、だからだからだからですねっ!? ……なんで、わたしなんか、助けに来てくれたんですか?」













 ブッチが知ることのないことだが、この時のブッチの登場はまるで、アトリにとっては西部劇のガンマンだった。

 命の危機に晒されるヒロインや仲間を救うべく、颯爽と現れるや命を賭した戦いに赴くおとこの姿そのものの。

 実際、アトリにとってブッチはそうでしかありえなかった。


「だからなァ……落ち着けって。けどよ、その前に……だ」

「……っぅ!」

「大丈夫か?」

「……ぇ!?」

「だから……大丈夫か? って、俺ぁ聞いているんだけどよ」

「……でも、えっと、えっと……」

「どうやら、大丈夫じゃねぇみてぇだな」

「……ぅうー」


 だけど、アトリが返してくるのは、まごついた返事。「なんで? どうして?」という、ぐるぐるした混乱。

 無理もないだろう。ブッチに対して色々やらかしてしまった、って思いこんでしまっているがために。

 眼も、ふるふると揺れていた。そこには、さっきのようなどす赤い怒りはない。

 あるのは、罪悪感だ。途方もなく大きすぎて、心を押し潰しかねないような。

 それと、寂しさと哀しさだ。見る者の胸内を、どうしようもなくひりひりと痛ませるような。

 それら全て、ブッチによるものだ。ブッチの利潤――否、知らず知らずのうちに生じた歪んだエゴによるダメージである。

 いくらブッチにとってのかけがえのない【存在】ザ・サンダンス・キッドを取り戻すためだったとはいえ、許されざることである。

 ふと、ブッチは思う。ブッチにとってアトリは、ザ・サンダンス・キッドの【存在】の矛盾点を共有し合うことが出来る同士であり、その【存在】を虚構じじつとして認識しない、唯一の理解者である。

 ならば、アトリにとってブッチは、一体なんなのだろう?


「ンなの知るかってんだよ。そもそもお前は……アトリは、キッドじゃねぇだろうが」

「…………」

「つーかお前、そもそも自分をなんだと思っていやがるってんだ?」

「……えっ、えっと……その」

「それと、さっきのことなんだけどよ、俺ぁ……言い繕うつもりはねぇよ。あれは紛れもなく、俺の本音でしかねぇ。実際、俺はそういう風に思っている」


 吐露されるのは、【ワイルドバンチ強盗団】の首魁ボスでもなく、【不死者】でもなく、ブッチ・キャシディという一個人が抱く執着。

 相棒たるザ・サンダンス・キッドに対して向けられる、狂おしいまでの。

 真摯そのものの感情、胸中に閉じ込められていた想い――言い様はいくらでもある。


「だから、分かったようなことなんざ言うなや……キッドじゃあるめぇし」

「……ご、ごめんなさ」

「アトリは、アトリだろうが。アトリでしかねぇはずだろうが。理由も分らず【異世界】から新大陸フロンティアにやって来ちまって、どうしようもねぇぐらいビビり屋で……ンでもって、無法者アウトローであるどころか【不死者】になんぞに堕ちぶれちまっているっつーこの俺とどういうわけか出会っちまった……アトリでしかありえねえはずだろうが、違うか?」

「……ッ!」

「けどよ……それ以外でもそれ以上でもあるのも、アトリであるはずだぜ」

「……ブッチさん?」


 腕の中のアトリは、不思議そうに目をぱちくりさせる。


「……えっと、それは……どういうことなのですか?」


 だが、ブッチはそれに答えることはなかった。

 何故なら――


「動くな!!」 


 怒声に打たれ、ブッチの腕の中でアトリは身を強張らせた。













「つーか、いるんだったらさっさとどうにかしろってんだ。【ピンカートン探偵社】の敏腕探偵ともあろうお方がよ」

「黙れ」


 威嚇と牽制のために発破されたダイナマイトの爆発の余波によってもうもうと上がる煙の霧から、人影が進み出てくる。

 山高帽子に、チャコールグレイのスーツの男――チャーリー・シリンゴが。

 手には、先程全弾放つも、今は既に装填が完了済みのウィンチェスターM1873。


「そんなことより、何故、お前がここにいる?」

「お前の探偵としての勘と推理と本能にでも聞けば?」

「減らず口を」

「ンなことより、いいのかなァ?」


 ブッチの口調が、不穏に歪む。


「下手な真似をこの俺にしてみろってんだ、シリンゴ」


 腕の中のアトリを、ぐいっ! と強引に抱え込え直す。


「……んんっ!?」

「このガキの首、へし折るぜ?」













「貴様……!」


【不死者】を倒した――というより倒れ伏せさせた瞬間、シリンゴの前に現れたのは、【不死者】よりずっと厄介極まりない相手だった。

 しかもどういうわけか、一般人を人質にとっている。


「お前という、奴は……!」

「お前、なんか誤解しちゃいねぇか? ……俺ぁ、無法者アウトローだぜ」

「そんなこと、とっくに知っていますよ……しかし! お前は、お前だけは、そういう類の無法者アウトローとは違うと」

「馬鹿なことをほざきなさるなってんだよ。くどいようだが、俺ぁ、無法者アウトローだぜ。やる時ゃどういうことだってやる奴だっての。お前らみてぇなのが相手なら、尚更」

「所詮は害獣でしかありえないわけか、無法者アウトロー!」

「買い被りすぎも大概にしろってんだよ!」


 シリンゴが上げた怒号を、ブッチは嘲笑で叩き斬る。


「こちとら無法者アウトローだってんだよ! くだらねぇ物差しで測って作られたてめぇらの流儀だの正義だのに従って軛にかかってやる義理なんざねぇっての! この、資本主義の走狗ブタが!」


 望まずとも、ブッチとシリンゴの、その応酬戦を全部、嫌でも見て聞かされる羽目になる。

 随分暴力的な言葉を吐き散らしていると思う。

 ブッチは無法者アウトローだから――否、それ以前に、敵対する相手だから当たり前なのだろうけれど。

 そんな状況の真っ只中、アトリは――


「……ッ! ……ッ!!」


 はっきり言って、もうなにがなんだかである。

 騒乱からの騒乱、修羅場に次ぐ修羅場、留まること止まること知らずの展開、怒涛に怒涛のラッシュ。

 そうなってしまったのは、恐らくアトリの羞恥心とか動揺が、臨界だか限度だかを突破した向こう側にでも行ってしまったおかげだろう。

 不可抗力かもしれないけれど、異性からの抱擁。抱き寄せられてブッチの胸板に後頭部を押し付けているおかげで。

 だけれども――


「得物を棄てな……ンでもって、ねさらせよ、チャーリー・シリンゴ。俺ぁ、やるってばね。言おうが言うまいが、決めたからにゃな!」


 言っていることは、男性いせいである以前に無法者アウトローである。

 実際、ブッチはやると言うからには必ずやるし、やると決めたからには必ずやるだろう。

 それがなんであれ――はったりをきかせまくった、嘘八百を平気で並べ立てることだって。

 ブッチを除けば、アトリだけが、それを理解している。だって、アトリを押さえこんでいる腕から力が露ほど感じられないから。

 やろうと思えば、間違いなく振り払って逃げられる。

 けれど、相手にしてみれば「不届きな無法者ブッチ・キャシディが罪なき一般人を人質として抑え込んでいる」ようにしか見えないわけで。


「さァ、どうするよ、敏腕探偵?」













 シリンゴにはったりをきかせる一方、ブッチは焦燥を募らせていた。

 ぶっちゃけ、詰んでしまっている。既に、万策尽きた。

 逃げようと思えば逃げられるだろう、ブッチ一人だけなら。

 アトリを見捨れば。

 或いは、シリンゴを殺せば。

 詰めの甘さに、ブッチは歯噛みをする。正しくないかもしれないけれども、正しいと思えるはずの選択をしたはずだった。

 だが、結果はこれだ。決まりきっていないはずの結末は、容易くブッチを裏切る。

 いつだって、いつだって――

 だが、それ故それ以前関係なく、ブッチは判断を違えていた。

 きゅばっ!

 銃声。













 生命の重さというのは、意外にも軽い。

 風に吹かれてどこまでもころころ転がっていく回転草タンブル・ウィードなんかよりずっと。

 はやさを纏ったたかが数グラムの鉛が胸を真っ直ぐ貫くだけで、人間は死ぬ、呆気なく死ぬ、あっさりと死ぬ。

 それが、【英雄】であったとしても、【英雄】に匹敵するような存在であったとしても。

 ブッチは、思わず目を大きく見開く。

 その視線の先で、膝がつかれる。

 傾いた頭から、被っていた山高帽子が落ちた。

 得物ウィンチェスターM1873を手放さなかったのは、敏腕探偵としての矜持か。


「シリンゴォ!」

「キエン・エス……」

「貴様ァァァア!」


 ブッチの赫怒の咆哮に、青仄白あおほのじろの炎を纏った【不死者】は無感動に答えた。

 ただ引き金を引くだけで、死は舞い降りる。

 引き金を引く僅かな力が、死神が振るう大鎌となる。

 どさっ、という麻袋を乱雑に転がしたような音が、やけに大きく耳朶を打つ。

 倒れたシリンゴから、血が流れ出ることはない。

 だが、放たれた銃弾は【ピンカートン探偵社】の敏腕探偵チャーリー・シリンゴの命を消し飛ばしていた。

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